2018年5月16日、鹿島アントラーズがACL決勝トーナメントの初戦を突破しました。
1993年5月16日、鹿島にとってのJリーグ開幕戦でジーコがハットトリックを決めて歴史の幕を上げたあの日から25年・・・。
鹿島アントラーズのサッカー史に新しいページが刻まれました。
願わくば、次の1ページは直ぐに刻んで欲しいです。
くれぐれも、25年待たせるのは勘弁してください。
25年では生きてないかも知れないだよ・・・。
2018年ACL決勝トーナメントラウンド16 第2戦を振り返ります。
鹿島VS 上海上港戦の試合結果とスターティング&交代メンバー
鹿島 1-2 上海上港
前半7分フッキ
前半42分土居 聖真
後半36分フッキ
土居がやってくれた!
お洒落なシュートを決めやがって!
そんなお洒落はいらんから、バンバン決めてくれ!
って、煽ってみたくなる程、素晴らしいシュートでした!
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
22 西 大伍
32 安西 幸輝
MF 4 レオ シルバ
6 永木 亮太
9 鈴木 優磨
25 遠藤 康→後半23分安部 裕葵
FW 8 土居 聖真→後半33分小笠原 満男
10 金崎 夢生→後半44分犬飼 智也
自分のスタメン予想ではレオではなく、小笠原と思っていました。
ですが、レオのプレーは良かったと思います。
もっとも、最終盤にゴール前でキープした時には怒鳴りました。
それ以外では「流石」と思わせるプレーが随所にありました。
鹿島VS 上海上港戦の試合内容
勇気を持って前に出る。
守るつもりはない。
試合前にそう語っていた鹿島のメンバーですが・・・
開始7分、FKの処理を昌子がミスし、こぼれ球がフッキの前に・・・。
ズドンと蹴りこまれ、アドバンテージが一瞬で消え、あと1点獲られるとアウェイゴール数で負ける立場に追い込まれます。
前半序盤、ボールを展開させるのに苦しんだ鹿島ですが、10分過ぎから徐々に第1戦のような躍動感を取り戻します。
その後、鹿島が何度か決定的なチャンスを迎えますが、枠に飛びません。
一方の上海は、何度かゴール前までは迫りますし、シュートも放ちますが、決定的なチャンスを迎えません。
前半42分、ペナルティ右でボールを受けた鈴木が、追い越して行った安西にパス。安西が中に折り返すと、飛び込んだ土居がヒールで絶妙に角度を変えてゴールへ流し込みました。
貴重な、本当に貴重なアウェイゴールを鹿島が手にします。
前半45分、ペナルティ左に侵入した遠藤が得意の左足で巻いてシュート。
高さが足りず、相手GKが横っ飛びで弾き出します。
前半総括 序盤は上海ペース。その後は一進一退。終盤に鹿島がゴールを上げると、相手の勢いが落ちます。そのタイミングに一気に追加点を上げれば楽な展開になったのですが・・・。
後半開始、気持ちを持ち直した上海が攻勢を強める。特にオスカルのエンジンが一段上がった印象であった。
後半12分、オスカルからフッキへ絶妙なパス。
万事休すと思ったが、スンテが神懸り的なセーブを見せる。
後半13分、オスカルのCKに合わせたウーがボレーを放つもスンテが止めます。
後半19分、ペナルティ左に侵入したリーがDFの股抜きでシュートを放つも、またしてもスンテが神懸り的な反応を見せて弾く。
後半20分過ぎから、トップギアで後半に入った上海の勢いが落ちる。ただ、鹿島の選手にも疲れが見える。どちらも決定的なチャンスを迎えらないまま時間が過ぎていく。
後半34分、誤審発生!
昌子の頭に当たったボールをハンドと判定され、PKとなる。
スンテはフッキのシュートを読んでいたが、止めきれず。
後半39分、両チーム揉み合い!
何があったのか未だに謎。上海側は熱いが、鹿島側はかなり冷静。
後半44分、犬飼を投入して逃げ切りを計る鹿島。
何度か際どいシーンを迎えるが、神様スンテがゴールを許さず!
第2戦終了。
第2戦は1-2で鹿島がリードを許したまま終了したが、前半となる第1戦での貯金を活かし、トータルで4-3として鹿島の勝ち抜けが決まりました!
