2019年3月17日、ブライトンは2019-20シーズン・プレミアリーグの第2節を戦いました。
相手は、前節にマンCに手痛い目に遭っているウエストハム。
意気消沈しているならば一気に叩いて連勝を飾りたいところでしたが・・・
今年からプレミアリーグに導入されたVARにやられました。
新加入のトロサールが躍動した2019-20プレミアリーグ第2節ブライトンVS ウエストハム戦を振り返ります。
- 2019-20プレミアリーグ第2節ブライトンVS ウエストハム戦の試合結果
- 2019-20シーズン・プレミアリーグ開幕戦終了時の順位
- 2019-20プレミアリーグ第3節、BHAFCはホームにサウサンプトンを迎えます!
- ブライトンの今後の日程について
- まとめ
2019-20プレミアリーグ第2節ブライトンVS ウエストハム戦の試合結果
ブライトン 1-1 ウエストハム
後半16分:ハビエル・エルナンデス
後半20分:レアンドロ・トロサール
エルナンデスくん、元気だね。
香川の同僚だったマンU時代にも良い選手だと思っていたが、各国を渡り歩きながら、こんなにも第1戦で活躍し続けるなんて・・・。
しかし・・・31歳には見えないな。
トロサール・・・
本当なら2発決めていたはずなのに、VARの餌食になりました。
昨年までなら、間違いなく決まっていたはずです。
でも、取り消しになった試合で決め直すところが凄い!
本物の匂いがプンプンします。
2019-20シーズン・プレミアリーグ開幕戦終了時の順位
おい!
EL圏内にブライトンの名前があるぜ!!
まだたった2試合なのは判ってますから・・・
夢くらい見させてくれ!
2019-20プレミアリーグ第2節ブライトンVS ウエストハム戦の試合内容のまとめと感想
新監督を迎え、新戦力を補強したチームは、アウェイでの開幕戦を快勝を飾り、華々しく3年目の航海に旅立ちました。
そして迎えた第2節のホーム開幕戦!
連勝して、一気に勢いに乗って欲しいと願っていましたが、世の中、思うようにはいきませんね。
前半開始直後、ブライトンは奇襲。FKに長身SBのバーンが飛び込みますが、僅かにクロスバーの上へ・・・。これが決まっていれば楽な展開だったはず。
前半序盤、ウエストハムは前節のマンC戦でボロボロにされたので、この日はアウェイだし引いてくるかと思ったらそんなことはなかった。
ブライトンの攻撃を網に掛けてガンガン前に来ていた。
一方、ブライトンの動きはどうも固い。開幕戦の方が良い動きだったように思う。
前半中盤、ブライトンの攻撃はペナルティまで入れず。スティーブンやマーチなどのミドル主体。
前半27分、問題のワンシーン!
トロサールが移籍後初ゴールを決めたと思ったら、僅かにバーンがラインより前に出ていたのでオフサイド・・・VAR恐るべし。
前半終盤、長身のバーンが、「デカイやつは俊敏ではない」という思い込みを覆すようなターンを決めてゴール前にクロスを入れる。マーレーが頭で合わせるがこれまたクロスバーの上に・・・。ちょっとオフサイド気味だったが。
後半序盤、ブライトンが主導権を握っている。
後半11分、グロスから完璧なパスがトロサールの元に届くがシュートがミートせず。
その後もトロサールは何度かチャンスを決めきれない。
後半16分、ウエストハムに中盤の網を掻い潜られ、前線にスルーパスを出されて失点。
エルナンデスのラインの駆け引きが見事だった。
後半20分、マーレーのポストプレーからこぼれたボールを拾ったトロサールがステップを踏んで右足を振り抜くとゴール左へ!
ついに、初得点!そして同点!
