この一連の記事は、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、
2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した闘病記録です。
今回の記事は、『手術日の朝』についてまとめてみます。
内容としては「起床後の準備から、部屋を出て手術室へ向かうまで」となります。
- 6時起床 寝不足でも眠くない
- 6時15分頃 早目に身支度をに始めました!
- 7時頃 嫁さん登場!お見舞い時間は関係なし!!
- 7時15分頃 主治医と弟子先生が登場!
- 8時少し前 手術室の看護師が迎えにきた
6時起床 寝不足でも眠くない
前日の夜、消灯は10時でしたがなかなか寝付けませんでした。
色々と考えてしまい、ようやく明け方になってちょっとウトウト出来ました。
起床は6時でしたが・・・。
まあ、大部屋だとたいてい誰かが5時頃からゴソゴソ始めると思います。
私も5時半には目が覚めていました。
通常でしたら、布団の中でゴロゴロして至福の時間を過ごすところですが・・・
全く眠くはありません。
そこで、ベッドに起き上がり、まずは嫁さんに携帯で連絡しました。
水も飲んではいけません!
かなり喉が渇いていました。
昨夜9時から飲食禁止のため、物凄い喉が渇いていました。
寝起きでボーッとしていた時、思わずペットボトルを飲みそうになりました。
要注意ですね。
6時15分頃 早目に身支度をに始めました!
7時半には移動できるように早目に準備してください。
と言われていたので、さっそく準備を始めました。
髭剃りはしておきましょう!
髭剃りしました。
電気髭剃りでバリバリと剃りました。
次に髭をそれるのは経過が順調だとしても「抜鈎(ばっこう)」する約1週間後になる予定です。
なので、どんなに深剃りしても間違いなくむさ苦しい髭面にはなりますが、剃っておいた方が気持ち良いと思います。
ちなみに、髭があってもなくても、手術には関係ないようです。
爪も切ってなければ切っておきましょう!
爪も切りました。
爪も髭と同じく、伸びていてもいなくても手術には関係ないそうです。
ただし、爪が伸びていると、術後無意識に顔などを引っ掻いた際に傷が付くので、
『綺麗に切りましょう!』って看護師さんに言われました。
髭を剃れ、顔を洗え、爪を切れ・・・
これだけ読むと、どんだけ私が汚いのかと思われそうですが、普通です!
トイレに行って『大』も済ませておきましょう!
これがとても重要です。
看護師さんにも言われました。
「起きたら、なるべく早くトイレに行って、済ませたほうが良いですよ!」
直前までトイレには行けます。
行けますが、T字帯という褌はいたりしてからだと面倒です。
それに、7時頃には看護師が腕に針を刺しに来ます。
その状態でトイレに行くのも困難です。
私は、早目にトイレトイレと思いながら寝ました。
そしたら、起床後直ぐに腹痛に襲われました。
更に、経過が順調だとしても術後に自分でトイレに行けるのは早くて3日後です。
それまでは、垂れ流し・・・と言うか、処理を看護師にお願いするのです。
この期に及んで何を気にしているのだ・・・と言われそうですが、
恥かしいものは恥かしいのです。
なので、出来るだけ手術前に出しておくて良いと思います。
点滴の針を付けられてからは動き難いです
点滴自体は付きませんが、腕に点滴をするための処置をされます。
具体的には、手首の裏側付近に針を刺されます。
針の部分には餃子の羽みたいなモノがあり、管は10センチくらいでした。
これを手首のところに装着されます。
テープで留めてくれるのですが、動き難いです。
しかも、何気に痛いのです!
私は特に注射嫌いだからかも知れませんが、ジンジンと痛みがありました。
7時頃 嫁さん登場!お見舞い時間は関係なし!!
7時頃、待望の嫁さんが登場です。
朝から不安で一杯だったので、顔を見た時はとても嬉しかったのですが・・・
「こんなに早く来たの?」なんて憎まれ口を叩いてしまい反省しました。
ちなみに、手術や退院日、それと緊急時の際は、面会時間は関係ないそうです。
家族であれば、病室まで入れるそうです。
ただし、早朝と夜間は病棟の入口(病院ではない)は閉ざされていますので、
どうやって入ればいいのか確認しておいた方が良いと思います。
嫁さんは、たまたま通った看護師に案内してもらったそうです。
※病棟の入口にインターホンがあるので、それを押せばよかったらしいです。
7時15分頃 主治医と弟子先生が登場!
圧迫タイツを必死に履いているところに、主治医と弟子先生が登場しました。
- 朝の挨拶
- 今日の手術は予定通り行います
- ここまできたらリラックスして任せてくれ
そんな事を言われました。
いよいよだな・・・
そう思ったら歯がガチガチと鳴ってしまって・・・
リラックスどころではありませんでした!
歯が鳴るなんて、本や漫画の世界だけと思っていたけど、本当にブルブルきました。
8時少し前 手術室の看護師が迎えにきた
予定では7時半頃に迎えが来ると言われていたのですが・・・
実際には8時少し前に迎えが来ました。
車椅子やストレッチャーに寝て手術室まで行くことも選択できるのですが、
「未破裂脳動脈瘤の患者さんは、普通、皆さん自分の足で歩きますよ!」
そう言われましたので、徒歩で移動することにしました。
目が悪い人は要注意!メガネもコンタクトも使用不可!!
手術室には私物は一切持込めません。
貴重品は当然、時計もメガネもダメです。コンタクトも着けられません。
私は極度の近視なのです。
メガネなくして生活は不可能です。
当然、歩くのも危険すぎてムリです。
手術室までは看護師が手を引いてくれると言いましたが・・・。
私の場合、幸いなことに嫁さんが居てくれました。
手術室手前まで一緒に行けるので、直前までメガネをして移動出来ました。
このメガネやコンタクトが出来ない事を知っているかいないかは、
視力の悪い人には地味ですが大事な情報だと思うので記載しておきます。
次回、『未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院2日目。手術室へ向かう~』です。
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