第2戦を観て感じたこと
鹿島VS上海上港 第2戦、勝てなくて本当に残念です。
いかなる勝負事にも勝ち負けを拘ったジーコがいたら、きっと、喝を入れられたことでしょう。
それでも、1つの目標であったラウンド16突破を決めたことは幸せなことです。
笛が鳴った瞬間、観ているこっちも、嬉しさと疲れで脱力してしまいました。
試合前に注目した、金崎、土居、両SBの感想もまとめます。
土居!最高です!!
貴重なアウェイゴールを決めた土居は本当に素晴らしかったです。
ゴール以外の部分でも、1列目と2列目を上手く繋ぐ役割を果たしていたと思います。
試合終了後、交代してベンチで休んでいた土居がピッチへ向う際、髪の毛を触って気にしていましたよね。
今日は、何してもOKっす!
金崎!弟の鈴木と共に良く走りました!!
最後まで持つのか心配でしたが、最後まで走りきりましたね。
(実際には後半44分に金崎は交代している)
色々と言う人居ますが、私は、あなたの手を抜かない全力プレーが好きです。
もっと周りを使ってよ~
1人で戦うなよ~
と思う事はあるけど、必死に戦う姿は好きです。
本当にお疲れ様でした。
SBの西と安西は明暗分かれました
安西は大きな仕事をしました。
ペナルティ内へ進入し、完璧な折り返しでした。
守備の面では、まだまだ、な面もありましたが、最後まで走り続けた姿勢に拍手!
西は悪かったとまでは言いませんが、第1戦のようなキレがないように思いました。
単純なミスも多かったと思います。
まあ、大怪我から復帰して間がないので、仕方ないのでしょうか。
スンテ!一緒にACLを獲りましょう!!
前日に韓国代表から落選と言うニュースが流れ、さぞかし落胆しているのではないかと心配していました。
でも、いつも以上に気合の入ったプレーを連発していました。
彼のスーパープレーが鹿島をベスト8へ導いた言っても言い過ぎではありません。
ピンチを防ぐたびに、
手を叩き
大きな声を上げ
時に笑みを浮かべ
仲間を鼓舞し
ありがとう、スンテさん。
その後、この試合の感想や、代表を落選したことについて彼が話した記事を読みましたが、その内容は彼の人柄を示していると思います。
- 「小さなミスが試合を左右することはわかっていた。必死に止めようという意識でした。(10年ぶりの)ベスト8の歴史に貢献できてうれしい」
- 「(落選は)それも運命で、自分の人生。悔しい気持ちをピッチで表現したいと思っていた」
- 「(喜ぶのは)今日のこの瞬間だけ。次に向けて準備したい」
ACLを制覇して笑顔に包まれるスンテさんが見たい!
昌子!安定感を取り戻してくれ!!
どうにも不安定さが払拭されない昨今の昌子です。
この日も、結局2失点に直接関わってしまいました。
確かに、2点目は誤審で昌子の所為ではない。
誤審は間違いない。
だけど、あの位置で手を上に上げていてはいけない。
代表のCBを射止めるためにも、次の仙台戦では張り切って欲しいです。
まとめ
ついに鬼門とまで言われたACLラウンド16を突破した。
でも、まだ何も手にしていない。
準々決勝、準決勝、決勝。
6試合をしっかりと戦い、タイトルを手にして欲しい。
ACLの今後の予定
5月23日(水)組み合わせ抽選
相手は以下のチームから選ばれます。
- 全北現代(韓国)
- 水原三星(韓国)
- 天津権健(中国)
準々決勝
第1戦 8月27日または28日
第2戦 9月17日または18日
準決勝
第1戦 10月1日または2日
第2戦 10月22日または23日
決勝
第1戦 11月3日
第2戦 11月10日
頑張れ、鹿島!
今後の鹿島の予定
- 【リーグ】第15節 5月20日(日)
ホーム 仙台 14:00 - 【天皇杯】2回戦 6月6日(水)
ホーム 対戦相手未定 19:00
天皇杯を戦うときには、代表に選出された選手は不在となります。
昌子と植田が代表に選ばれると・・・
CBに不安を抱えることになります。
犬飼だってどうなるか判らないですから・・・。
まあ、まずは日曜の仙台戦を絶対に勝ちましょう!
勝って、広島追撃の狼煙を上げましょう!!
そして、気持ちよく代表組みを送り出しましょう
勝てよ、アントラーズ!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!