lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ジーコと共に~2023年J1第2節(敗戦)鹿島VS川崎F戦!そうか、それほど高い壁になっていたか!!~



低調なプレシーズンを終えて迎えた2023年シーズン開幕。

アウェイ京都戦では不穏な空気を振り払う快勝を収め、勢いに乗ってホーム開幕を迎えることが出来ました。

ここまでは、2022年シーズンと同じ。

今年は、勢いに乗ってホームに強者を迎え、叩いて一気にビックウェーブを掴みたいと思っていたが・・・。

返り討ちにあってしまったのも、2022年シーズンと同じになってしまった。

試合終了時には、28000人余りのンアントラーズサポーターの慟哭が・・・
土砂降りとなってピッチに注ぎましたが、選手を鼓舞する声援が途切れることはなかったのは良かった。

久々にスタジアムで涙した2023年第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の記録です。

 

 

2023年第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー

鹿島 1-2 川崎F

前半5分 知念 慶
   後半44分 山田 新
   後半56分 家長 昭博 (P)

 

スターティングと交代メンバー

GK 29 早川 友基    
DF2 安西 幸輝    
5 関川 郁万    
32 常本 佳吾    
55 植田 直通    
MF14 樋口 雄太⇒後半23分33 仲間 隼斗
15 藤井 智也⇒後半13分27 松村 優太
21 ディエゴ ピトゥカ    
25 佐野 海舟    
FW13 知念 慶⇒後半23分10 荒木 遼太郎
40 鈴木 優磨⇒後半41分37 垣田 裕暉

京都戦で手ごたえのあったメンバーと布陣で川崎に挑んだ。
それは成功だったが、誤算は監督のイメージ通りに交代カードを出せなかったことなのだろう。

それでも、岩政監督に豊富な経験があればカバー出来たのかも知れない・・・。

 

2023年第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の動画ハイライト

知念のゴール、そして鹿島ベンチに駆け寄って来たときは最高潮だった。

夜明けが来たと思った。

でも、まだだった。

【公式】ハイライト:鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ 明治安田生命J1リーグ 第2節 2023/2/25 - YouTube

 

試合開始前のアントラーズゴール裏の光景

集ったサポーターの熱気が、振り出しそうな曇天を必死に支えていた。

改めて思ったが、アントラーズサポーターのゴール裏は特別だ。

ビッグフラッグが掲げられたゴール裏を観て、鳥肌を立てて興奮していたら、息子が僕もあの旗を持ちたいと言ってくれた。

もう少し大人になったら(90分飛び跳ねるパワーがついたら)連れて行ってあげようと思う。
あのサポーターの戦いの場に・・・。

 

2023年第2節(ホーム)鹿島VS 川崎F戦の試合内容と感想

多くの識者やサポーターが指摘している通り、スタメンと控えの間の「差」が大きいと再認識させられる結果となった。

その「差」だが、能力以上に気持ちの部分で大きいのが気になる。

 

前半総括:先制に成功し、共通意識を持ったまま戦えた

ある意味、DF陣にトラブルを抱えている相手チームへの奇襲が成功した形で、知念の恩返し弾が炸裂した。

そのまま崩れずにボールを保持することで立て直した川崎、追加点を獲りたくても隙が見つけられない鹿島。

守備ブロックを形成しつつ、カウンターを伺う姿勢をちらつかせることで、相手にかさにかかった攻撃をさせない状態を作り、前半を終えた。

十分に闘えている・・・という印象だった。

 

後半総括:取れなかった2点目とVARで天国から地獄へ

前半の戦い方とペースを維持しつつ、迎えた後半10分。CKをフリーの状態で捉えた関川のヘッドはGKの正面。どうしても欲しかった2点目が取れない。

藤井、知念と負傷による交代が続き、徐々にプランが崩れ始める。

トドメは鈴木の負傷交代で、チームは「精神のバランス」を崩し、あえなく同点弾、逆転弾を喰らってしまった。

 

試合終了:まだ、ダメか・・・

戦えていた。勝利も見えていた。色んな流れは鹿島の勝利へ傾いていた・・・

でも、勝てなかった。

 

川崎F戦で感じた4つのこと

この日の試合を観戦して感じたことを4つまとめておきたい。

鈴木と知念、ホットラインは期待大!
佐野、日本にいる時間はあまりなさそうだ
控え選手、能力と言うより戦い方に問題あり
昌子、ここで居てくれたら・・・

 

鈴木と知念、ホットラインは期待大!

先制点は、即席DF陣への奇襲でもあったけど、点を獲れるのが素晴らしい。
それ以外でも、スタジアムで俯瞰で見ていると、2人の距離感が実に良かった。

プレー中、常に相手の位置や意図を意識している様子が見えた。

これから、相手チームに研究されて対策されるだろうけど、それでもこの2人はかなりの得点を生み出しそうだ。

 

佐野、日本にいる時間はあまりなさそうだ

京都戦での彼の動きに驚かされ、川崎戦では意識して佐野の動きを追ってみた。
そして感じたのは、アントラーズサポーターとしては喜ばしくない感想だった。

「夏には居なくなるかも」

それくらい、今の鹿島の中で際立っていた。

遠藤航のプレーを熟知しているドイツのチームなら、間違いなく触手を伸ばしてくると思います。

突き抜けるには、何かしらスペシャルワンを手にすることか・・・。
対人の強さか、ボール奪取か、チャンスメイクか・・・

 

控え選手、能力と言うより戦い方に問題あり

川崎戦では、スタメンにアクシデントが続き、予想外の時間帯に予想外の選手との交代で投入されたのかも知れません。

後半13分に藤井⇒松村、23分に知念⇒荒木&樋口⇒仲間、41分に優磨⇒垣田

残念ながら、スタジアムで観ていても、仲間以外の選手からは「鬼気迫る闘志」を感じることは出来ませんでした。

松村も荒木も「淡々」と自分の出来る範疇でプレーしているように思えました。

ワンプレー、ワンプレーに、自分の、そしてチームの行末が掛かっているのだ!

