気付けば2023年も11月となり、残り2か月となってしまった。
月日が経つのが早く感じる歳になったなぁ・・・
と凹むところですが、個人的には10月中に鹿島の全タイトルの可能性が消え失せたことの方が大事で、悶々とした秋を過ごしています。
天皇杯も、ルヴァンも、そしてリーグも、全部可能性がなくなるなんてなぁ。
岩政監督は、アントラーズが取り組んでこなかった、または置き去りにしてきた「何か」を手に入れるために、敢えて茨の道を選んでくれたこともあり、チームもサポーターも「待ち」の姿勢を維持している人が多いです。
ジックリと腰を据えて取り組むのは悪いことではないのだが、本当にこれでいいのだろうか・・・?本当に全ての選手が現状に納得しているのだろうか?
鹿島の練習を観に行った仲間からはそんな疑問の声が聞こえるようになり、この先にちょっぴり不安を感じるようになった。
そこで、今、感じていることと、2023年シーズンに残された残り3試合で、チームに見せて欲しいと思うことをまとめました。
素人には謎のままである監督が目指している場所
昨年8月に正式に監督に就任した岩政監督は、アントラーズが取り組んでこなかったことに敢えて取り組み、どんな相手にでも、どんな時代にでも、通用する強いチーム作りに取り組んでくれている。
実際、以前と比べればボールを保持して自分達がどんなアクションを起こすのか主導権を握ってるプレーが増えたことも判ります。
でも、勝てていない現実もある。しかも、「敢え無く敗戦」が多い。
それは単に結果だけであり、素人が外部から見ているから、本質が判らないのだ!
そう言われれば、それもその通りだとは思う。
だが・・・
未だに選手達のプレーに戸惑いや迷いが垣間見えることはどうなのだろう?
中断中のトレーニングマッチや起死回生を狙ってスタメンを変えた時に、愕然としながら「何してるん?」と呟くようなプレーを、就任1年を過ぎても繰り返すのは、目指しているゴールが「選手にも見え難い」のではないだろうか?
そんな気持ちが日に日に強くなる。
だから、監督を交代すれば良いのかどうかは判らないのだが・・・
判りやすいゴール地点が無いのは「競争原理」が働かないように思うのだがどうなのだろうか?
シーズン残り3試合のカードは意義深い
残されたのはたった3試合です。
でも、対戦相手を考えると、とても大切な試合になると思う。
もしかしたら、この先数年の鹿島の行末を決めるくらいに、重要な試合になるような気がしてなりません。
第32節・ホーム柏戦
9月16日にホームで行われたC大阪戦(27節)で勝利して以来、約2か月に渡って鹿島サポーターは勝利を味わっていません。
まずはこの不甲斐ない結果に対し、監督と選手には「結果」で見せて欲しい。
相手は、残留争いの真っ只中であり、かつ天皇杯の決勝を控えている相手だ。
そのような相手に対し、しっかりと「目の前の試合」に「勝つ対策」をして挑んで欲しいと思います。
鹿島は空気を読まず、他者からすれば少し譲ってやればいいのに・・・と言うような試合でも、意に介さず相手を粉砕してきた「強さ」があったと個人的には思っています。
どんな時にも勝ちに拘る姿勢を見せて欲しい!
取り戻して欲しい!
第33節・アウェイ川崎F戦
ずっと、ずっと、負け続けている相手である。
今年も、第2節のホームで勝利の女神の裾を拝みつつ、敢え無く逆転負けを喫している相手でもあり、柏と同じく天皇杯の決勝を控えている。
この天敵に対してしっかりと対策を施して勝利すれば、岩政監督と共に歩む未来に、選手もサポーターも可能性を感じることが出来るはずです。
どんな形でも良いから、勝って欲しい。
柏、川崎Fと連続で撃破すれば、天皇杯の決勝に出れない悔しさの憂さを、少しは晴らせるような気もするし・・・。
第34節・ホーム横浜FC戦
第32節を前にした時点で、横浜FCは残留がかなり厳しい状況である。
最終節に対戦する際、大一番を迎えていて、とんでもない底力を発揮するかも知れないし、すでに残念な結果が決まっていて、若手を中心にフレッシュな力でぶつかって来るかもしれないが、鹿島にとって重要なのは、そこではない。
2020年最終節のセレッソ戦は、勝てばACLプレーオフ出場権を獲れたのに、賞金だって上がるのに、敢え無くドローだった。
2021年ホーム最終節鳥栖戦では、勝利したにも関わらず、その後のセレモニーで三竿キャプテンから重い言葉を聞くことになった。
2022年最終節ガンバ戦はスコアレスドロー。余りのチームの覇気の無さに泣きたくなるほどだった。
だから今年こそは、まずは試合にしっかりと勝ち、選手もチームも来季への確かな手応えを感じて、サポーターに対して自信を持ってセレモニーを行って欲しいのです。
モチベーションの大切さ
サッカーを通じて仲良くなり頻繁に飲みに行く友人が数名いますが、そのうちの2人が2023年晩秋は口も利かない仲になってしまった(笑)
1人は身体に緑の血が流れ、もう一人は身体に黄色い血が流れていて、どちらもオリジナル10の仲間なので、飲みだすと話が尽きない楽しい仲間なのですが・・・。
今年はかなり激しいバトルを繰り広げています。
先日、神戸に完敗を喫した翌日に、誘われて緑と黄の直接対決を観に行きました。
その時に感じたのは、果たして鹿島はこの2チームに勝てるだろうか?でした。
個々の技術的な面で言うならば、鹿島の選手の方が遥かに高いと思います。
でも、球際での激しさ、しつこさ、ゴールへ向かうベクトルの強さ、守備での身体を投げ出す気迫・・・。
世の中、強く想えば何でも叶う訳ではないけど、最後の最後は、どれだけ「勝ちたい」「負けたくない」と思うかが思わぬ作用を引き起こすと思いました。
緑と黄の決戦では、選手やサポーターの熱量はほぼ互角でした。
唯一、違ったのが両監督の熱さだった。
(城福監督の姿勢を評価して、小林監督のスタイルを否定するつもりはありません)
ただ、あの他人の目など気にしない熱さに、サッカーの神様が、ホームだし、肩入れしてあげようかな~と思っても不思議ではないと思いました。
何が言いたいかと言うと・・・
どれだけ「勝ちたい」と思う集団が、スタジアムに集まるかどうかが重要だ!
という事を再認識したという事です。
だから、残り3試合、出来る限り参戦したいと思います。
勝って欲しいと願うなら、その戦いの場で、少しでも想いを伝えないと!
まとめ
ルヴァンカップで見事に初優勝を果たしたアビスパ福岡。
試合終了時の奈良の姿が印象的でした。
色々と想うことはあるけど、ちゃんと、チームにタイトルをもたらした漢の姿は否定できないよな・・・と。
それと、カップを掲げる金森と小田の姿も印象的でした。
彼らの姿を鹿島の若手が見て、何を感じるだろうか?
心の底から悔しい!
そう感じて欲しいなぁ。
勝利を願う気持ちを伝えに
カシマスタジアムへ行こう!
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