2019年12月8日、ブライトンはホームに好調を維持するウルヴァーハンプトン・ワンダラーズを迎え、2019-20プレミアリーグの第16節を戦いました。
相手はEL出場圏内の5位につけており、前節、アーセナルを相手のホームで破った勢いをどこまで出せるかどうか?に注目していました。
試合は、勢いに乗るブライトンが得点を重ねるも、凡ミスもあって失点し、連勝を飾ることは出来ませんでした。
2019-20プレミアリーグ第16節・ブライトンVS ウルヴァーハンプトン戦の記録を残しておきます。
- 2019-20プレミアリーグ第16節・ブライトンVS ウルヴァーハンプトン戦の試合結果
- 2019-20シーズン・プレミアリーグ第16節終了時の順位
- 2019-20プレミアリーグ第17節、BHAFCはライバルであるクリスタル・パレスのホームに乗り込みます!
- ブライトンの今後の日程について
- まとめ
2019-20プレミアリーグ第16節・ブライトンVS ウルヴァーハンプトン戦の試合結果
ブライトン2-2 ウルヴァーハンプトン
前半28分:ディオゴ・ジョッタ
前半34分:ニエル・モペー
前半36分:デイヴィ・プレッペル
前半44分:ディオゴ・ジョッタ
プレッペルは天国を味わったあと、地獄も味わいました。
2019-20プレミアリーグ第16節・ブライトンVS ウルヴァーハンプトン戦の試合内容のまとめ
前節、アーセナルのホームで勝利した勢いを大事に、どこまで攻撃的に戦えるかが、1つの鍵になると思っていました。
前半序盤、ブライトンが攻勢を掛けるも決めきれず。
このようなチャンスに決めきれるようになると、試合運びが楽になるのだが・・・。
前半中盤、一転してウルヴァーハンプトン(以下狼共と記す)が攻勢に転じます。
この日も守護神ライアンが必死に守りますが・・・
前半28分、教科書に載るような奇麗なカウンター、奇麗なワンツー、忠実なパス&ゴーによって、先制されてしまいます。これは流石のライアンも無理。
前半34分、DFラインからのロングフィードに走りこんだモペーが、芸術的なミドルをゴール左隅に叩きこみブライトンが同点に追いつきます。
しかし、このシュートを決めれるなあもっと・・・。
前半36分、左サイドでモーイがキレのある動きで相手を翻弄して起点となり、最後はゴール前でプレッペルが頭で流し込んでブライトンが追加点を得て逆転に成功!
前半終盤、ブライトンが勢いに乗るが、モーイのシュートは僅かに外れて突き放しの3点目にはならず。
すると・・・
前半44分、相手に寄せられたプレッペルが不用意な横パスを・・・本当に不用意と言うか「意味不明」な横パスを出して相手に奪われ、そのままゴールを決められる。
まさに、天国と地獄!
後半総括、前半までのブライトンは何処へ?
攻撃陣は俺が俺がの雰囲気が強くなり、シュートを強引に打つから外れたりブロックされたりしてセカンドチャンスにも繋がらず、ため息ばかりの45分。
守備陣はライアンを中心に決死の形相、息苦しいだけの45分。それでも、なんとか凌いで勝ち点1ゲットに貢献してくれました。
前半と後半で、随分と印象の違うチームになりました。
2019-20プレミアリーグ第16節・ブライトンVS ウルヴァーハンプトン戦のデータと感想
ブライトンVSウルヴァーハンプトン戦の試合データは以下の通りです。
- ボール支配率はブライトンが62%で、ウルヴァーハンプトン 38%
- シュート数ブライトン12、ウルヴァーハンプトン 9
- CKはブライトン3、ウルヴァーハンプトン 4
- クロスはブライトン17、ウルヴァーハンプトン 9
- カウンターはブライトン0、ウルヴァーハンプトン 0
狼共のシュートは9本中に枠内が実に6本もありました。
しかも、どれも際どいものばかりです。
ライアン、いつもありがとう!
