昨年、12月22日に行われたクラブワールドカップ3位決定戦から2ヶ月が経とうとしています。
長かった、鹿島ロスの時期もようやく終わりが見え、新シーズンの幕開けは直ぐソコまで来ていますが、鹿島アントラーズは依然として復帰できない怪我人を抱えており、プレシーズンをベストなメンバーで戦うことは出来ませんでした。
その点については、不安を感じずにはいられませんが・・・
とりあえず、今年に入ってから開催されたプレシーズンマッチ4試合について、思うところをまとめておきます。
シーズン前から批判ばかりするのはイヤなので、前向きな意見を中心に!
2019年度、鹿島のプレシーズンマッチ4試合のハイライト動画と感想
ハイライト動画は全て、鹿島アントラーズの公式youtubeで公開されています。
鹿島アントラーズ公式チャンネル Kashima Antlers Official
まあ、当たり前だけど、マイナス的な映像は含まれていませんね。
宮崎キャンプ編 鹿島アントラーズ V テゲバジャーロ宮崎
結果は1-0だったけど、個人的には数人の選手に今年の意気込みを強く、とても強く感じた試合でした。
一番気になったのは、土居選手!
人は幾つになっても変われるというが・・・明らかに何かが違う。
昨年末のクラブワールドカップにおける2つの敗戦が、彼に何かをもたらしたのは間違い無さそうだ。
そして、同期入団の柴崎や昌子が、新たな道を歩んでいる(決断をした)ことも、彼に何かをもたらしたのであろう。
2019年、何かを実現しそうな気がする。
レアンドロ選手が元気に走り回っている姿が観れて良かった。
復帰自体は、昨年終盤に果たしていますが、正直、身体は重そうで、キレは感じられませんでした。
あの時と今は、比較にならないと思います。
強いて心配事を上げるなら、持ち過ぎの傾向が強まっているかな・・・くらいです。
目を惹かれた新戦力の2人!
マリノスから移籍してきた伊藤翔選手。
実戦形式でこのメンバーでやるのは初めてでしょうし、なにより、移籍直後なので結果を求める気持ちが強いはずだと思うのですが、意外といったら失礼でしょうか?彼はとても冷静に周囲を見ているのだと思いました。
鈴木やセルジーニョと息が合うようになったら、凄い化学反応を起すかもしれないと思いました。
高卒新加入の関川選手。
いいっすね。身体の強さを感じるし・・・なにより顔つきが最高です!
鹿島のCBの系譜を受け継いだ顔です!
そんな印象を持った、シーズン初戦でした。
宮崎キャンプ編 鹿島アントラーズ VS ヴァンフォーレ甲府
まだこの時期なので結果に拘らなくても良い時期ですが・・・
チームとしての狙いが奈辺にあったのか?が掴めませんでした。
この試合は、昨年出場機会を得て、そのチャンスに活きの良さを見せてくれた2人が、今年も元気で居ることに安心しました。
小田選手!
昨年は、これからと言うところで怪我をしてしまい残念でしたが、順調に回復したようで安心しました。間違いなく、今年も出番があるはずだから、昨年の経験を活かして飛躍して欲しい。なぜか、プレー時間の割には得点に絡む印象です。
「飛躍してくれないと困るよ~」と強く思いました。
山口選手!
ピッチを耕すような勢いのある走りは今年も健在で安心しました。
特攻野郎なこと、勢いのある事、我武者羅なこと・・・
良く判りましらから、今年は、結果を求めて試行錯誤ですね!
エスパルスから新加入の白崎選手も出ていました。
が・・・彼の獲得の目的がイマイチ掴めませんでした。
良い選手なのは判っているけど、チームは白崎に何を求めているのだろう?
この試合だけでは、判りませんでした。
最後に、惨敗した後の監督のコメントが・・・
確か、今年のスローガンは「かわる」だったはずですが・・・
「勉強になった~」ってコメント、ダメじゃないかな?
宮崎キャンプ編 鹿島アントラーズ VS大宮アルディージャ
多くのサポーターを不安にさせた甲府戦から一転。
再び、シーズン前のワクワク感を取り戻してくれた一戦となりました。
変身中の土居選手!
本当に今年は彼が何かを起こす気がする。
シーズン終了後、「神」扱いになっているかも知れない。
いや、なっていて欲しいです。
新10番の安部選手!
相変わらず良い動きです。
本当に彼がボールを持つと、期待させてくれます。
10番のプレッシャーに負けず、ノビノビとプレーして欲しい。
期待が膨らむ新人選手の関川!
身長は182センチと公表されていますが、空中戦で凄く高さを感じます。
そして身体も本当に強いし、気も強い!
スンテが厳しく指導してくれたら、短期間でもの凄い選手に化けるかも知れません。
セルジーニョ選手は今年もシュートが上手い!
