lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ジーコと共に~松村 優太が一人だけ得たモノがとてつもなく貴重だ!~



中国の杭州で行われた第19回アジア競技大会サッカー競技において、日本サッカーは男女共に好成績を残しました。

女子サッカーは優勝!しかも大会連覇!!
男子サッカーは準優勝

特に女子サッカーは、先日行われたの女子W杯では惜しくもベスト8で敗退してしまいましたが、今大会において、日本の女子サッカーはアジアでは群を抜いていることを証明したと思います。

一方の男子は、決勝で先制しながらも韓国に逆転負けで準優勝でした。
タイトルを獲れなかったのは残念ですが、韓国は大会の規定通りのU24世代+3人のオーバーエイジをフル活用したのに対し、日本はパリ五輪を意識したU22、しかも大学生が中心のメンバーで戦っており、決勝のプレー内容を観る限り、妥当な結果だったとは思います。

もっとも、個人的にはこの大会を観た理由は、日本の育成が・・・とか、大岩監督の成長は・・・ではなく、アントラーズから選出されていた松村でした。

今大会を通じ、松村が得たモノの大きさに期待が膨らみ、記事にしてみました。

 

 

チームでただ1人、国際大会を経験

アントラーズは、2020年のACLプレーオフを最後に国際大会の舞台から遠ざかってしまっています。

そのため、若手選手のみならず、チームとしても国際大会の経験値は得られておらず、海外から戻ってきた数名の選手(安西、優磨、植田、昌子、そして柴崎の経験値はとても貴重)が、チームに経験値を還元している状況です。

これはこれで大事だけど、やはり肌で感じる経験値には敵わないはず。

また・・・
本当に残念だし、昔を思うと信じられないのですが、現在の鹿島所属の選手からは誰一人として日本代表に選ばれておらず、レベルの高さを肌で感じる選手もいません。

これらを踏まえると、松村が得た経験値はとてつもなく貴重だったと思います。

グループリーグではカタールに90分、パレスチナに77分。

ノックアウトステージではミャンマー戦では78分に投入、準々決勝の北朝鮮戦は90分、準決勝の香港戦は89分に投入、そして決勝の韓国戦は90分。

得点は北朝鮮戦での1点のみであり、相手のレベルは決勝の韓国以外は高いとは言えませんが、約1か月に渡り、6試合(フルは3試合)を戦った経験値は、松村自身にとって、そしてアントラーズにとって、掛け替えのない財産になったと思います。

 

帰国後、チーム練習に参加している松村の姿を見ると、どことなく、自覚が芽生えたような気もします。

まあ、どちらかと言えば彼は飄々とプレーするので、内に秘めた想いは判り難いのですが・・・何か、期するものはあったのだと感じます。

 

チームでただ1人、タイトル争いを経験

2020年元旦の天皇杯決勝を最後に、アントラーズはタイトル争い(決勝戦)から遠ざかっています。

サポーターですら、ヒリヒリと肌を刺すような緊張感に包まれるあの独特な「場」を経験すると、色んな意味で成長するので、選手には数多くの場数を踏んで欲しいのですが、今のアントラーズの若手は残念ながら経験したことがありません。

松村には、出来ることなら、勝ってタイトルを手にする経験値を得て欲しかったですが、それでも、タイトルをあと1歩で逃す悔しさも、貴重な財産にはなるはずです。

松村が今大会の決勝で感じた悔しさと足りないと自覚したことを、アントラーズでの練習時から激しくぶつけてくれれば、練習時の厳しさやレベルが上がると思うので期待しています。

 

松村に目指して欲しいプレー

アジア大会でのプレーを観ていて感じたのは、やはり松村のスピードと突破力は目を引くという事です。

でも、即、スカウトが声を掛けるかと言うと・・・
アントラーズでプレーしている時に抱えているのと同じ課題を、解決出来るかどうかだと思いました。

左足の精度とか、パスセンスとか、シュート力とか、足元の技術・・・

など細かく上げれば色々とありますが、一番の課題は「状況判断力」だと思います。

裏に抜け出してボールを収めるまでは出来るけど、次のプレーの選択が「ベター」でないため、結果として残念なプレーで終わることが多いです。

この課題を解決するには、ボールを持った時に周囲を観て判断することも大事だけど、ボールを呼び込む前に周囲を見る余裕を持つか、ボールを呼び込む前の自分の動きや目線で、自分がプレーしやすいように相手を動かすことだと思います。

それが出来るようになれば、松村は一気に「代表」までいけるだけの素質はあると思っています。

・・・が、松村も22歳です。

あと2~3年がサッカー人生を掛けた勝負の時になるのでしょう。

そんな彼を、出来る限りカシマスタジアムで応援したいと思います。

 

まとめ

松村の同期入団である荒木の方が、スタートは派手だった。
なにしろ入団2年目には、城以来の10代での二桁得点を達成し、新人王まで獲得し、アントラーズを背負って立つと誰もが思う活躍を見せた。

しかし・・・だ。
怪我や色んな事情があるにせよ、今の彼は不完全燃焼が続いている。

そんな彼を復活させられるとしたら、同期の飽くなき向上心と成功だと思うのです。

チームの活性化と成長の継続性を持続するには、経験値の豊富な選手を戻すだけでは一時的なモノにしかならないと思うのです。

ベテランと同時に、世界へ羽ばたけるだけの若手が芽を出さないと、チームとしては衰退していってしまうと思います。ただし、実力でポジションを掴むのでないと「ダメ」ですが・・・。

だから、松村には期待したい。
アントラーズの選手なら誰もが持っているはずの、勝利に拘る強い覚悟を、練習や試合でもフルに表に出して戦って欲しいと思います。

 

あぁ、鹿島の試合が見たい!
3週間の中断期間は長すぎだ!!
 

 

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