2020年2月23日、鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島のホームに乗り込み、2020J1リーグ開幕戦を戦いました。
元日の天皇杯決勝、ACLプレーオフ、先日のルヴァン第1節、全て無失点で3連敗。
開幕戦を勝利で飾るには、まずは初得点!
と思っていたのですが・・・。
結果は愕然とする完敗となりました。
記事を上げるのをぐずぐずしてたら、Jリーグが3月15日まで中止になってしまった。
遅ればせながら、2020年J1開幕戦(アウェイ)鹿島VS サンフレッチェ広島戦の記録をまとめておきます。
- 2020年J1開幕戦(アウェイ)鹿島VS サンフレッチェ広島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2020年J1開幕戦(アウェイ)鹿島VS サンフレッチェ広島戦の感想
- 鹿島の今後について
- まとめ
2020年J1開幕戦(アウェイ)鹿島VS サンフレッチェ広島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 0-3 広島
前半20分:ドウグラス ヴィエイラ
前半25分:レアンドロ ペレイラ
後半39分:森島 司
スターティングと交代メンバー
GK1クォン スンテ
DF14永戸 勝也
22広瀬 陸斗⇒後半0分36上田 綺世
28町田 浩樹
33関川 郁万
MF4レオ シルバ ⇒後半21分30名古 新太郎
7ファン アラーノ
11和泉 竜司
20三竿 健斗
FW8土居 聖真⇒後半15分26荒木 遼太郎
9エヴェラウド
サブメンバー
GK21 曽ヶ端 準
DF39 犬飼 智也
MF6 永木 亮太
26荒木 遼太郎
30名古 新太郎
FW15伊藤 翔
36上田 綺世
スタメン予想が難しいと思っていましたが・・・
リーグ開幕戦も関川と町田の若手CBに託すとは・・・。
しかも、SBも広瀬と永戸という本職ですが新加入選手!
GKスンテの心中は苦しかったろう。
本来なら、三竿がDF陣を引っ張るべきなのに、失点の切っ掛けになるとはなぁ。
2020年J1開幕戦(アウェイ)鹿島VS サンフレッチェ広島戦の動画ハイライト
開始早々のアラーノのシュートはポストへ。
ポスト跳ね返りの和泉のシュートもポストへ。
何かに呪われているのか・・・。
2020年J1開幕戦(アウェイ)鹿島VS サンフレッチェ広島戦の感想
試合の感想、ザーゴ新監督の選手起用、気になった選手などをまとめておきます。
開幕VS広島戦の試合の流れ
前半総括:先にも触れましたが、開始早々のポスト2本が全てである。
何故に決まらない?
というレベルの不運がACLプレーオフから続いています。
序盤のチャンスは逃したものの、試合は支配していましたが、チームを支えるべき要のボランチ・三竿のミスから失点してしまうと、2点目は見事なショートカウンターを喰らい、敢え無く5分で2失点で万事休す。
試合観ていて、明らかに土居や三竿などの昨年までの主力と、新加入選手のコンディションに差があるように感じました。
身体だけではなく、頭のキレの方が酷い状態かも・・・。
後半総括:後半開始から広瀬を下げて上田を投入。左SHの和泉を右SBへコンバートする博打に打って出る。
さらに、ピリッとしない土居とレオを早々に見切り、若手の荒木と名古を投入するも、やはり「何故かシュートが入らない現象」は続いた。
終了間際に、名古がボールを奪われるてトドメの3点目を奪われて終戦。
試合終了:終了後、選手が下を向いているのが気になった。
ザーゴ監督の選手起用
ルヴァン第1節に続いて、町田と関川の若きCBコンビを選択した。
ザーゴ監督が2人の守備力に満足しているのかは謎だ。
もしも彼らの守備力に満足しているとしたら、ちょっと監督の眼力を疑う。
左SBには貴重な左利きである町田を配置し、ビルドアップが比較的に上手い関川を右SBに配置して、彼の目指すサッカーを具現化するための選択だと思いたい。
だからこそ、スタメン時のSBは右に広瀬で左は永戸であり、後半開始時に広瀬を下げても永木ではなく和泉を右SBへコンバートさせたのだろう。
そして、レオを下げる時も、永木ではなく名古を選択したのも、監督の意図の表れなのだろう。
結果は出てないけど、やりたい事、狙いは判る。
あとは、結果をもたらせる選手達かどうかの見極めを早くして欲しい。
個々の選手の能力は高い。だが、ザーゴが目指すサッカーに合う選手かどうか?
