リーグ再開後の試合を「何とか」勝ちました。
本当に何とか勝ち点3をもぎ取ったと言う表現しか思い当たらない試合でした。
J1第25節 鹿島VS大宮の一戦を振り返ります。
- 試合結果とスターティングメンバーと交代
- 鹿島VS大宮戦の試合内容振り返り
- 試合前に注目した鹿島の5選手はどうだったのか?
- 試合前にデータを元に考察したポイントについて
- 試合を観ていて気になった2選手
- 鹿島の今後について
試合結果とスターティングメンバーと交代
鹿島 1 - 0 大宮
前半33分金崎 夢生
スターティングメンバーと交代
GK21 曽ヶ端 準
DF3 昌子 源
5 植田 直通
16 山本 脩斗
24 伊東 幸敏
MF4 レオ シルバ
8 土居 聖真→後半42分
20 三竿 健斗
25 遠藤 康→後半0分
FW14 金森 健志→後半25分
33 金崎 夢生
戦前の予想通り、金森が久々の先発起用となりました。
J1第25節終了時の順位表
勝ち点差5で着いて来たマリノスが川崎Fに完敗し5位に後退しました。
2位の川崎Fと3位の柏は共に勝ち点差6ですが、得失点差の関係で川崎Fが2位につけています。
川崎Fが不気味です。今のチーム状況は近年にない強さだと思います。
脆さが感じらません。要注意ですね。
鹿島VS大宮戦の試合内容振り返り
中断明けの試合であり、ルヴァンカップで守備が崩壊した後の試合であり、残り10試合であり・・・と色々と懸念される要素が満載の試合でした。
2位以下との差が開いていない状況では、下位チームからの取りこぼしは絶対に避けなくてはならないのですが・・・。
試合内容を簡単に振り返ります。
試合の入りが良くなかった
集中力が途切れているとかではありませんが、フワッとした感じはありました。
大宮が前線からプレスを掛けてきたというのもあると思いますが、ここ最近の鹿島の悪い癖である「前半は受けて立つ」がモロに出ていたように思います。
前半12分江坂のヘディングが決まっていたら危なかった
植田の位置取りが悪い。
それが全てでしょう。
完全にミスです。厳しいようですが代表レベルではありません。
曽ヶ端に助けられました。
あの時間帯に先制されていたら苦しい試合になったと思います。
前半15分頃から鹿島ペース
とりたてて布陣が変わった訳ではないのに、鹿島がペースを握り始めます。
やはり12分の相手のシュートで目が覚めたのかも知れません。
ひっぱたかれないと起きないのは止めて欲しいです。
今日もエースがチームを救う
前半33分エース・金崎が先制しました。
試合後のインタビューでは金森のセンタリングが良かったから決めるだけと言ってましたけど、あのシュートは簡単ではありません。
ゴール隅を狙って流し込む技術は見事でした。
追加点が取れそうで取れない
先制のあと、引き続き鹿島のペースが続きます。
この時間帯に2点目が取れなかったのが、後に鹿島を苦しめることになります。
後半開始、遠藤から安部へ交代
足に違和感を覚えたそうで交代となりました。
多くの人が期待をよせる安部!
どんなプレーをするのか見ものでした。
何かがズレた?噛み合わない鹿島の攻撃
後半直後に金森がシュートを打って以降、鹿島は組織的な攻撃が出来なくなります。
パスが繋がらない
セカンドボールが拾えない
プレスが掛からない
ないない尽くしの後半が始まります。
交代が遅いし、変えるのはそこか?彼でいいのか?
