2022年3月15日、鹿島アントラーズは大分トリニータのホームに乗り込み、2022年ルヴァンカップ第1節を戦いました。
この試合は大分のチーム内で発生したコロナの影響で、この日に順延となっていました。
- レネ監督の初采配はいかに?
- 離脱の多い守備陣はどうなるのか?
- ピトゥカや鈴木を休ませられるか?
等に注目して観戦しました。
その結果は、やはり今年の鹿島の課題は守備!という事が如実に現れる試合結果となりました。
現状メンバーのブラッシュアップで戦うにしろ、緊急で補強を行うにしろ・・・
今年、タイトル争いに絡むつもりなら、守備陣には絶対に手当が必要だと強く感じています・・・。
2022年ルヴァン第1節(アウェイ)鹿島VS 大分戦の試合結果をまとめておきます。
2022年ルヴァン第1節(アウェイ)鹿島VS 大分戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 3-3 大分
前半3分 染野 唯月
前半14分 呉屋 大翔
前半20分 屋敷 優成
後半17分 ディエゴ ピトゥカ (PK)
後半30分 上田 綺世 (PK)
後半46分 長沢 駿
自ら勝利を手放すような結果になってしまった。
この日の問題点は守備陣だが、攻撃陣も3点獲っているとは言え、PK以外にも決められるチャンスはいくつもあった。
スターティングと交代メンバー
GK31 沖 悠哉
DF6 三竿 健斗
11 和泉 竜司
15 ブエノ
32 常本 佳吾
MF10 荒木 遼太郎
21 ディエゴ ピトゥカ⇒後半38分2 安西 幸輝
33 仲間 隼斗⇒後半25分8 土居 聖真
35 中村 亮太朗⇒後半25分14 樋口 雄太
FW17 アルトゥール カイキ⇒後半0分40 鈴木 優磨
19 染野 唯月⇒後半25分18 上田 綺世
チームから公式の発表はないが、コロナは鹿島の守備陣に襲い掛かっているようだ。
それでも、神戸戦での三竿とブエノのプレーを考えれば、このような結果になるとは思いもしませんでした。
仲間と中村が順調にチーム内でポジションを築きつつあることは喜ばしい。
また、和泉が左SBで戦える目途が付けば、安西のバックアップにもなるので有難い。
2022年ルヴァン第1節(アウェイ)鹿島VS 大分戦の動画ハイライト
相手の勢いは失点を喰らった10分程度がマックスで、それ以外は殆ど鹿島がペースを握っていたが、決めるべき時に決め、守るべきポイントで守れないと、こういう結果になることは目に見えていたとも言える。
2022年ルヴァン第1節(アウェイ)鹿島VS 大分戦の試合内容と感想
レネ監督の元、それほど気負い過ぎた感じはなく、上手く試合に入れたと思ったのですが・・・。
前半総括:ポストがゲームを動かした
幸先良く染野の先制点が入ると、多少、バタバタとしか感じはあるが、鹿島が押し込んでいると感じていた。
先生に繋がった荒木への中村からのパスは痺れた。
この選手、使えば使う程、大化けするような気がしています。
前半10分、染野の競り合ったボールはクロスを叩いてゴールならず・・・
前半14分、呉屋のシュートはクロスを叩いてゴールへ・・・
慌てたのか、ブエノの悪い癖なのか、集中力が無くて雑なプレーが多い。
混戦から撃たれたシュートの処理を沖がミスり失点。
その後は、鹿島がエンジンを加速して攻めるも決定機までは至らず。
後半総括:どれか一つでも決めていれば・・・
交代で送り出された鈴木や樋口、上田は違いを見せてくれた。
一方で、圧倒しながらも、相手GKの好守があったとは言え、2つのPKでしか点を獲れなかったことは気になる。
今のアントラーズのチーム状態では、失点を防ぐのはなかなか難しい。
終了間際、長澤に「頭ではなくトリッキーに【足】」で決められてしまう。
試合終了:課題の残る引分けとなった
やはり課題は守備にあることが露呈した。
守備の整備は喫緊の課題
この日のGKがスンテだったとしたら・・・
必ず勝っていたとは言えない。
なぜなら、沖のプレー自体が悪すぎた訳ではない。
一番の原因はブエノのプレーが雑過ぎたことだ。
神戸戦で上手くって気が緩んだのだろうか?
ただ、沖にも問題がある。
それは、守備の要としての成長が感じられない点だ。
出場し始めた頃の良きパフォーマンスを維持しているとも言えるし、伸びてないとも言えるし・・・。
時に怒鳴りつけるくらいの守備陣のコントロール術を、側にいてスンテから盗めないようであれば、常時出場が可能なチームへのレンタルで経験を磨くしかない。
敗戦の主要因となったブエノですが、ポテンシャルは疑いないが、やはりムラがあるのは変わっていないと思います。
熱し過ぎない程度に火が着いている時は素晴らしいプレーをするが、冷めている時や空回りを始めた時、冷静さを取り戻させたり、または発破を掛けれられる相棒やGKが居ないとダメなのは、鹿島のCBを任すのは少々怖い気がします。
とにかく、CBだけでなく、SBとボランチまでも含めた、守備の仕方を整備する必要性を強く感じる試合となりました。
カイキ・・・どうしたよ?
個人的にかなり期待していたカイキのスタメンでしたが、何も出来ずに前半で交代となった印象である。
時折、良さを感じさせるプレーはあったけど、チームに全く溶け込んでいない(一人だけ異物のようなリズムと判断だった)印象でした。
選手の良さを見つけ、それをチームの中で活かすことに長けているレネ監督が、今後、カイキを再生してくれることを祈る。
レネ監督の初采配
チームに合流して2日なので、良いも悪いもありません。
強いて言うならば、以下の点が良かったかな。
- 劣勢の時も「変にイライラ」しないで戦況を見つめていたこと
- 前半終了間際の良さを変に引っ張らずカイキを下げたこと
- 同点の時点で選手を次々と投入したこと
- ピトゥカを下げる決断をしたこと
等が、良かったかなぁ・・・と思う試合でした。
今後の鹿島について
次はホームに戻ってリーグ第5節の湘南戦です!
永木がやって来る!
彼の熱い想いを倒してこそ、前に進めるはず!!
- 3月19日(土)15時 第5節(ホーム)VS湘南
- 3月26日(日)15時 ル第3節(ホーム)VS G大阪
- 4月2日(土)16時 第6節(ホーム)VS清水
- 4月6日(水)19時 第7節(アウェイ)VS福岡
- 4月10日(日)15時 第8節(ホーム)VS横浜FM
- 4月13日(水)19時 ル第4節(アウェイ)VS C大阪
- 4月17日(日)15時 第9節(ホーム)VS名古屋
- 4月23日(土)15時 ル第5節(ホーム)VS大分
- 4月29日(金祝)16時 第10節(アウェイ)VS C大阪
- 5月3日(火祝)15時 第11節(ホーム)VS磐田
- 5月7日(土)14時 第12節(アウェイ)VS広島
※ル=Jリーグカップ
これ以上、チーム内でコロナが広がらないことを願うしかない。
守備陣が色んな意味で崩壊してしまう・・・
まとめ
大分戦から僅か数日しかないが、レネ監督がどんな策を打ってくるか?
新しい選手の起用や布陣はあるのか?
湘南戦が待ち遠しいです。
そして・・・
永木と脩斗との再会も楽しみです。
負けられん!
とにかく・・・
コロナには注意して!
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