2019年8月10日、鹿島アントラーズは聖地カシマスタジアムに横浜Fマリノスを迎え、2019年J1リーグ第22節を戦いました。
横浜のホームでは稀に見る完敗で、観戦に来ていた鹿島サポの子供が号泣しているという衝撃的なシーンまで目にした試合でした。
ホームで行う第22節は、優勝のためにも、そしてこれからの鹿島サポを支える子供達のためにも、絶対に勝利して欲しいと願っていました。
終盤まで互いにフラストレーションを溜めながらもつれた試合は、鹿島の若鹿がカシマの夜空に歓喜をもたらしました。
2019年J1第22節鹿島VS 横浜FM戦の記録を残しておきます。
2019年J1第22節鹿島VS 横浜FM戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-1 横浜Fマリノス
前半1分:セルジーニョ
後半23分:仲川 輝人
後半42分:上田 綺世
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF26 小池 裕太
27 ブエノ
37 小泉 慶
39 犬飼 智也
MF18 セルジーニョ
20 三竿 健斗
30 名古 新太郎→後半36分47相馬 勇紀
41 白崎 凌兵→後半48分6 永木 亮太
FW 8 土居 聖真
15 伊藤 翔→後半28分36上田 綺世
小泉、ブエノ、小池、名古のスタメン、交代で上田、相馬、誰がこのようなメンバーになることをシーズン初めに想像しただろうか・・・。
大胆な新戦力の起用は吉と出て、鹿島に勝利をもたらしました。
2019年J1第22節鹿島VS 横浜FM戦のハイライト
確かに映像で観ると伊藤翔がオフサイドらしき場所にいて関与した、
だが、あれは副審から見えるか?その点は謎だ。
まあ、それでもこの試合のハイライトは記念すべき上田のゴール。
これが、伝説の幕開けとなることを願う。
2019年J1第22節終了時点の順位表
22試合を終えて鹿島は2位!
首位のFC東京が勝ち続けているため勝点差は7のまま。
鹿島としては、とにかく勝ち続けるしかない。
鹿島VS 横浜FM戦の試合内容と選手の感想
先にも触れましたが、今シーズンの開幕試合に行った時、まさか夏にはこのようなスタメンになるとは想像もしませんでした。
試合前のメンバー表を見たときは驚きと言うより、唖然でした。
前半1分、横浜がGKからビルドアップする情報を掴んでいた鹿島は前から追い込み、土居が刈り取ってセルジーニョへ。そしてセルジの左足一閃!
新加入選手、経験不足の選手だらけのスタメンで不安一杯のチームに、大きな勇気を与える先制点となりました。
前半序盤、鹿島の新加入選手の情報が不足しているのか、鹿島が4-4-2から4-2-3-1気味に戦っていることに戸惑ったのか、鹿島の網にボールが良く掛かり、何度かカウンターを仕掛けることに成功した。
理想を言えば、この時間帯に2点目を獲りたかった。
前半9分、相手GKが飛び出して伊藤翔を倒したシーンはカードを出すべきだろう?
前半15分過ぎから、横浜がペースを握る。度々、選手の間にパスを通され、DFの溝を突かれ、何度も相手にチャンスを与えてしまう。
先制した鹿島は・・・
前半34分、43分に土居が絡んでチャンスを得るが決めきれず。
前半終了、奇襲に成功した鹿島が1-0で折り返す。
後半開始、前半と同じく奇襲成功・・・しかし、最後の詰めでブエノが決めきれず!
あれは決めてくれよ~
後半序盤、鹿島がペースを握り、ジリジリとマリノスゴールへ迫り・・・
後半11分、土居が決めて追加点!
と思ったら、主審がウジウジと決められずに副審などに聞いて回った挙句・・・オフサイドにしやがった!
確かに映像的には微妙だが、映像観れない限りあれは判別できないぞ!
後半20分、三好が投入されると流れが横浜へ。
後半23分、横浜に決められて振り出しに戻る。戻りオフサイドのようにも思えますが、それよりもスンテが4枚目のイエローを貰った方が痛い!
同点後、横浜のペースが続く。
後半32分、相手の扇谷が不用意なプレーでカード2枚目となり退場。
徐々に鹿島ペースになる。
後半42分、三竿の正確なロングパスを土居が絶妙に頭で落とす。
そこに、上田!
冷静に右足でゴールへ蹴りこみ、鹿島が突き放す!
上田を祝福する輪が出来る。
アディショナルタイム、永木を送り出し、集中を切らさず、鹿島が逃げ切る。
試合終了、上位対決は鹿島に軍配が上がる!
新戦力の小泉慶!
