lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ジーコと共に~沖選手の移籍に思う、GKというポジションの苛烈さ!~



2023年12月27日、アントラーズ公式HPで生え抜きの息子の一人が独立する旨、発表されました。

アカデミーからアントラーズ一筋のGK沖 悠哉選手選手が清水エスパルス完全移籍でとなりました。

www.antlers.co.jp

鹿島でプレーした選手の退団のニュースは、どのニュースも寂しく、悲しく、色んな想いが募るものですが・・・。

ジュニアユースからアントラーズ一筋の沖選手の退団は、比べようのない寂しさと残念さが募ります。

沖選手のサッカー人生を、これからも応援したいと思います。

 

地元出身のGKでバトンタッチを・・・

茨城県鹿嶋市にスタジアムを構えるチームの守護神は、鹿嶋市出身の曽ヶ端準が1998年から長いこと守り続けていました。

終盤、スンテとスタメンの座を激しく争うも、2020年に若い沖が守護神の座を掴んで第3GKになると、安心したのか、ついに引退。

なにしろ沖は曽ヶ端と同じ鹿嶋市出身であり、正直、こんな血のつなぎ方ってあるんだなぁ・・・と感心するような守護神の受け渡しでした。

スンテにしても思うことは多々あったと思いますが、2018年にACLを獲って役目を果たしていたこともあるのか、悔しさを表に出さずに若い沖へ積極的に指導する姿を見ていると、このままスムーズに守護神の座は移るのかと思いましたが・・・。

 

ベテランの矜持は半端ない

スンテは、沖に対し、彼の経験値不足を補い、弱点を克服できるように、全力で己の経験を惜しみなく伝えていました。

試合後に、側に寄り添って身振り手振りでレクチャーしている姿は、まるで父親のようでもあり、観ていて微笑ましくもアリ、心強くもありました。

しかし・・・
流石にACLを3度獲った漢は一味も二味も違いました。

全力で沖をサポートしつつ、自分が沖に負けているフィールディングの部分を徹底的に磨き上げ、2021年シーズンに沖が伸び悩んでいると、終盤になって「ガシッ」とスタメンの座を奪い返し、息子の高い壁となってみせました。

 

早川の存在

迎えた2022年シーズン、チームは初の欧州人監督を招聘
そうなると、諸々のスタメンは一からスタートとなるので、沖の再登板もあるかと思いましたが、新監督はスンテを選択。

ところがその新監督も夏に解任され、岩政監督が就任すると、誰もがGKはスンテと沖の再度の一騎打ちと思っていたら・・・秋になって監督が選んだのは早川!

2021年シーズンに常と共に明治からやってきたGK。
初年度は天皇杯で1試合出ただけで、あまり印象に残っていなかったのですが、抜擢されるとその試合を契機にスタメンの座を奪取!

沖よりも足元が上手くて、フィードもまあ正確で、ハイボールの苦手度合いは一緒だけど、メンタルは明らかに強く・・・。

沖との決定的な差は何か?

と言われたら、私は「経験を着実に消化して形にしていること」だと思います。

沖は抜擢当初から「そこそこ良く」て、でも「そこから進化」が何年、何試合を経てもあまり感じられない。
一方の早川は同じく抜擢当初から「そこそこ良く」て、でも「そこから進化」が試合を重ねるごとにかなり感じられる。

何となくですが、この差が、岩政監督に早川を起用させ続けた結果なのではないかと思いました。

 

GKというポジションの過酷さ

今更ではありますが、あらためてこの数年の守護神の座の移り変わりを見ていると、GKというポジション程、苛烈な争いを強いられるポジションは無いと思いました。

2017年から考えても・・・
曽ヶ端、スンテ、沖、山田、早川、ウィジョン

それぞれ特徴がある選手達を抱えていましたが・・・

1人しか試合には出れない!

他のポジションなら、類まれなる才能に恵まれた選手が複数人いたら、普通はその選手を活かすチーム編成や戦術を選択するが、GKだけは、例えワールドクラスのGKが2人いても、絶対に一人しか出れない!

一方、チームとしてはその一人にずっと任せておくと、世代交代に失敗してしまうので、定期的に若手や中堅を獲得するが、多くは牙城に跳ね返される。

努力と実力だけではどうにもならない・・・
タイミングと言うも掴まないといけないポジション。

ハム焼を食べて観戦するだけで良いと宣言する我が息子が、リアルでサッカーを始めることはたぶん無いとは思う。

だが、仮に始めた時に、彼がGKやりたいと言ったら、「やめとけ」と言いそうな自分がちょっと情けない。

改めて思うのは、GKでプレーしている選手は、GKと言うポジションを選択した時点で、相当なメンタルの強さがあると思う。

 

まとめ

沖選手と言えばスンテ選手のレクチャーだ。
試合中にピッチ脇にまで飛び出して指示するスンテの姿と、試合後のスタジアム内で挨周りの最中にずっと横についていた姿・・・。

あれがまさに「愛情」だと思う。

真剣に向き合い、時に怒り、時に諭し、時に慰め、共に笑う・・・。

あの掛け替えないの時間を過ごしたからこそ、沖は移籍を決意したのだと思う。

貴重な教えを無駄にしないために!

頑張れ!沖選手!!

清水で守護神に君臨する沖選手とまみえる日が楽しみです!!!

 

どこにいても
ONE FAMILY!
カシマスタジアムで待つ!! 

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