この時、審判が耳に手を当てるから、またかよ!って叫んでしまった。
後半終盤、オープンな展開になって互いにチャンスを手にするも・・・
モペーが決め切れません。宇宙開発はするし、足にボールはつかないし・・・。
一方のウエストハムも、ブライトンの中盤を掻い潜ってチャンスを得るも、ライアンのファインセーブに阻まれます。
試合終了、ブライトンとしては勝点2を失ったような試合でした。
2019-20プレミアリーグ第2節ブライトンVS ウエストハム戦のデータと感想
ブライトンVSウエストハム戦の試合データは以下の通りです。
- ボール支配率はブライトンが58%で、ウエストハム 42%。
- シュート数ブライトン13、ウエストハム7。
- CKはブライトン8、ウエストハム 6。
- クロスはブライトン29、ウエストハム14。
- カウンターはブライトン0、ウエストハム 0。
記録上ではカウンターは互いに0回です。
カウンターを仕掛けていたように思ったのですが、仕掛けたけど、最後まで攻めきれていないからカウントされていないのですね。
2019-20プレミアリーグ第2節ブライトンVS ウエストハム戦のハイライト動画はこちら
悔しい・・・というか惜しいシーンが満載です。
少なくとも、後半にもう1点は取れたはずです。
2019-20プレミアリーグ第2節ブライトンVS ウエストハム戦を見て感じた3点
この試合を見ていて感じたのは3点があるので、それに触れておきます。
2つは選手のこと
1つはシステムのこと
トロサールはどうやら本物だ!
彼が居ることで、マーレーがより活きる気がします。
マーレーはポストプレーも上手いし、実はパスは上手い。
でも、昨年まではアシストしようにも、出し所がなかった。
でも、この試合を見ている限り、トロサールはマーレーの位置を意識してプレーしているように感じました。
他にも、シュートはミートしなかったけど、グロスからパスを貰うために絶妙な位置に動いていたのは凄かった。
あとは、オフサイドにはなったけどボレーの技術、同点弾でのステップワークからのシュートの技術、間違いなく上手い選手です。
この試合で見せたようなプレーをしてくれれば、シーズン二桁は取れる選手だと思う。
あとは、トロサールからマーレーなどへパスが出るかどうか・・・。
点も取れるしアシストも出来るとなれば、鬼に金棒です。
201センチの華麗なターン!ダニエル・ジョンソン・バーン!!
怒られるのを承知で敢えて書きますが、デカイ奴やつで足元が器用な奴がいると思いもしませんでした。
でも、開幕戦では俊敏にゴール前に戻る姿に驚いたし、サイドを上下動する動きにも目を奪われました。
でも、この第2節の前半に見せたターン!
解説も思わず声を出していた。
それくらい、意外だった。
彼をSBで抜擢したポッター監督は凄い。
まあ、バーンが凄いのでしょうが。
イメージを良い意味で壊してくれた201センチのサイドバックに期待したい。
早くもVARの洗礼!プレミアリーグに導入されたVARとは?
今シーズンから導入されたのは判っていたけど・・・
まさか、これほど早く洗礼を浴びるとは思わなかった。
改めて、プレミアリーグに導入されたVARについて確認したので、今後のためにここに記しておくことにする。
色々調べた中で、以下の記事が一番判りやすかったので引用します。
フィールド上で審判が見たものと、ビデオ映像が示す事象に矛盾があった場合のみ、VARが介入する。
その対象は、「ゴール」「PK判定」「一発退場」「選手誤認」の4種類で、それらに関わる場面で「明確なエラー」や「重大な未確認事象」があった場合に限られるとのこと。つまりゴールキックかコーナーキックか、どちらのスローインか、イエローカードを出すべきか、またはゴールに関わらないオフサイドといったシチュエーションではレビューされない。目指すところは、「最小限の干渉で最大限の効果を」ということらしい。
この文章、凄い判りやすかったです。
今回のトロサールのゴールがどのような過程を辿ってオフサイドとなったのか?が良く判りました。
つまり、審判も守備側の選手もオフサイドと主張せずゴールという判断をしていたとしても、VARセンター側のチェックで判定に矛盾があれば、映像を元にして速やかに正しい判定が下り、判定が覆る。
私達がロシアワールドカップで何度も見たような、審判がピッチ際のモニターまで走って行って、映像を確認して、最終判断は審判が下すシステムではない。
ということですね。
この方式であれば、あの興醒めするような「中断時間」はないので良いと思います。
すでに今季のプレミアでは、このVARシステムの導入で、既にいくつかの試合でゴール取り消しが起きています。
この積み重ねが、シーズン終了時に今までありえないような順位になっていることがあるかも知れません。
一方、VARのために、大金星が減ることもあるような気がしています。
2019-20プレミアリーグ第3節、BHAFCはホームにサウサンプトンを迎えます!
