2025年3月8日、鹿島アントラーズは柏レイソルのホームに乗り込み、、2025年J1第5節を戦いました。
柏は2025年シーズンは新監督にロドリゲス氏を迎え、彼の方針に沿った補強を行うと、彼の教え子たち中心となって躍動し、なんと、第4節終了時点で首位!
鹿島が上がるには叩くしかない訳で、そういう意味では「やること」が判りやすくて有難いと言えば有難い。
残念ながら、2024年シーズンにオフに柏へ戻った仲間は怪我のようですが、リカルド監督とよっぽど波長が合うのか垣田が前線で暴れていて要注意ですし、浦和からゲットした小泉がこれまたリカルド体制で水を得た魚のように中盤で活躍しているので、なかなかの難しい試合になりそうな予感で、ホーム3連勝を飾ったアントラーズにとって、一つの試金石になるなぁ・・・
そう誰もが考えていた試合は、アントラーズがレオセアラの活躍で押し切り、勝点3をもぎ取って茨城に帰りました。
やっぱり点取り屋って最高だなぁ~
久しぶりにそれを実感させてくれたレオアセアらのハットトリックで、アントラーズが4連勝を飾った2025年J1第5節(アウェイ)鹿島VS柏戦の記録です。
- 2025年J1第5節(アウェイ)鹿島VS柏戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第5節(アウェイ)鹿島VS柏戦の試合内容と感想
- 2025年J1第5節(アウェイ)鹿島VS柏戦を観戦して感じたこと
- まとめ
2025年J1第5節(アウェイ)鹿島VS柏戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 3-1 柏
前半26分 レオ セアラ
後半5分 レオ セアラ
後半12分 久保 藤次郎
後半17分 レオ セアラ
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
22 濃野 公人 ⇒後半39分20 舩橋 佑
55 植田 直通
MF10 柴崎 岳 ⇒後半16分13 知念 慶
14 樋口 雄太
25 小池 龍太
27 松村 優太 ⇒後半28分19 師岡 柊生
FW 9 レオ セアラ ⇒後半28分11 田川 亨介
40 鈴木 優磨 ⇒後半39分3 キム テヒョン
シーズン序盤のスタメンはこの11名で確定のようだ。
よほどの事が無い限りは、しばらくはこのメンバーがファーストチョイスなのだろう。
ただ・・・
助っ人ならチャッキーやターレスもいるし、三竿、荒木、田川、徳田も控えている。
現状のスタメン組も気が抜けないのは良い状況だと思う。
2025年J1第5節(アウェイ)鹿島VS柏戦の動画ハイライト
鹿島の得点シーンはどれもこれも美しい。
そしてレオセアラの凄さを感じさせる。
彼をきちんと活かせれば鹿島に点が入る!
それはどうやら間違いないである。
2025年J1第5節(アウェイ)鹿島VS柏戦の試合内容と感想
3連勝がホームだったからなのか?
近年、鹿島が苦手にしている3バックに対して・・・
好調の柏にどう挑むのか?
色々と気になる点が満載で、頭の中がモヤモヤしたまま、試合開始となりました。
前半総括:決定力を見せつける
鹿島としてはしっかりと柏対策を施しており、小泉や原川など中盤の選手に自由にプレーする時間とスペースを与えないことに成功した。
それでも、垣田が抜け出した時はヒヤッとしたが、早川の守備範囲に収まってくれたので助かりました。
一方鹿島の攻撃は両サイドからのクロスが多く、レオセアラを活かす!というチームの意思が感じられる中で迎えた26分。
優磨のポストプレーからのスルーパス。
松村の抜け出しとクロス。
安西の大外へ回り込むアイデアとレオを活かすクロス。
安西の動きに合わせてちゃんと動き直しをしてマークを外したレオ。
体幹の強さと高い技術でゴールをゲットしたレオ。
実に見事な先制点でした。
後半総括:レオセアラ劇場で柏を退ける!
いとも簡単に点を獲っているように見える。
しかし、フルタイムでの映像を見返せば判るが、2点目の際は松村のスピードとグラウンダーのクロスが通るように、きちんと調整してゴール前に走りこんでいる。
1点目の際の松村のクロスが通らなかった点を反省しているようだ。
3点目のゴールも小池のパスを見事なトラップで、パスもシュートも打てる位置に抜け出したのが見事でした。
その上、GKが最も処理しにくい脇の下へのコントロールショット。
いや、本当に凄い。
他のアントラーズの選手も凄いことをやっているのだが、この日のレオのプレーはレベルが段違いだった。
最後は早川がFC東京戦でのミスを取り返す「ザ守護神」のセーブを連発し、流れを柏に渡しませんでした
試合終了:。敵地で勝点3をゲット!
