2025年10月26日、鹿島アントラーズは京都サンガのホームに乗り込み、2025年J1第35節を戦いました。
第33節ガンバ戦、第34節神戸戦、2試合連続でスコアレスドローとなり、気付けば柏が勝点差3で背中に迫ってきました。
しかも、彼らはガンバに大量得点で勝利したので、得失点差も肉薄・・・。
残りの対戦カードや日程を考えると柏は怖いなぁ・・・。
と思いつつも、まずはホームで屈辱の逆転負けを食らった京都へ引導を渡すべく、アントラーズは京都へ乗り込みました。
クラブアドバイザーのジーコも来日して気合十分で乗り込んだはずですが、試合内容はは直近2試合と同じような展開となりました。
守備陣が大崩れする感じはないが、中盤から前、特に前線4人に輝きが戻ってはいませんでした。
それでも最後には、鹿島が脈々と受け継いで来た勝負強さをエースである鈴木優磨が体現し、勝点1を手にしました。
2025年J1第35節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の記録です。
- 2025年J1第35節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2025年J1第35節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の試合内容と感想
- 2025年J1第35節(アウェイ)鹿島VS 京都戦を観戦して感じたこと
- まとめ
2025年J1第35節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-1 京都
前半36分 マルコ トゥーリオ
後半51分 鈴木 優磨
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF3 キム テヒョン
22 濃野 公人
25 小池 龍太
55 植田 直通
MF6 三竿 健斗⇒後半36分71 荒木 遼太郎
18 エウベル⇒後半27分27 松村 優太
20 舩橋 佑⇒後半0分13 知念 慶
77 チャブリッチ⇒後半38分34 徳田 誉
FW9 レオ セアラ⇒後半27分11 田川 亨介
40 鈴木 優磨
シーズン最終盤になって、ようやくボランチの組み合わせが想定しやすくなってきた。
守備力を意識するなら知念、攻撃を意識するなら舩橋。
不動は三竿となりつつある。
残念ながら岳さんはベンチにも入らなくなってきた。
それにしても・・・
この攻撃力で得点が獲れないのは残念である。
ジーコの喝が必要かも知れません。
2025年J1第35節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の動画ハイライト
優磨の執念か、チームの執念か、サポーターの執念か、何かがラストワンプレーに乗り移ったように思う。
3試合連続無得点が目前に迫ったところで、エースが決めてくれた。
これを何かのきっかけにしたいところである。
それにしても動画のサムネの優磨の表情・・・。
何故だか見ているだけで胸が苦しくなる。
スタジアムに行かなくては!!
2025年J1第35節(アウェイ)鹿島VS 京都戦の試合内容と感想
鹿島の守備力が京都を抑えきるか、それとも京都の攻撃力がこじ開けてくるか?
正直、鹿島の大量得点をイメージ出来ないだけに、試合を成立させるには鹿島の守備力ではないかと思っていました。
前半総括:輝きが戻らないファンタスティックフォー
序盤の京都のプレーは、鹿島からした想定外だったと思う。
京都は、敢えて試合を殺してきたように感じました。
パスを繋ぐとか、サッカーで鹿島ゴールを目指すのではなく、敢えてファウルを連発してでも、鹿島のリズムを壊すことで鹿島の攻撃を無力化するような策だったように思います。
それゆえ、前半25分くらいまでは、どちらも「酷い」サッカーだった。
その後、徐々に京都が鹿島サイドへ侵入する回数が増えていき、一瞬のスキを突かれてペナルティ内へパスを通され、見事に決められてしまった。
好調だった鹿島守備陣とGK早川も、どうにもならなかった。
失点後、鹿島はそれほど前掛かりにならず、京都も守備的にもならず、どちらかと言うと試合序盤と同じようなサッカーを殺すような展開が続きました。