■2019年8月24日(土)23時キックオフ(日本時間)
サウサンプトンは間違いなく、シーズン終盤にはライバルになる相手です。
だから、ホームでは絶対に勝点3が必要です。
ここでしっかりと叩く事が出来れば大きいです。
ブライトンとサウザンプトンの対戦前の順位と状態
両チームの現在の順位と状況は以下の通りです。
ブライトン 5位(勝点4) 1勝1分 4得点1失点
サウサンプトン 19位(勝点0) 0勝2敗 1得点5失点
サウサンプトンは開幕戦ではバーンリーのホームに乗り込み0-3の完敗。
第2節はホームにリヴァプールを迎え、1-2の惜敗。
連敗中なだけに、もの凄い勢いでブライトンに襲い掛かってくるかも!
ブライトンとサウザンプトンの過去2年の対戦成績
2年連続で残留を争ったライバルです。
また、地理的にも近くて色んな意味でライバルです。
絶対に負けられません!
過去2年間の対戦成績は以下の通りです。
4戦して3分1分。
勝ててない!
対サウサンプトン、2018-19シーズン
第5節(アウェイ)2-2で引分
サウザンプトンからすれば、勝点を失った引分けだったと思う。
終了間際にPKをゲットし、マーレーがドカンとど真ん中へ蹴りこんだ試合でした。
あの時間帯にど真ん中に蹴る精神力は凄い。
第32節(ホーム)0-1で敗戦。
残留のためには絶対に勝利が必要な試合だったのに・・・
まさかの0-1で敗戦。
振り返ってみると、昨シーズンでワーストの内容だったように思います。
ボール支配率は後半だけでも70%を超えていたが、試合全体を通してシュートは僅かに9本で、枠内は僅か1本でした。
本当に、持たされると何も出来ないチームでした。
対サウサンプトン、2017-18シーズン
第10節(ホーム) 1-1で引分
事故のような失点後、なかなか点が取れませんでしたが、マーレーの技ありのヘディングでなんとか同点に持ち込みました。
第25節(アウェイ)1-1で引分
どちらもPKで1点ずつ。
なんだろう、サウザンプトンとは塩試合になりやすいのはこの頃からかな?
ブライトンとサウザンプトンの過去の全対戦成績
初めての対戦は1903年11月21日 Southern Leagueでの試合でした。
ブライトンは1-5で完敗しています。
それ以来、両チームは71試合戦っています。
場所的に近いのでもっと対戦しているかと思いました・・・。
ブライトン20勝
サウザンプトン34勝
引分け17
相性は悪くも無いし、良くもない。
ただ、勝てない・・・。
ブライトンの今後の日程について
開幕戦は見事な勝利を飾ったが、ホームではその勢いに乗れなかった。
でも次節もホームでの戦いです!
なんとかブライトンとホーブの街にSeagullsの歓喜の歌声を響かせてくれ!
- 第3節 8月24日(土) 23:00 VS サウサンプトン(ホーム)
- 第4節 8月31日(土) 23:00 VS マンチェスター・C(アウェイ)
- 第5節 9月14日(土) 23:00 VS バーンリー(ホーム)
- 第6節 9月21日(土) 25:30 VS ニューカッスル(アウェイ)
- 第7節 9月28日(土) 23:00 VS チェルシー(アウェイ)
- 第8節 10月5日(土) 23:00 VS トッテナム(ホーム)
- 第9節 10月19日(土) 23:00 VS アストン・ヴィラ(アウェイ)
- 第10節 10月26日(土) 23:00 VS エヴァートン(ホーム)
- 第11節 11月2日(土) 23:00 VS ノリッジ(ホーム)
- 第12節 11月9日(土) 未定 VS マンチェスター・U(アウェイ)
序盤の山場である第4節から第7節までの4試合の前に勝点を積み重ねたい。
だから、次節のサウサンプトン戦はとても重要です。
まとめ
開幕戦で感じた攻撃戦術の改善は変わらない。
むしろ高まったような気がします。
ただ、DFがちょっと心配。
中盤の網を潜られると一気にピンチになるのは如何なものか?
ダンクとダフィーの2人には気合を入れ直して欲しい。
羽ばたけ、Seagulls!
勝て、ブライトン!!
Go for it! The Seagulls!!
I'm rooting for the Brighton & Hove Albion from Japan!!
↓オススメのサッカーブログランキングはこちらへ!