2018年11月21日、鹿島アントラーズはヴァンフォーレ甲府のホームに乗り込み、2018年天皇杯準々決勝を戦いました。
激闘の末に掴み取ったACL優勝!
あれから10日程休み、身体はすっかりリフレッシュされました。
そして、新たな目標に向かって、歩み始める・・・。
選手もスタッフも誰もがそう言っていましたが、やはりメンタルと言うのは中々思うようにコントロール出来ないものですね。
この試合は苦戦するだろうな・・・と予想していた通り、いや予想以上の苦しい戦いとなりました。
それでも、必死に戦い続け、勝利を掴んだことは大きい!
2018年天皇杯準々決勝(アウェイ)・鹿島VS 甲府戦を振り返ります。
2018年天皇杯準々決勝・鹿島VS 甲府戦の試合結果とスターティング&交代メンバー
鹿島 1-0 甲府
後半31分:土居 聖真
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源
22 西 大伍
32 安西 幸輝
39 犬飼 智也
MF 6 永木 亮太 →後半31分 4レオ シルバ
25 遠藤 康 →後半45分 11レアンドロ
30 安部 裕葵
40 小笠原 満男
FW 8 土居 聖真
14 金森 健志 →後半25分 18セルジーニョ
自分の先発予想では山本を左SBで安西を右、西は休ませるとしていました。
昨日の試合を見る限り、西は疲れなのか心身のバランスが取れていないのか、ACLで見せたようなプレーは影を潜めていたので、休ませた方が良かったような気がします。
鹿島VS 甲府戦の試合内容
試合全体の印象としては・・・
鹿島の選手からは闘う気持ちは伝わってきた。だけど、身体が思うように反応しない。そんな印象を受けました。
甲府の選手からは番狂わせを起こしてやるという気概が溢れていて。まじで危ない試合だったと思います。
前半3分、CKに昌子が飛び込むがシュートは枠外に・・・。
このシュートが決まっていれば、楽な試合になったはずですが・・・。
前半序盤、鹿島が攻勢をかける。ただ、最後のところを決めきれない。
前半中盤、序盤の鹿島の攻勢を凌ぐと、甲府はハイプレスを始める。鹿島が徐々に押されていく。
鹿島は昌子の個人技で相手ブラジル人を押さえ込むなどして耐える。
前半終盤、鹿島側のクロスへの寄せの一歩が足りず、危ない場面が散見される。
後半序盤、鹿島、甲府共に打ち合いを演じる。しかし、どちらも決めきれない。
後半12分、道渕のシュートをスンテがセーブ。この一連の攻撃の流れから甲府に形勢が傾いていく。
後半20分前後、鹿島がマジで下克上に遭いそうな雰囲気が、TV画面を通じても漂ってくる。
しかし、大岩監督は特技「固まる」を発動し、戦況を見つめて動かない。
後半25分、金森→セルジーニョの交代で、ようやく鹿島にも流れが戻る。
後半28分、昌子が体幹の強さを見せる。チャージで相手を吹っ飛ばす。しかし、曽根田は倒れた際に受身が取れず怪我をしてしまう。
後半31分、1人少ないチャンスに、永木が仕掛け、最後は土居がミドルを決めて、鹿島が待望の先取点を手にする。
後半31分、永木をレオシルバに変えるが、この交代は微妙。
明らかに小笠原の方がガス欠だったのに・・・。
後半終盤、甲府が最後の力を振り絞って鹿島ゴールに迫るも、スンテ・昌子が中心となって守りきる。
後半45分、春に両膝を手術してリハビリを続けていたレアンドロが、7ヶ月ぶりにピッチに立つ!
試合終了、甲府の猛攻を凌いだ鹿島が、苦しみながら21冠目への第一歩を踏み出す!