2019-20プレミアリーグ第16節・ブライトンVS ウルヴァーハンプトン戦のハイライト動画はこちら
モペーのシュートは本当に見事です。
プレッペルの得点に至る左サイドの連動も見事です。
でも、プレッペルの横パスには怒りを覚えます。
そして、ライアンに皆が感謝します。
そんな、ハイライトです。
2019-20プレミアリーグ第16節・ブライトンVS ウルヴァーハンプトン戦を見て感じたこと
3試合連続でピックアップしますが、やはり、今のブライトンに必要なのは決定力だと思います。
この日も、シーズン15点前後獲るような点取り屋がいれば・・・もっと楽な展開になった可能性は高いです。
ただ、前線で張り続ける選手を配置した場合、今のブライトンのスタイルにピタッと合うかどうかは不明瞭ではありますが・・・。
モペーはとにかく積極的です。バンバン打ちまくる彼の姿勢は、チームに勢いをもたらしてくれるし、この日のようにスーパーなシュートが生まれる切っ掛けにもなります。なにせ、シュートを打たねば、0は0のママですから・・・。
ただ、後半のような、狭窄視野的にただ打ちまくるようになると、チームの雰囲気は一変してしまいます。「なぜ、出せない。なぜ自分で打つ!」とね。
その辺の加減を上手くしてくれるようになると、得難い選手なのですがねぇ。
もしくは、メッシとは言いませんが、マレーのような同僚からの信頼感を勝ち取れば、「モペーが打ったなら仕方ない、でも、俺も空いていたよ~」くらいにクレームもソフトになると思うのですが・・・。
2019-20シーズン・プレミアリーグ第16節終了時の順位
第15節終了時点で勝ち点19の12位!
相変わらず大混戦です。
・・・リヴァプールを除いてですが。
EL圏5位には狼共に替わって立ったマンUの勝ち点は24!
一方の降格圏18位のサウザンプトンは勝ち点15!
つまり勝ち点9の中に14チームが相変わらずイモ洗い状態です。
今年の残留争いが怖いです・・・。
勝ち点を幾つ重ねれば安全圏になるのか、読めないです。
2019-20プレミアリーグ第17節、BHAFCはライバルであるクリスタル・パレスのホームに乗り込みます!
■2019年12月16日(月) 28:45キックオフ(日本時間)
クリスタルさんには、昨年は本当にお世話になりました。
彼らが昨シーズン最終盤の第37節において、ブライトンが残留を争っていたカーディフのホームで3-2の勝利を収めてくれなければ、今シーズンのブライトンの戦いの場は、プレミアではなかったかも知れません。
それを考えると、どれほど感謝してもしきれません。
それにしても・・・
ダービーで争うライバルに助けられるなんて!
このお礼は、キッチリとブライトンが勝利して「シーガルズ健在!」を見せることでお返しすることにしましょう!
対戦相手のクリスタル・パレスについて
クリスタル・パレスのホームはロンドン。
ブライトンのホームはブライトン&ホーブ。
まったく異なる街にホームがあるのに、互いを最大のライバルと意識して戦ってきた両チームです。
この両チームのダービーの名称は、サウスロンドンとブライトンを結ぶ幹線道路の名称から、M23ダービー、またはA23ダービーと呼ばれています。
イギリスの道路、M23とA23の思い出
ブライトンとクリスタルのダービーマッチの通称である、M23やA23には特別な思い出があります。
私がブライトンのサポーターになった切っ掛けは、ブライトンに住んでいたからと書いたことがありますが、滞在当時、何度も何度もこの両道路をドライブしました。
あれから20年以上が経ち、大きく様変わりしているかもしれませんが、あの道路の記憶は今も鮮明に残っています。
私は特に、ロンドンからブライトンに向かう下りの方が好きでした。
ヒースローを出て最初はM3からM25へ環状線を走ります。
M3は確か片道3車線の、海外の映画でしか見たことが無いような巨大な高速道路でした。この高速を内回りに南下してロンドン南部に至ると、M23とのジャンクションに出くわしますので、そこでM23へ乗り換えていました。
その後、ガトイック空港の分岐がある辺りまでは、M23も都市の高速と言うイメージが強いのですが、その先は徐々に景色が一変していきます。
やがて、Crawleyという街を過ぎるとM23は高速道路から幹線道路へと格下げになり、名称もA23へ変更されます。
ここから先の道路が、本当に走っていて楽しかったです。
アップダウンのあるワインディングロードで、道の周囲にはイメージ通りのイギリスの田舎の風景が広がっており・・・
OasisのWonderwallなどのCDを大音量で流して友達と大声で歌いながら、何度も、何度も、ドライブしたことは薄れない記憶です。
いつかまた訪れたい、あの道路を走りたい・・・。
そう思いながら20年も経ってしまいました。
でも、生きているうちに絶対にブライトンを再訪したいから・・・
ブライトンには優勝戦線に絡んで欲しいです。
だって、そんな状況になれば、「一生に一度あるかないかの事だから!」と家族を説得してお金を使う口実に使えますし、仕事をぶっちぎる口実にもなるから。(笑)
ブライトンとクリスタル・パレスの対戦前の順位と状態
両チームの現在の順位と状況は以下の通りです。
クリスタル 10位(勝点22) 6勝4分6敗 14得点18失点
ブライトン 12位(勝点19) 5勝4分7敗 20得点24失点
クリスタルの直近5試合は、●●○○△
ブライトンの直近5試合は、●●●○△
ブライトンの攻撃力がクリスタルの壁をぶち抜くのか?
