2024年2月23日、鹿島アントラーズは名古屋グランパスのホームに乗り込み、2024年J1開幕（第1節）を戦いました。
2023年シーズンが終了してから、サポーターの心は嵐の中の船状態で、上がったり、下がったり、新監督と新チームを応援すると心に誓っても、やっぱりサポーターとしては内部まで見えない分だけ不安が募る訳であり・・・。
そんなサポーターの背中を、ドーンと叩いて安心させてくれる、最高のスタートを切ってくれました。
まだ1勝でしかないし、何も手にしていないのは確かです。
でも「千里の道も一歩から」ですから。
鹿島サポーターの全てが、仲間の笑顔に惚れてしまった・・・
2024年開幕戦（アウェイ）鹿島VS 名古屋戦の記録を残しておきます。
- 2024年開幕戦（アウェイ）鹿島VS 名古屋戦の試合結果、及びスターティング＆交代メンバー
- 2024年J1開幕（アウェイ）鹿島VS 名古屋戦の試合内容と感想
- 名古屋戦で感じたこと
- やっぱり経験値のあるCBが必要だよ
- アントラーズの次の試合はホーム開幕（セレッソ）戦！
- まとめ
2024年開幕戦（アウェイ）鹿島VS 名古屋戦の試合結果、及びスターティング＆交代メンバー
鹿島 3-0 名古屋
前半19分 仲間 隼斗
後半2分 チャヴリッチ
後半17分 仲間 隼斗
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 濃野 公人 ⇒後半24分16 須貝 英大
55 植田 直通
MF13 知念 慶 ⇒後半40分30 名古 新太郎
14 樋口 雄太
25 佐野 海舟
33 仲間 隼斗 ⇒後半43分77 パレジ
FW7 チャブリッチ ⇒後半24分40 鈴木 優磨
8 土居 聖真 ⇒後半0分15 藤井 智也
試合前の記事で予想したスタメンが完璧に当たるのは、正直なところあんまり無いのでなんだか嬉しいような恥ずかしいような・・・。
個人的には土居と知念に期待していました。
知念は想像以上のフィットした姿を見せてくれましたが、土居は残念だった。
悪いことはない。キーマンになっていたし、技術はやっぱり高かった。
それでも変えられてしまったのには「理由」があるんだろうなぁ。
2024年J1開幕（アウェイ）鹿島VS 名古屋戦の動画ハイライト
試合が終わって数日経つが、まだ「MATCHDAY」は公開されない。
きっと気合入れて作りこんでいるのだろう。
仕方ないので、普通のハイライトを貼っておくことにします。
鹿島が勝った時のハイライト・・・
何度観ても飽きません。朝食喰いながら、昼飯喰いながら、夜、家に帰って一息ついた時、寝る前に良く寝るためと呟いて観て（寝れなくなる）・・・
2024年J1開幕（アウェイ）鹿島VS 名古屋戦の試合内容と感想
アウェイの地へ、物凄い数の鹿島サポーターが集結している。
どんな時も、選手の背中を支えようと敵地に乗り込む人たちは心から尊敬します。
前半総括：主導権は仲間が引き寄せた
固い・・・
堅い・・・
いや難いか・・・。
シーズン初戦だなぁと感じさせる両チームの序盤でした。
そんな中でも、鹿島は仲間、名古屋は和泉が、エンジン全開で縦横無尽に駆け巡っていました。
前半7分のユンカーのシュートがヒットしていたら、もしかしたら試合のスコアは真逆になっていたかも知れません。
でも、チャンスを掴んだのは仲間の「男気」でした。
記念試合に、嫁さんのために、そして仲間を信じて・・・
飛び込んだ目の前に絶好のボールが落ちてきて、巧みなボディコントロールでボレーを放ち、鹿島に「勝ち運」を引き込んでくれました。
前半終盤、名古屋ペースになりましたが、知念と佐野のコンビが躍動し、最終ラインも身体を張り、何とかリードを保ったままハーフタイムへ！
後半総括：チャッキー、マジで本物だわぁ！
チャブリッチは前半はイマイチ出し手との呼吸が合わない感じでしたが、流石、チーム随一のコミュニケーション能力を誇る男は違いましたが。