そういう気迫を込めたプレーから滲み出るオーラ・・・
それは能力以前の気持ちから湧き出るものだと思います。

また、それらは教えられて出来るようになるものではなく、自然とチーム内で醸成され受け継がれていくものであり、それが今のアントラーズには薄れているのだという事を、改めて感じさせられました。

 

昌子、ここで居てくれたら・・・

後半34分、川崎の鬼木監督は勝負に出た。

藤井、知念、樋口と言ったメンバーが変わり、優磨の負担が増えて明らかに運動量が落ちたのを感じたのか、前線にフレッシュな選手を投入してきました。

この時、自分でも驚いたのですが、思わず「せめてベンチにでも昌子がいれば」と呟いていました。

ピッチに居れば最善でした。
ですがベンチでも、経験あるベテランの存在は大きいと思います。
なぜなら、負傷や疲労困憊で交代した選手は、どうしても冷静な視点で試合を観れないと思いますが、最初からベンチで観ている選手は第3者目線で観て、声を掛けることも出来たと思うから・・・。

昨シーズン、スタメンを外れたスンテがベンチを飛び出して何度も声を掛けていたように・・・。

とにかく、後半35分過ぎからのアントラーズの戦い方は、2階席から観ていて目を覆いたくなる光景でした。

「落ち着けって~」と声を出しているサポーターも数多くいました。

残念でならない、試合運びでした。

 

友人が思わず口にしたある意味真理とは・・・

プレシーズンがあまり低調で、しかも、岩政監督のやろうとしているサッカーが見えなくて不安だったので、スペインでFIFA代理人の資格を持ってスカウト業を行っている友人が、日本に青田買いに戻った時に「居酒屋」で質問攻めにしました。

日々、ドップリとサッカー漬けの人生を歩んでいる人間の視点と言葉は説得力と重みがあり、個人的にはあの時間があったので冷静にシーズン開幕を迎えられたと感謝していたのですが・・・

その彼ですが、今シーズンは鹿島の試合を追いかけることに決めてくれたようで、川崎戦後にで連絡が来ました。

その後、試合展開や結果について色々とやりとりしたのですが、最後に言われた一言が心に残っています。

~~

「勝っていて、しかも数的優位で、なんでいつもみたいにボール保持をしなかったのは何でかな?」

⇒「プレーのアップデートを図っている一環なんだけどね・・・」

「ふ~ん。イメージでは山村が退場した場面のFKから、コーナーの側にボールを持っていてキープする感じだったから驚いたよ」

⇒「流石に早い時間から守りに入って1-0で勝つのは難しい時代だから・・・」

「そうなの?アントラーズのベテラン陣が敢えて早い時間からボールキープするのは、チームの意思統一を図るために見え見えのプレーをしていると思ってたよ」

「そういう戦い方を経験者が見せる文化は、アップデート関係なく継続した方が良いと思うけどねぇ

~~

この一連の流れで、やっぱり「昌子がいれば」と感じたのは必然だったのだと実感しました。

昌子がいれば勝てたとまでは言いませんが、あのラスト10分の、観ていて切なくなるような戦い方はしなくてすんだように思います。

昌子、植田、スンテ、それに優磨

彼らが揃ってピッチに立つかベンチにいる状況になれば、アントラーズには今よりも重みが加わるのではないかと期待しています。

 

次節はアウェイ横浜FC戦!

2021年シーズンにJ1から降格した彼らは、1シーズンでJ1に戻って来た。

彼らのホームである三ツ沢公園球技場は、「日本におけるサッカー専用スタジアムのはしり」とされており、規模が小さいが故にピッチ迄の距離も近く、手を伸ばせば届きそうな距離で迫力あるプレーが見れる、素晴らしいスタジアムだと思っています。

しかも・・・
実は家から近い・・・

息子をカシマスタジアムに連れて行く度に、歩いてこれる距離なら毎日いけるのにねぇ~と言われるので、今度の試合は歩いて息子を連れて行こうと思っています。

まあ、歩いたら30分以上掛かるのだが。。。

伝統あるスタジアムは改築計画が持ち上がっており、遠からず、今の牧歌的な球技場は姿を消してしまう。

サッカーを観る楽しさを味わえる球技場で試合を観れるチャンスを、あと数回しかないので、逃す手はありません。

 

まとめ 

最後の一連の流れは確かに後味の悪いモノだった。
しかも主審が「2017年のラストゲームの西村さん」だったから、今回の敗戦を判定の所為にする意見もあるようです。

ですが、個人的には「川崎戦での敗戦」は「審判の判定」でどうこうなったのではないと感じています。

むしろ、あれだけの好条件が揃っていながらも、勝ちきれないのが「今のアントラーズの実力」なのだと、足元をしっかり見据える機会になったと感じています。

良かった点は・・・
少なくとも川崎の選手に「鹿島は闘いやすい」とは思わせなかったこと。

悪かった点は・・・
敗戦時には泣かなかった息子が、帰りの車の中で突如として号泣したこと。

サッカー観戦者の人生の先輩としては、サッカー観戦ってのはそんなに甘くないんだよと言いたいが・・・
親としては、ただただ楽しい思い出を作ってあげたい。

だから・・・
やっぱり、勝ってくれ~

 

鹿島が鹿島であるために!
勝利に拘りを持って欲しい!!

 

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