チームの一番苦しい時に右SBで奮闘してくれた永木に休みを与えるためか、新加入の小泉を右SBで起用しました。
守備も攻撃も及第点だったと思います。
試合を観ているときは、これは!という特徴を出せたとは言えないように感じていましたが、試合後のデータを観ると、スプリント回数が18チーム中で3位に入っていて、労を惜しまずに最後まで駆け抜けたことが判りました。
それと、観ていて気に入ったのは、彼の顔つきです。
もの凄く、サッカーと真剣に向き合っているなぁ・・・と思いながら観ていたら、こんな記事が出ていて納得しました。
ようこそ、鹿島へ!
絶対に、代表まで登りつめましょう!!
タイトルとりましょう、相馬勇紀!
名古屋から期限付きで移籍して翌日に試合に出れる姿勢が素晴らしい。
いつでもプレーできる準備を怠っていない所にプロ意識の高さを感じました。
プレー自体は、出場時間も短かったので、可もなく不可もなく・・・。
真夏の試合で途中から出てきたら絶対に嫌な選手であることは間違いないのですが、本人的にはスタメンでやる意欲満々だろうし、良い意味で競争意識が高まればよいなぁ。
試合後の記事で目に付いたのはこれ!
絶対獲るぞ!
祝!J初得点!!エース上田綺世への第一歩!!!
ゴールを決めた後の渾身のガッツポーズ。
ゴール裏への雄叫び。
結果の出なかったコパから抱えてきたモヤモヤを吹き飛ばす一発。
間違いなく、逸材。
J1で戦っていく中で、あともう少しだけ身体が強くなれば、間違いなく鹿島史上で最高の点取り屋になる素質があることを見せてくれた。
試合後のこの記事が最高でした。
いつも鹿島愛に溢れていた鈴木が去っても、新たに鹿島愛に溢れる若者が誕生。
このサイクルが途切れない限り、鹿島が強者で居続けるはず。
ブエノ!ブエノ!!ブエノ!!!待ってたよ!!!!
新加入3人だけの感想にしようと思ったけど、どうしても触れておきたい。
長かったね。
本当にここまで色々とありましたね。
ようやく、恵まれた身体能力を存分に発揮する時が来た。
今や日本代表で不動のCBである吉田も、最初はボロボロだった。
昌子だって、植田だって、出始めたときは散々色んなことを言われた。
ミスを恐れるな。
ミスした分、経験値として成長してくれ。
ブエノがCBの真の怖さを知った上で、今のプレーを継続して出来るのであれば、鹿島史上に名を残すCBになる素質がある。
今は未完であるが・・・。
鹿島の今後について
この夏の新加入は3人で打ち止めだろうか?
若返り、勢いはついたが、締める役が出来る選手は要らないのかな?
内田の状態が計算できないのであれば、経験豊富は選手を獲得することは、シーズン終盤に必ず活きると思うのですが・・・。
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- 天皇杯3回戦 8/14(水)日時場所未定 VS栃木SC
- J1第23節 8/17(土) 19:00 アウェイ VS 大分
- J1第24節 8/23(金) 19:00 ホーム VS G大阪
- ACL準々決勝第1戦 8/28(水)21:00アウェイVS広州恒大
※時間は日本時間。 - J1第25節 9/1(日) 18:00 アウェイ VS 清水
- ルヴァン準々決勝 9/4(水) 未定 アウェイ VS 浦和
- ルヴァン準々決勝 9/8(日) 未定 ホーム VS 浦和
―――9月上旬には日本代表の試合が2試合―――
★キリンチャレンジカップ★ - 9/5 時間未定 パラグアイ戦
会場はカシマスタジアムなので、鹿島からも選手が選出される可能性が・・・。
ただ、この過密日程で選手を出せるのか???
★カタールワールドカップアジア2次予選 - 9/10 時間未定 ミャンマー戦(アウェイ)
相手が相手ですが、初戦は難しいものだからなぁ・・・。 - ACL準々決勝第2戦 9/18(水)19:00ホームVS広州恒大
連戦を考えると、横浜との上位対決を制したことは大きな意味を持ちます。
まとめ
今年、既に5敗していますが、まだ連敗はしていません。
連敗しないこと・・・
そして、負け試合を引き分けに持ち込むこと。
最後に笑うのは鹿島だ!
次は天皇杯で、その後はまたしても中2日でアウェイ大分戦。
スンテが累積警告で出れないのは痛いが、開幕戦の借りを返さねば!
そして、宇佐美やパトリックが戻り活気を取り戻し返しつつあるガンバ・・・
気の抜けない戦いは続きます。
勝とう!
勝って東京にプレッシャーを!!
戦え、アントラーズ!!!
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