lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院3日目。手術後のトイレ事情はどうなっていたのか?~



この一連の記事は、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、
2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した闘病記録です。

前回の記事は、手術後2日目の午後から痛みが酷くなった件についてまとめました。

未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院3日目。術後2日目の午後から痛みが酷くなる~ - lands_end’s blog

今回の記事は、手術後の排泄方法について触れることにしました。

この件は入院する前から凄く気になっていました。
男と女でも違いがあるでしょうし、手術の内容や術後の状態は人それぞれだと思いますので、全ての人に役立つ内容かは自身がありません。
ですが、実際に手術後のトイレはどうしていたのかをまとめまてみます。

 

入院前からとても気になっていたトイレの仕方

入院する前から気になっていたのが、手術後のトイレでした。
頭蓋骨を開けるのだから、少なくとも数日は自力で歩いてトイレに行けないことは判っていました。
最初に思いついたのは、「尿瓶(しびん)にするのかな?」と言う事でした。
でも、大きい方はどうするのだろうと思い、ネットで色々と検索しました。
そしたら、怖いことが一杯書いてありました。

  • 陰茎に管を刺す
  • 耐え難い痛み
  • チリトリのような容器に寝たまま大をする
  • 屈辱的な排泄行為

などなど・・・。

怖くなり、ビビリながら手術に臨みました。

 

トイレについて意識が芽生えたのは手術2日目でした

この闘病日記でも何度か書いたように、手術日から翌朝に掛けては意識が朦朧としていたので、トイレについて意識することはありませんでした。
ICUから一般病棟へ移り、少しずつ水分を取るようになった頃に思い出しました。

「おしっことうんちはどうなってるんだ?」と。

 

生理現象(小)の対応は尿道カテーテル

生理現象を意識するようになると、陰部に違和感を感じました。
明らかに、自分の陰部の先に何かが挟まっている感触でした。
嫁さんに尋ねると、教えてくれました。
「管が出ていてその先は袋になっている、時々、黄色い液体が出ているよ!」
どうやら自分の意識とは関係なく、オシッコは出ているようでした。

下記のリンク先は、入院前に尿道カテーテルについて調べた時に見たサイトです。
心配性の方は見ない方が良いと思います。
股間が痛くなりますので。。。

www.kango-roo.com

 

尿道カテーテル挿入時、私は痛くは無かった

尿道カテーテルが挿入されている違和感はありましたが、痛みを感じることはありませんでした。
人によってはおしっこをする度に痛む人もいるそうです。
私は運がよかったのか、尿道カテーテル挿入者が優秀だったようです。
有難いことでした。

 

術後3日目に尿管を抜いた。少し痛かった

手術3日目の午前中に、尿道カテーテルを引き抜きました。
入院前からネット上で尿道カテーテル引き抜き時の痛みを調べすぎていた私は、恐怖に震えていました。
そんな私を見て看護師達が言いました。
「大丈夫!緊張すると余計に痛いから、任せなさい!!」
そう言うと私の陰部を摘んで、スルスルと抜き去りました。
痛みはありましたが、耐えかねる痛みではありませんでした。
抜き始める瞬間に「ビリッ」と痺れ、その後は「イテテ」と言う程度でした。

これも個人差があるようなので、私は運が良かっただけかも知れません。

 

数日、陰部に違和感がありました

挿入時も、引き抜き時も、痛みはそれほど酷くありませんでした。
ただ、引き抜いた後数日間は陰部に違和感がありました。

  • 排尿時に「イタッ」となる
  • 残尿感を感じている

特に問題に成る程ではなかったのですが、しばらくはオシッコをするのが憂鬱でした。

 

生理現象(大)の対応は2通り

ウンチについては、入院前に調べた時には「おまる」のようなモノで対応する。と言う知識しか手に入りませんでした。
ただ、何が気になったかと言えば「ベッドの上で排泄をする恥かしさ」でした。
人前で、しかも一般病棟の大部屋で、ウンチをしたら周囲に迷惑だろうと・・・。

実際のウンチの対応は以下の2通りでした。

 

手術日から翌朝まではオムツで対応

何度か書いているように、手術翌朝までは意識が朦朧としています。
仮に便意を感じても、ナースコールを出来ない可能性が高いです。
それゆえ、最初は大人用のオムツを履かされていました。

後になって嫁さんと話している時に思い出したのですが、ICUを出て一般病棟へ戻ってすぐにオムツを外された記憶があります。
そして、便意を感じたら直ぐにナースコールをするように言われました。
「家族が居ても遠慮するな!処理は大変だから看護師を呼べ!!」
そう言われたのを覚えています。

 

手術2日目から3日目までは差し込み便器

オムツが外れてからは、ウンチがしたくなった時には差し込み便器を下半身に当てて用を足すことになりました。
チリトリの周囲が丸く盛り上がっている感じの容器でした。

 

運良く私は便意を覚えず!

垂れ流しのような排泄で恥かしいと思っていましたが、幸い、便意を感じることはありませんでした。
我慢する気持ちが強すぎたのか便秘になり、ウンチが出たのはトイレに自力で行けるようになった手術後4日目でした。

 

隣のおっさんの例を記しておきます

隣のおじさんが便意をもよおした時の流れを箇条書きにしておきます。

  • 「●●さんどうしました~」
  • 「ウンチでそう!
  • 数分で看護師が来て、差し込み便器をセット
    おじさん曰く、「股間にタオルをかけてくれた」
  • は聞こえました
  • 「●●さん終わりました~?」
  • 「終わった!」
  • 数分でマスクにゴム手袋、前掛けをした看護師が来て処理しました。
    おじさん曰く、「拭いて貰うのが一番恥かしい

とにかく、病院の大部屋は「人間の尊厳が踏みにじられる場所」だと痛感しました。

 

手術後のトイレ事情のまとめ

オシッコは尿道カテーテルを挿入
医師から安静解除と言われれば外して貰えます

ウンチは意識がハッキリしないうちはオムツで対応
意識がハッキリしたら簡易の便器で対応

私自身は尿道カテーテルの痛みが少なかったからかも知れませんが、オシッコにしてもウンチにしても、痛みより羞恥心の方が勝っていました

今回は汚い話となり失礼しました。

 

次回は『未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院3日目。夕飯が出たけど・・・食えるかよっ!!~』です。

 

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