左サイドでボールを受けた安西は、ルックアップしてチャッキーの位置を確認すると、迷うことなくゴール前に見事なクロスを放り込み、相手DFの拙い守備も重なり、チャッキーが頭で追加点！
点を獲った後、興奮して鹿島サポーターの席に吠えている姿はカッコイイ！
クールなようでいて、ハートはけっこう熱い！
そして3点目！
ここ数年で一番見たかった形の1つでした。
カウンター+力強いドリブル+技術の伴ったクロス
仲間が2点目をゲットして試合を決めてくれました。
名古屋も何度かチャンスを作りますが、後半に入っても佐野と知念のエンジンは衰えず、安心して観ていられました。
鹿島としては、怪我明けの優磨の慣らし運転、パレジの公式戦での顔見せなども出来たので良かったのではないでしょうか。
試合終了：試合終了
敢えてなのか、それとも、経験値不足なのか、「鹿島り」がどうもぎこちない感じでしたが、名古屋を零封して完勝！
ポポ監督の初陣としては開幕戦でやりたかったことはほぼ出来たように思います。
名古屋戦で感じたこと
試合前の記事では、例年以上に開幕戦が大事だと書きました。
単に開幕戦勝利と言うだけなら、岩政さんが2連連続で勝っていますから。
でも今年は、色んな事があって、色んな想いが詰まっていて、みんな明るさの裏にどこかに「不安」を覗かせている・・・
そんな感じだから、どんな形でも良いからまずは勝利！
と思っていたら、ちゃんとポポスタイルで「勝利」！
最高のスタートになったと思います。
そんな最高の開幕戦ですが、個々に観ると色々と気付くこともあり・・・
- 関川の成長か？運の良さか？
- チャブリッチのプレー
- 土居はどうして藤井に？何故に松村でない？
この3つにちょいと触れておきます。
関川の成長か？運の良さか？
この日の前半の関川はあまり良くなかったと思います。
動きが硬いし、キレもないし、意識は縦パス過ぎるし・・・
前半7分のユンカーのチャンスに繋がったパスミスなんて、改めて見直すと「あり得ないレベルのパスミス（判断ミス）」だと思います。
他にも、前半はどうも「フワフワ」した感じが否めませんでした。
仮にユンカーのシュートが決まっていたら、それこそ、ボロボロになって「CB問題」が爆発していたかも知れません。
でも、ユンカーはシュートをミスったし、それ以外でも「クリティカルなミス」にならなかったのは、「運」が良かったとしか思えません。
一方で、後半の関川は「中身が入れ替わって」ました。
前半は「誰だったんだ？」と言う位に酷い出来でしたが、後半の関川は、ポジションもパスも対人も全てが「昌子」を追い詰めた「鹿島のCB」としてのプレーでした。
良くなかった前半を、誰かの助言があったのかは判りませんが、しっかりと建て直したところに、関川の成長を感じました。
チャブリッチのプレー
得点を決めたし、アシストしているし、守備でも献身的だし、ドリブルも安定感あるし、フィジカルも強いし・・・
素人も玄人も、軒並み高評価のチャブリッチ！
確かに、たった1試合ですが、私も魅了されましたし、これからの活躍は間違いないと感じました。
核心に至ったのは、2つ。
1つはちゃんと守備もするところ、しかも、力を抜いているから気配が感じ辛いのか効果的！
もう1つはかなり冷静なところ。今後、執拗なマークやファイルを繰り返された時にも冷静で居てくれるかは判りませんが、冷静にプレー出来るのは高評価です。
それから、個人的に、凄いなこの人と思ったプレーは3点目の始まりです。
樋口とワンツーする前に、タッチライン際から大きくクリアしたボールを右足でトラップするシーンです。相手の足は届かず、自分が何とでも出来る位置にボールを収める技術。プロなら当たり前かも知れませんが、身体のバランスを崩さずに簡単に行ったプレーに凄さを感じました。
土居はどうして藤井に？何故に松村は選ばれない？
個人的には、土居は悪くなかったと思うのです。