それは見極めて欲しい。
個人的には、町田と関川を使い続けるなら、今年は優勝は厳しいと覚悟する。
来年以降は、盤石になるかも知れないが、CBは実績が醸し出すハッタリ(オーラ)と経験値が必要だと思うから。
別に昌子を獲ればとは言わない。
最後に、監督が手を打つ早さがあることが分かったのは良かった。
上手くいってないなら、早目に手を打ち、雰囲気を変えていた。
前任者の、重苦しい顔でピッチわきに立ち尽くす姿にはイライラしたものだから。
しばらくは・・・
あと数試合は、監督の手腕を黙って見ていましょう。
開幕戦で気になった選手は4人
試合を観ていて気になった4人の選手をピックアップします。
愚痴は言いたくない。
言いたく無いのだが・・・。
土居と三竿は一度外れるべきだろう
三竿は鹿島を背負う覚悟を持って試合に臨んでいることは感じています。
そして、サポーターもそれを期待しています。
でも、余りにもコンディションが良くない。
フィジカルも、頭も、とてもシーズン序盤のフレッシュな状態とは思えません。
土居は、練習を重ねて染みついた今までの戦い方を削ぎ落すしかない。
昨年まで、FWなんだから点を獲れ、せめてアシストしろよ・・・と言い続けてきたが、潤滑油として活躍する姿に、擁護する人が多かった。
しかし、今年の戦術においては、「リンクマン」として称えられた昨年までのプレーをすればするほど、チームの勢いを止める格好になっている。
象徴的だったのは、前半中盤に、左サイドの土居の元にパスが出た時です。
そのままドリブルでペナルティに切り込んでも良し、早目に中にクロスを上げても良いはずだった。
しかし・・・
土居はボールを止め、中を見て、結局、斜め「後ろ」へのパスを選択したのだった。
何でもかんでも放り込めば良い訳ではないだろうが、チームを作っているこの時期、負けているあの時間帯において、「後ろ」の選択はないだろう?
そう思いました。
三竿と土居の2人は鹿島を背負う選手だ。
だからこそ、彼らが不調だと、チームが勝てないのは当然だ。
色々なことをリフレッシュさせて欲しい。
アラーノの最適なポジションを見つけ出せ!
エヴェラウドと揃って、外れだという諦めの早いサポーターはいますが、私はアラーノに関してはかなり出来ると見ています。
ただ、鹿島サポーターの記憶にはセルジーニョの記憶が新しいので、彼の特異だった決定力と比較すれば、確かに劣るかも知れません。
でも、アラーノにはセルジーニョにはあまり見られなかった、出し手としての良いプレーは随所に見られます。
だからこそ、その点をもっと輝かせることが出来るポジションを見つけるべきではないかと思いました。
開幕戦を観ていて思ったのは、土居さんが二人になった・・・。
そう感じたので。
荒木を使い続けることでとんでもない選手になる予感
荒木は「まだ高校生」です。
しかし、プレーを見る限りはそんな感じは全くしません。
臆することなくパスを要求し、ドリブルで突っかけ、エヴェラウドが横でボールを
要求していても構わずにシュートを放つ!
間違いなく、逸材だと思います。
鈴木や大迫とはタイプが違いますが、鹿島を背負う選手の一人になるはず!
あとは怪我をせず、実績と経験を少し積んだ時に「自分自身でギアを緩めない」ことが大事ではないでしょうか?
今年は、彼を観るためだけにスタジアムに足を運んでも良いくらい、成長が楽しみな選手です。
鹿島の今後について
コロナウイルスの蔓延の影響で、ついに試合が延期となってしまった。
仕方ない。
ここは不幸中の幸い、チームとしての習熟度を上げることにして欲しい。
年末に、コロナの延期で鹿島が蘇ったと言わせましょうよ!
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- (延期)J1第2節 2/28(金) 19:00 ホーム VS 神戸
- (延期)ルヴァンGS第2節 3/4(水) 19:00 アウェイ VS 清水
- (延期)J1第3節 3/8(日) 14:00 ホーム VS 清水
- (延期)ルヴァンGS第3節 3/11(水) 19:00 ホーム VS 川崎F
- (延期)J1第4節 3/14(水) 19:00 アウェイ VS 名古屋
- J1第5節 3/18(水) 19:00 ホーム VS 鳥栖
- J1第6節 3/22(日) 14:00 ホーム VS 湘南
うーん・・・
今、ふと思ったのだが・・・
暫くの間、鹿島の順位は最下位に表示されたままなのか・・・。
だから、先日の記事で最初からエンジン全開で首位を走れと言ったのになぁ・・・。
まとめ
茨城県鹿嶋市に、どれほどコロナウイルスが蔓延しているのか定かではありませんが、少なくと都心の人口密集地に比べれば、酷くは無いと思いたい。
選手やスタッフの皆さんには、十分に健康に気を使って欲しい。
そして、可能な限り非公開でいいから練習を重ね、リーグ再開時には、真の意味で新生鹿島を見せて欲しと思います。
色んな意味で・・・
Spirit of ZICO
どんな相手にも負けないぞ!
アントラーズがある限り、生きることを諦めない!
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