後半総括:若鹿達の躍動が、鈴木優磨の足に乗り移った
舩橋が悪い訳ではないけど、これ以上の失点は避けないといけないことと、ボランチの得点力も上げることを考えて、ハーフタイムで舩橋⇒知念へ。
後半は京都の重心が下がったことで、試合主導権は展開は鹿島が握ります。
しかし、最後の部分の精度が良くなく、決定的な場面は増えません。
疲れの見えるレオとエウベルを田川と松村に変えますが、京都も直ぐに3枚替えを行い体力面で優位には立てません。
とにかく点を獲らないとどうにもならない鹿島・・・
鬼木監督が策を打ちます。
ボランチの三竿⇒荒木、チャッキー⇒徳田。
その上で足が万全でなさそうな優磨は敢えて残します。
この交代後は鹿島が主導権を手にして怒涛の攻めを見せますが、それでもゴールが遠く、最悪の結末を覚悟をし始めたアディショナルタイム6分・・・。
テヒョンからのロングフィードを田川が必死にキープして、横の松村へパス。
松村は敢えて縦ではなく内へ切り込んでふわっとしたクロスをファーサイドへ放り込むと、そこには優磨と知念。
足が攣って思うように動けない優磨は、相手DFに身体を預けるようにしながら右足で丁寧に合わせると、京都ゴールにボールは吸い込まれて行きました。
試合終了:首位に踏み止まった勝点1
待望の得点が鹿島に勝点1をもたらしました。
この勝点1は大きい。
リーグ戦残り3試合、柏がどれだけ大量得点をして連勝したとしても、鹿島優位は変わらない状況を作り出したのだから・・・。
2025年J1第35節(アウェイ)鹿島VS 京都戦を観戦して感じたこと
神戸戦に続き京都戦も、ラスト5戦を前にしてブログに書いた「鹿島が優勝するための必要なこと」に照らし合わせつつ振り替えるとします。
- スーパーカルテットは爆発したのか?
- キムテヒョンの進化は見えたか?
- 荒木と柴崎の輝きは?
以上の3つです。
スーパーカルテットは爆発したのか?
ガンバ戦、神戸戦、そして京都戦も鹿島が誇る「スーパーな前線4枚」は不発に終わりました。
本当に、どうしてこれほどの面子が居るのに、得点チャンスすらも作れないのか?
コンディションがあまり良くないのは確かでしょうが、それでもこの前線を揃えて点が取れないのであれば、監督も「お手上げ」だろう。
ちなみに、直近の試合では最終盤に選手を入替えると押せ押せになるので、最終盤に投入される面子でスタートから戦ってみれば・・・と一瞬思ったりするが、終盤の相手の体力や方針(守り重視)なども影響してると思うので、スタメンで出たら結果が必ず出るとは言えないだろう。
いずれにせよ、レオ、チャッキーを活かしきれないとタイトルを逃してしまいそうで本当に怖い。
キムテヒョンの進化は見えたか?
神戸戦と同じく、1試合通しての評価するならんば、CBとして及第点のプレーだったと思う。
だが、やはり「良かった時」の「テヒョン」では「ない」と思う。
間違いなく、頭のイメージと実際の身体の動きがリンクしておらず、「イライラ」しているようだ。
相手も悪いが相手選手を投げたシーンなどは、一歩間違えばカードの色が変わることもあるので、冷静さを取り戻して欲しいと思う。
ただ、光明もあった。
鹿島の同点弾の起点はキムテヒョンのロングフィードからだった。
対角線に蹴りこんだ見事なフィード・・・。
あれを試合序盤からもっと出せないものだろうか?
荒木と柴崎の輝きは?
柴崎はこの日もベンチにも入りませんでした。
コンディション不良でないとしたら、ちょっと、寂しい。
荒木は京都戦でも切り札的に投入されました。
やっぱり上手いし、身体のキレはとても良いと思う。
きっと1点獲ればバンバン点を取れるような気がする。
次の横浜FC戦で、荒木スタメンはどうだろうか?
レオやチャッキーと組む荒木が見たいのだが・・・。
まとめ
柏がまた歩を進めてきた。
ピッタリと背中に貼りついている。
ただし!
残り3戦を鹿島が全勝すれば
どれだけ柏が大勝を重ねようが
鹿島が間違いなく優勝出来るのだ!
鹿島の選手達よ
タイトルを掲げてくれ!
頑張れアントラーズ!
シーズン最後に笑いましょう!!
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