ただ、追加点を獲って勝つために、攻撃のギアを上げるにはバランス型の土居ではなく、攻撃重視の藤井に交代して中央を樋口にした方が良いと判断したからだと思うのですが・・・どうでしょうかねぇ。
交代で出場した藤井は昨年までと比べ、迷いが吹っ切れたのか、自分の武器を思いっきり振り回していて好印象です。
ただ、個人的には松村を見たいと思っていたのですが、藤井と松村の両選手をベンチに入れるのはバランス的にも良くないので、戦前の予想の通り、藤井一人しかベンチには入れなかったのは残念です。
ポポ監督が藤井を選ぶのは何を買ってるのだろう？
藤井はどうしてもサイドを抉ってのパスや切り込んでのシュートに対し、「一か八か」的な感じがしてなりません。
松村も決して足元が上手い訳では無いと思いますが、昨シーズンの終盤に会得しかけていた「ミドル」は、藤井には無い武器だと思うのですがねぇ・・・。
やっぱり経験値のあるCBが必要だよ
開幕戦の植田と関川を見て、今年もCBはそうそう大崩れはしないと感じましたし、昨シーズンに在籍したCBが相次いでチームを去ったのも判らんでもありません。
しかし、何度もこのブログで触れてますが、怪我だけは「どんなに努力」しても「絶対に避ける」ことが出来るものではありません。
その時、若手や急造のDF陣になった時に、どんな状態になるのかは、奇しくもこの日の対戦相手である名古屋のDF陣が実例として見せてくれました。
個々の能力が特別に低い訳ではないけど、連携や経験値が無いとどうなるのか？
開幕戦、3点獲って、さらに無失点で、快勝したからこそ、早目にリスクヘッジして欲しいと思います。
アントラーズの次の試合はホーム開幕（セレッソ）戦！
シーズンは開幕したが、やはりホームで試合を迎えてこそ、気持ち的にはシーズン開幕と言えます。
2024年の対戦相手はセレッソ！
まさかのフロンターレ3連戦かとヤキモキしていましたが、何とか逃れましたね。
3年連続だったら、絶対にリーグの嫌がらせに違いないと思ってたので～
試合日の天気は晴れ！ただし極寒との予報とのこと。
試合前にしっかりともつ煮を食べて、身体を温めて選手の応援をしたいところです。
対戦相手のセレッソですが、開幕はFC東京にレンタルしている荒木に2発を決められてドロー発進です。
昨シーズン最終盤に失速（8戦1勝）した状態のママでは無いと思います（鹿島だって7戦1勝だったけどほぼ別チーム）が、どんなチームを目指しているのでしょうか？
代表に定借しつつある毎熊頼み？
新外国人が機能することに掛けてる？
香川や清武が怪我をしないことを祈ってる？
どうなのでしょうかね・・・。
そういえば、昨年ホームでの対戦時は燃えました。
ピトゥカの退場で数的に不利になってからは、選手もサポーターも一丸となって戦い抜いて勝点をもぎ取ったあの試合。あの時はまだ、奇跡は起こせると信じていたんだけどなぁ。
今年の対戦でも、あの試合のような熱いハートを見せて欲しい！
まとめ
2024年もJリーグが無事に開幕した。
31年目のシーズンに突入です！
鹿島が開幕戦に勝って気分が良いので、他チームの試合も色々と観戦しました。
特に、鹿島を旅立った選手の動向は気になって、試合を観ていました。
結果の出た選手もいるし、思うような結果にならなかった選手もいます。
12月、鹿島は鹿島として最高の笑顔で、彼らは彼らとして充実の顔で、シーズンを終えることが出来れば良いと思うのですが・・・。
次節は久しぶりのカシマスタジアムです！
息子を誘ったら、ハム焼き3本ね！と言われましたが快諾しておきました。
そう言えば、ハム焼きの売り場が変わったらしい。
先日、サポーター仲間から教えてもらいました。
これ、絶対に迷う人が出ると思う・・・。もっと周知が必要だよ～
まあ、ハムはさておき・・・
新チームを見るのが楽しみです。
今年もこの言葉を大切にして応援しよう
献身、誠実、尊重
SPIRIT OF ZICO
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