シュートの際のコントロールショットは今年も健在でした。
山口や安西も、セルジのこの技術を盗めば良いのに。
彼らの場合、ズバババッ~って走って行き、ズドン!とシュートを放ち、バーン!ってクロスやGK、DFにぶち当てる印象が強いです。
時に、コロコロって流し込む技術を覚えたら、凄いことになると思うのですが、ねぇ。
翔選手の初ゴール!
彼の高さは貴重です。布陣としては一番前に居て欲しくですが、でも、彼の視野の広さ
とポストプレーをより活かすなら、1.5列目とかの方が良いような気もします。
レアンドロ選手の足元は健在!
試合感を取り戻すこと、コンディションがさらに上げること、そして、持ち過ぎずにシンプルにプレーすることを心掛ければ、復活間違いなしと思います。
いばらきサッカーフェスティバル2019 鹿島アントラーズ vs 水戸ホーリーホック
関東全域で雪が降る寒い日でした。
鹿島は相変わらず怪我人続出中で、本格的なシーズン前なのに既に野戦病院となっています。そのため、ベストな布陣がこの時期になっても組めず、今シーズンを占うには難しいメンバーだったと思います。
<試合の一番の見所>
得点に到る前の、土居のプレーに凝縮されていました。
ここまでのプレシーズンマッチにおいて、今までと違う姿を見せていた土居選手。
今年は何かやってくれるかも知れないと期待していましたが、それが確信に変わったプレーがありました。
得点シーンの前、土居選手がセンターサークル付近で、相手に後ろから突っかけられて倒れます。
今までなら、そのまま倒れたままで・・・、
笛が鳴ったらFKで再開。
笛が鳴らずにボールを奪われて攻撃された時は、倒れた土居はピッチに座りながら抗議の意味で両手を広げる・・・。
このどちらかしかなかったと思います。
でも、この試合の土居は違いました。
倒されても、笛が鳴る鳴らないに関係なく、ボールを奪われないようにするプレーを続行する意思が彼にはありました。
その気持ちが強くあったからこそ、倒されてもボールを失わず、マイボールした状態でサイドへ展開し、最終的に中村のゴールに繋がったのだと思います。
アジアカップ準決勝・イラン戦での南野と大迫のプレーを彷彿とさせました。
海外経験の無い土居選手にとって、昨年末のクラブワールドカップでの戦いは、彼のサッカー人生に大きな影響を与えたのだと思います。
2016年の大会時には、感じられなかった何かを、盟友達が海外に旅立って行ったからこそ、2018年の大会時には感じ取れたのでしょうか?
2019年、彼がどんな風に化けるのか?見届ける1年にしてみようと思いました。
鹿島のスケジュール
プレシーズンマッチも全て終わり、今は、シーズン開幕に向けて最後の調整中・・・のはずです。
まあ、鹿島は練習でチームの熟成度を練りこむよりも、開幕までにどれだけの怪我人が戻ってくるのか?が重要だと思います。
■AFCチャンピオンズリーグ2019 プレーオフ
2/19(火) 19:00 ホーム VS ニューカッスル・ジェッツ
昨年オーストラリアリーグ2位のチームです。
オーストラリアリーグは現在シーズン真っ只中で、ジェッツは18試合終えて7位である、今年は上位から大きく引き離されています。
もっとも、だからと言って戦いやすい相手とは言えません。
寧ろ、ACLにかける意気込みがあるかもしれないのでイヤな相手です。
また、彼らは2/15にリーグ戦を戦ってから、日本へ移動してきます。
さらに、オーストラリアは南半球なので今は夏!
気温は最低20℃を下回らない日々です。
それが、日本にきたら・・・冬!
ちなみに2月19日の鹿嶋市の天気は曇りで最高14℃、最低3℃!
いっそ、おもいっきり寒くなってやれ!!
なんにせよ、一発勝負の試合はイヤですね。
■2019年J1リーグ
- 第1節 2/23(土) 15:00 ホーム VS 大分トリニータ
- 第2節 3/1(金) 19:00 アウェイ VS 川崎フロンターレ
- 第3節 3/9(土) 16:00 ホーム VS 湘南ベルマーレ
- 第4節 3/17(日) 14:00 アウェイ VS 北海道コンサドーレ札幌
※この後、日本代表ウィークとなり2週間中断します。
まずはスタートの4試合に注目です。
序盤の4試合で、悪いなら悪い点がハッキリしてしまえば、早期治療が可能です。
ズルズルと煮え切らないままだと・・・まずいと思います。
まとめ
2017年は無冠。
2018年は国内無冠。しかし悲願のACL制覇。
そして・・・
2019年は?
鹿島の魂だった小笠原はもう居ない。
主将を継いだ内田が、どうチームを引っ張っていくのだろうか?
打倒川崎F!
ACL連覇!
全冠制覇!
行け、アントラーズ!!
皆で行こうぜ、鹿島スタジアム!!!
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