2023年9月1日、アントラーズから大きな、大きな報せが届いた。
2016年シーズン終了と同時にスペインへ渡った柴崎岳選手の復帰!
柴崎がスペインへ渡ってからも、チームは移籍可能期間になればいつも柴崎の動向を確認していたのは判っていたが・・・
ほとんど、ニュースにも上がらないので、柴崎自身がスペインでプレーすることへ強い想いを抱いているのだろうと感じていました。
それだけに2023年夏の「正式オファー」のニュースは驚きと共に、個人的には「これは帰って来るなぁ」と感じました。
間違いなく他のJチームからも誘われるだろうけど、鹿島がきちんとオファーを出すからには、柴崎の選択はスペインか鹿島の2択しかないだろうと妄信していました。
だから、「獲得のニュース」は「正式オファー」のニュースよりも驚きが少なかったです。
何はともあれ、彼のプレーをまたスタジアムで観れるのは本当に幸せなことです。
勝負事の機微を掴む力!
私にとって柴崎のプレーの特徴は?と聞かれると、この「機微」でした。
初めの頃はそうは感じませんでしたが、2015年頃には実に見事に「機微」を掴むようになっていたと思います。
もっとも、妙な言い方になるが「勝負の機微が訪れない試合」だとそのまま目立たずに試合終了することもあったが、掴みさえすれば「決勝点などのプレーの起点」になっていることが多かったです。
多くの人には、CWC決勝でみせたレアルマドリード相手の2得点の印象が強すぎて、柴崎は「点を獲る人」と言うイメージが強いようですが、私にとっての柴崎は「点を生み出す人」と言う印象です。
自分で生み出す時もあるし、チームとして生み出させることもある。
何気ないボールカット、キープ、そしてパス・・・
彼がスイッチを入れて動き出したときには、たいてい勝負を決める一撃に繋がっているのが面白かったです。
あの嗅覚が、スペインでの6年半でどうなったか?
そして・・・
ぜひともその感覚を、若手達にプレーで伝えてあげて欲しい。
かつて、40番を背負った漢が、貴方に近くで見せてくれたように!
当たり前の技術を当たり前におこなうこと
公式サイトで公開されている動画を観ていて感じたことが2つある。
1つ目は柴崎の基本技術の高さだ。
吸い付くよう…と言う表現がピッタリなトラップ。
鋭く正確なインサイドキック。
素人が見ても、その正確さは判るし、バタバタと慌ただしさはなく所作がとても美しいと感じる。
2つ目は小刻みに動き続けていること。
首を左右に振りつつ、フットワーク軽く足踏みを繰り返し、ボールが来たときには既にどう対応するか決まっている。
当たり前のことを、日々の練習でも当たり前に行う。
それが出来て初めて、相手のいる試合でも表現が出来る。
若手にしっかりと伝えて欲しいです。
プロとしての姿勢
5月末のグラナダ戦に途中出場したのが最後のプレーで、実戦から3カ月以上も離れているので、ルール上は9月10日から試合出場が可能とは言え、試合に出るのは10月頃になるだろうし、下手したら今シーズンはあまり戦力にならないのではないか?という意見も多く聞こえましたが・・・。
個人的には彼のプロとしてのストイックな姿勢を考えると、加入してから身体づくりをするようには思えず、ひょっとすると24日のマリノス戦にはプレーするのではないかと思っていました。
しかし、公式が公開した動画を観たら、彼のコンディションは想像以上でした。
もしかしたら16日のセレッソ戦・・・
いや、ルヴァン第2戦となる10日の名古屋戦で途中出場も有り得るのではないか?
プロとしてコンディションを整える
プロとして身体を作る
全ては結果を出すために!
このような姿勢も若手に影響を及ぼすことでしょう。
まとめ
焦って出場して怪我をしては本末転倒なので、きちんと調整してから出場して欲しいが、整っているのであればプレーして欲しいと思います。
戦術とかチームの決まり事とか、確かにすぐにはフィットしないかも知れませんが、途中出場して「何か」を変えるには、チームの決まり事なんて「知らない方が」良い時もあると思います。
CWCの決勝の日・・・
日産スタジアムで止まったアントラーズでのプレーを、カシマスタジアムで再起動させて欲しいです。
2023年の逆転優勝への重要なピースでもあり
2024年以降のアントラーズ復権のための大切なピースでもある。
行かなくては!
柴崎を!
選手達を!
応援しにカシマスタジアムへ行こう!
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