2018年天皇杯準々決勝・鹿島VS甲府戦のハイライト動画
改めてみると、危ないシーンが随分あったなぁ・・・と思います。
土居のシュートは見事な一撃です。
鹿島VS 甲府戦を観て感じたこと
試合前の記事でも難しい試合になるだろうと予想したのですが、実際にはその予想以上に苦しみぬいた印象です。
特に後半は、これは痛い目に遭う時のパターンに嵌りつつある・・・と感じ、ACLの第2戦以上に嫌な予感で心がいっぱいになり、胃が痛くなりました。
なんとか、スンテ・昌子がDFを支え、かつ相手のミスにも助けられて、無失点で切り抜けたので勝利を手にしましたが、正直な話、相手が甲府でなければ負けていてもおかしくなかったと思います。
土居選手のこと
土居さんは毎度毎度、色んなことを言われて大変でしょうね。
そういう自分も試合中は、思わず叫びます。
「打てよ!」とか「下げるなよ!」とか・・・。
でも昨日の試合では、とにかくポスト役が出来ない事に「叱咤」の声を飛ばしました。
本当に、ポスト役は適任ではないですね。
まあ、彼の持ち味ではないことをさせているので、仕方ないのでしょうが、「そこで失ったら攻撃のリズムが出来ないよ!」って言うシーンが数多く見られました。
それでも、彼は鹿島にとって大切なプレーヤーです。
だって、鈴木に土居のプレーをしろと言ったら、やっぱり出来ないでしょうからね。
鈴木やセルジーニョなどを活かすには、彼のプレーは欠かせないと思います。
鹿島の今後の日程について
ACL優勝の後、キルギスとの練習試合はありましたが、約10日間近く試合がありませんでした。
ですが、ここから今季最後の大仕事が残っています。
1つは天皇杯制覇!
もう1つは世界制覇!
また過密日程になりますが、コンディションを上げ、ピンと張り詰めた緊張感で挑むためには、ある程度日程が詰まっている方が良いのかも知れません。
(ただし、今年のように年中殆ど過密日程なのは、選手の身体にはよくありません)
●国内の試合3試合は確定●
- 【リーグ】第33節 11月24日(土)
アウェイ 仙台 14:00 - 【リーグ】第34節 12月1日(土)
ホーム 鳥栖 14:00 - 【天皇杯】準決勝 12月5日(水)
アウェイ 浦和 19:00
※会場は鹿島スタジアムだけど、鹿島はアウェイ扱い・・・。
白ユニでスタンドは左になるのか?
●クラブワールドカップは2試合確定●
・準々決勝
12月15日(土)VSグアダラハラ(メキシコ)
キックオフは日本時間22時(現地17時)
・5位決定戦
12月18日(火)アルアイン(UAE)orチームウェリントン(ニュージーランド)
キックオフは日本時間22時半(現地17時半)
※準々決勝で勝ち上がれば・・・
・準決勝
12月19日(水)VS R・マドリード(スペイン)
キックオフは日本時間12/20の1時半(現地20時半)
・3位決定戦
12月22日(土)相手は未定
キックオフは日本時間22時半(現地17時半)
・決勝戦
12月22日(土)相手は未定
キックオフは日本時間12/23の1時半(現地20時半)
●今後の試合数の動向●
天皇杯準決勝勝利→6試合→CWC準々決勝勝利→8試合
→6試合→CWC準々決勝敗退→6試合のまま
天皇杯準決勝敗退→5試合→CWC準々決勝勝利→7試合
→5試合→CWC準々決勝敗退→5試合のまま
つまるところ、今季は最大8試合しか鹿島の試合を楽しめません!
サポーター的にはその後の長いシーズンオフが怖すぎです。
まとめ
アジア制覇を果たした直後の難しい試合を、なんとか勝ちきりました。
この勝利は本当に大きい!
21冠目を目指すチームの、気持ちを引き締めるのに役立ったと思います。
次は明後日のリーグ・仙台戦。
なんとしても勝たねば!
勝って、リーグも3位は死守して欲しい!
絶対に勝つ!
鹿島は勝つ!!
行け、アントラーズ!!!
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