それともクリスタルの壁がブライトンの攻撃に耐えるのか?
そんな戦いになりそうです。
ブライトンとクリスタルの過去2年の対戦成績
直近2年間4戦:2勝1分1敗
7得点5失点です。
直近2年は、ブライトンが押し気味です。
2018-19シーズン 対クリスタル 2戦:2勝
この年はダブルを喰らわして勝ち点6を頂き、前述したとおり、ライバルを蹴落としてプレミア残留も後押し(実質勝ち点3)までして頂き、勝ち点で換算すれば9も頂いたことになります。(年間勝ち点が36ですから凄いことです)
本当にお世話になりました!
第15節 ホームで3-1の勝利
両チームにとって、記念すべき100回目の対戦を勝利で飾りました。
先制後にダフィーがつまらない行動で退場となり焦りましたが、当時のブライトンとしては珍しく効率の良い得点を重ね、勝利を手にしました。
第30節 アウェイで2-1の勝利
昨シーズンのベスト試合の1つだと思っています。
前半、カウンターでマーレーが先制を決め、必死に耐える。
後半、PKで同点にされるも、必死に耐え続けて迎えた後半29分、ノッカートの左足から繰り出されたシュートがブライトンに歓喜をもたらします。
私にとっての、過去2年のプレミアのベストゴールです。
そんな彼ですが、今年は2部のフラムにローンで出されており、11試合で2ゴールを挙げているそうです。
2017-18シーズン 対クリスタル 2戦:1分1敗
プレミア1年生に容赦ない洗礼を浴びせるライバルでした。
第14節 ホームで0-0の引分
ホームでは打てども打てども入らずスコアレスドローに終わります。
この頃は本当にホームで勝てませんでした。アウェイで勝つのに、ホームでは勝ちきれない試合が続いていて、苦しい日々でした。
第34節 アウェイで2-3の敗戦
残留争いの真っ只中で迎えたライバルとの試合でした。
ブライトンはこの時点で3戦勝ちなしと苦しんでいましたが、ライバルに勝って勢いを取り戻して欲しいと願っていました。
しかし、アウェイでもあり、相手の勢いに飲まれていきなり2失点してしまいます。
なんとか1点返すも直ぐに突き放されてしまい、最後まで序盤の2失点が響いて敗戦となりました。
結局、この敗戦を含め第30節~36節まで6戦で3分3敗と苦しみますが、勝ち点1ずつを積み上げたこと、そして第37節にホームでマンUから金星を上げたこと、この2つが合わさって残留になりました。
ブライトンとクリスタルパレスの過去の全対戦成績
初めての対戦は1920年12月25日 ディヴィジョン3での試合です。
ブライトンは0-2で負けました。
それ以来、その試合を含めて両チームはなんと101試合も戦っています。
ちなみに100回目の対戦はブライトンが快勝しています。
ブライトン40勝
クリスタル36勝
引分け25
本当にライバルです。
対戦成績もがっぷりと組み合っています。
近年はクリスタルが優勢でしたが、昨年はダブルを食らわせております。
点を獲ろう!
獲って勝ちましょう!!
ブライトンの今後の日程について
次のクリスタル戦は絶対に不甲斐ない戦いは出来ません。
無様な試合をしたら、シーズンに大きく影響してしまいます。
シーズン当初の目標は、年末の第20節までに勝ち点20を得ることでした。
残り4試合で1です。
油断せずに、一気に目標をクリアしましょう!
- 第17節 12月16日(月) 28:45 VS クリスタル・パレス(アウェイ)
- 第18節 12月21日(土) 24:00 VS シェフィールド・U(ホーム)
- 第19節 12月26日(木) 21:30 VS トッテナム(アウェイ)
- 第20節 12月28日(土) 21:30 VS ボーンマス(ホーム)
- 第21節 1月1日(水) 21:30 VS チェルシー(ホーム)
- 第22節 1月11日(土)24:00 VS エヴァートン(アウェイ)
- 第23節 1月18日(土) 24:00 VS アストン・ヴィラ(ホーム)
- 第24節 1月21日(火) 28:30 VS ボーンマス(アウェイ)
- 第25節 2月1日(土)24:00 VSウェストハムU(アウェイ)
※カップ戦の状況次第では日時が変更になることもあり。
まとめ
狼共を蹴散らしたかったけど、あのような試合でしぶとく勝ち点を拾うのはとても大事なことです。
一歩ずつ、着実に歩みましょう!
力強く羽ばたけSeagulls!
打ち勝とうぜブライトン!!
Go for it! The Seagulls!!
I'm rooting for the Brighton & Hove Albion from Japan!!
↓オススメのサッカーブログランキングはこちらへ!