2019年12月11日、鹿島アントラーズは大岩剛監督の退任を発表した。
監督を変えるのであれば、天皇杯終了まで待っていたら来年のスタートダッシュに間に合わなくなると危惧していたのですが、実際に発表されると、かなり寂しいものだ。
大岩監督と歩んだ3年間と残りの日々で私達がすべきことをまとめました。
大岩アントラーズを笑顔で終えるために!
最後まで取り戻せなかった勝負強さ
歴代の監督と比べても、非常に優れた勝率と勝ち点を獲得している。
なのになぜ、3年の間、国内タイトルに無縁なのか。
未だに謎のままである天国と地獄を味わった2017年
2017年5月、前任の石井監督がACLベスト16で敗退すると、コーチから昇格して鹿島の監督を引き継ぎました。
監督としての初戦である広島戦で、それまでスタメンで起用されていなかったレアンドロと中村が活躍してチームに勝利をもたらすと、そこからチームは快進撃を続け、首位に立つと2位との差を広げていきました。
そして、第33節には勝てば優勝!という所まで辿り着いた。
しかし・・・あの柏戦から「勝負運」をどこかに落としてしまった。
鹿島の20冠目はアジア王者!
2年目の2018年、シーズン序盤から国内での戦いには苦しみ、優勝はかなり難しいものになってしまった。
それでも、夏にジーコがTDに就任し、ジーコが連れてきたセルジーニョが助っ人らしい活躍をしたことで、鹿島の悲願であったアジア王者のタイトルを獲ることに成功した。
本当に感謝しかない。
しかし、国内においては相変わらず肝心な所で勝ち切ることが出来ず、代表に獲られたり怪我で揃わないなど理由はあったが、ルヴァンも天皇杯もあと1歩で敗れ去り、リーグ戦も最終戦に勝てば2位だったのに、不甲斐ない戦いでドローを演じたのでした。
メンバーが揃わず苦しみぬいた2019年
3年目となる2019年は試練の年でした。
昨年夏から続く主力の流出、度重なる怪我による選手の離脱、きっと、2019年は最後まで監督が理想とするメンバーで試合に臨めなかったに違いない。
その点は本当に同情しかない。
その厳しい台所事情の中で、必死にやり繰りしながら一度はリーグ首位に立ったことは、本当に凄いことだと思います。
しかし・・・
三度、シーズン最終盤にチームのコンディションを不良にしてしまい、結局、3年連続でリーグタイトルを逃すことになってしまった。
最初から勝負強さが無かった訳ではないのですが・・・
今でも覚えているのは、1年目のホームで戦ったガンバ戦である。
1-1のまま試合終了が近づく中、物凄い、地鳴り様な応援がスタジアムを包んだ。
そして、植田の劇的ゴールで、カシマの大地は弾けました。
あの時のチームには、確かに「優勝するチームの匂い」がありました。
しかし、10月のアウェイ・鳥栖戦で「何か」が狂いました。
この試合からペドロを戻したことが影響しているのか判りませんが、チームの中で何かが変わり始めていたように思います。試合終了時の選手の姿がとても印象的でした。
そして、終盤に向けて少しずつ勢いを失っていったチームは、あと1勝まで迫ったにも関わらず、第33・34節と2試合連続でスコアレスドローを演じ、タイトルを逃してしまったんのでした。
大岩監督の2018、2019年は、あの鳥栖戦で「失った何か」を「取り戻せない2年間」だったのだと思います。
ACLは獲りましたが、あれはセルジーニョの神懸かり的な活躍に助けられた面が強いと思いますので。
ファミリーを笑顔で送り出すにはタイトルしかない!
退任は発表されたが、天皇杯は最後まで指揮を取るそうです。
ならば、私達サポーターがすることは1つ!
スタジアムに、行けない人はテレビ等で、それも出来ない人は心の中で、選手とスタッフと大岩監督を応援で後押ししましょう。
やるべきことが明確になった鹿島ファミリーは強い。
必ず、勝つ!
まとめ
とにかく、勝って、一年を締めくくりましょう。
21冠目を掲げ、笑顔で大岩監督を送り出しましょう!
そして、来季のために・・・
鹿島が鹿島であるために・・・
カシマの空に凱歌を!
戦え、大岩アントラーズ!!
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