最後まで鹿島が試合の主導権を握り続けました。
5バックにしましたが、選手たちの攻撃的な守備は見ていて安心出来ました。
田川の新喜劇みたいなズッコケからFKを与えたシーンもありましたが、まあ、2点差あったので、ヨシとしよう。。。
2025年J1第5節(アウェイ)鹿島VS柏戦を観戦して感じたこと
監督の指導力ってのは本当に大切なんだな・・・
それと、点取り屋ってやっぱりいるといいな!
それを実感したアウェイ柏戦でした。
鬼木体制における選手の目の色が違う
今までの監督の元で選手がやる気がなかった訳ではない。
ただ、スタメンで出る選手とそれ以外の選手の間に、モチベーションで差があったのは確かだと思う。
また、起用される、起用されないの基準が、サポーターはもちろん選手自身にとっても分かりにくかったように思う。
しかし、鬼木監督になってからは、基準に判りやすさを感じられる。
足元の技術、球際で負けない、プレスの掛け方、勝ちに拘る姿勢。
もちろんこれだけでは無いと思うが・・・。
この監督が求める基準を、柴崎だろうと優磨だろうが2024年ベストイレブンの知念だろうが、満たせない(疲れで出来なくなった)と判断すれば、躊躇なくベンチスタートとしたり、交代させる手腕は見事だと思う。
この、スタメン選手の選び方が選手ありきではない点や、交代する選手や時間帯が固定されていない点は、ベンチやベンチ外の選手にとってモチベーションが上がるやり方であるに違いない。
だから、ベンチの選手が常に目をギラギラさせているのだと思う。
チーム状態は良いと思う。
レオセアラ~レオセアラ~レオセアラ~
ハットトリックを決めた瞬間の実況の下田さんの連呼を、これから先のシーズンで何度でも聞きたいと思う。
そして、何度でも聞けると確信出来るくらいに、レオセアラの技術の高さを感じさせる3得点でした。
ヴェルディ戦や新潟戦でレオセアラを活かすようなパスやクロスが増えてきたので、FC東京戦では生レオセアラの爆発を楽しみに観戦しました。
しかし、残念ながら開幕戦のようにレオセアラが孤立している印象が強く、正直、もう少しラフにゴール前に放り込んでいいのでは?と感じました、
そんな素人の願いが通じた訳ではないのでしょうが、安西のふんわりクロスは最高でした。対処しやすそうなボールスピードでしたが、中でレオセアラはDFと駆け引きしていましたから、相手からすれば守りづらいはずです。
2点目の、松村がゴールライン際まで抉ってマイナスに出したパスに対しては、ちゃんと前半での反省点を活かしていて、ゴール前に飛び込むタイミングと場所を調整しているなど、フィジカルが凄いだけではなく頭もいい!
きっとチャッキーは「闘争心」を掻き立てられているに違いありません。
レオセアラならば、チャッキーとも上手く共存出来るような気がしますので、チャッキーがベストの状態に戻るのが楽しみでなりません。
荒木!かならずチャンスは来る!!
開幕スタメンを勝ち取った時には、鹿島に帰って来て良かったと思ったことでしょう。
でも、結果が出ず、監督が方針を調整したこともあり、第2戦からはずっとベンチ。
しかも、まったく出番なし!
本人も期することあるでしょうし、ストレスも溜まるでしょう。
それでも、荒木にとって幸いだったのは2025年からベンチメンバーが7人から9人に増えたことだろう。
7人のままだったらベンチ外だったかも知れないが、9人になったことで全ての試合でベンチに入ることが出来ており、そのことで目に見えるものがあるはずです。
まさか鬼木監督が「目で見て学べ」とベンチ枠の1つを荒木に与えているとまでは思いませんが、でも、そう思わせるくらいに、ベンチで試合を見させています。
フリークスに加入していると見ることが出来る練習動画では、荒木の技術はやはりピカ一であることを考えると、監督の求める基準に達した時には間違いなくスタメンの一角を占めるに違いない。
だからどうかその日に向けてに、腐らずに、虎視眈々とチャンスを手にする準備を続けて欲しいと思います。
まとめ
きっと、今のアントラーズの戦い方は、シーズン前に鬼木監督が思い描いたプレースタイルでは無いのでしょう。
でも、今のアントラーズの結果は、鬼木監督が思い描いた結果に近いのでしょう。
この超リアリストな面が、鬼木監督が今までタイトルを獲って来た理由でしょうし、さらには「無敗記録とかには正直興味がない。ただ、勝ちたい」と、監督自らがその想いを口にすることで、選手たちにも「試合に勝ちたい」という気持ちが浸透していくのでしょう。
次の浦和戦が楽しみです。
どんな戦い方をして、勝ちきるのだろうか?
3年連続で2分が続いている浦和との関係を、良い形で打ち切って欲しい!
その上で、ホーム勝利記録が積み上がれば言うことなしだ!
頑張れアントラーズ!
カシマスタジアムを熱狂の渦へ!!
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