攻められっぱなしの鹿島。
多くの人が「監督何とかしろ!」と叫んでいたことでしょう。
後半25分金森を下げて鈴木が投入されました。
ですが、この交代を見て思ったのは「交代はそこか?」「彼でいいのか?」でした。
明らかに右SHの土居が試合に絡めていませんでした。
レオも動きにキレを感じませんでした。
土居かレオを変えても良かったのかも・・・です。
交代しても大宮のペース変わらず
金森を鈴木に変えても大宮のペースは変わりませんでした。
ときおり単発で大宮ゴールに迫りますが、あくまでも個人の技術で持ち込んだだけで、チームとして攻めた感じは皆無でした。
曽ヶ端がゴールマウスに鍵を掛け何とか勝利する
終了間際もピンチが続きました。
今日の試合は曽ヶ端様様です。
前半と後半でこれほどまでにチーム状況が変わるとは思いませんでした。
前半に点を取れて良かった・・・と安堵しました。
試合前に注目した鹿島の5選手はどうだったのか?
鹿島が勝つために活躍が必要だとして、5人の選手をピックアップしました。
彼らの活躍はどうだったか?
答え合わせをします。
昌子!流石の対応は見事でした。
試合前の記事では「日本代表での経験を活かしてくれ!!」と書きました。
その願いどおり、終始危なげないプレーでした。
相手のFWに好きなようにプレーはさせなかったですしてね。
それと前線への長いフィードがいつもより目立ったように感じました。
もう少し精度を上げれば武器になると思います。
まずは一週間しっかり休んで、新潟戦に備えて下さい。
植田!試合感と言うのはバカに出来ない
試合前の記事では「代表戦未出場の悔しさをぶつけてくれ!!」と書きました。
ですが、上手く行きませんでしたね。
前半12分のクロスへの守備はダメです。
猛省してください。
それと、CKでのヘディングを上達させてください。
その背と身体の強さが活かせていません!
伊東!90分の上下動お疲れさま!!
試合前の記事では「上げろ!上げまくれ高速クロスを!!」と書きました。
試合では何度も何度も右サイドを駆け上がり、チャンスを作っていましたね。
あとは上げるタイミングと質の向上ですね。
最後まで攻守に渡って手を抜かないプレーは見事でした。
次節も期待しています。
金崎!最高です!!あんたが大将です!!!
試合前の記事では「お願いばかりですまぬが・・・頼むエースよ!!」と書きました。
その願いどおりにチームを救ってくれました。
それと、90分間最後までピッチ上を走り回っていましたね。
試合後のインタビューなんかより休みたいという気持ち・・・よく判ります。それでも丁寧に答えていましたね。
お疲れ様でした。
そして金森に結果を出させてくれてありがとう!
金森!やりきった感はありましたね!!
試合前の記事では「最後のチャンスと思って死ぬ気で走れ!!」と書きました。
チャンスを無駄にはしなかったですね!
試合開始からしばらくは足にボールがつかない様子でしたが、徐々に自分の良さを出せるようになりましたね。
先制点の場面も見事でした。
ボールを受けてすぐに中に入れるのではなく、自分の特徴でもあるスピードを活かして一度勝負をかけてから中へ折り返したことが、あの点に繋がったと思います。
後半開始直後のシュート・・・あれが決まっていたら満点でした。
まあ、次のチャンスで決めましょう!
試合前にデータを元に考察したポイントについて
試合前に今期のデータを元に、鹿島が勝つために必要と思われる攻撃ポイント、そして守備のポイントを考察しました。
その答え合わせをしてみます。
攻撃面は「セットプレーとクロスの質、そしてこぼれ球への反応が鍵!」と書きましたが・・・
セットプレーとクロスの数は十分だったと思います。
しかし得点に結びつかなかったのは、上げる側の質と受ける側のシュートの技術が足らなかったと思います。
とくに今年の鹿島はCKをモノに出来ない印象があります。
なんとか改善して欲しいです。
答え合わせは・・・外れです。
得点は金森と金崎のパス交換で生まれたので。
守備面は「両CBの奮闘が鍵!」と書きましたが・・・
答え合わせは半分当たりです。
植田は1本ミスりましたが、それ以外は何とか無難に守っていました。
ただ、試合前の記事では「戦術名は昌子&植田!」書きましたが、今日の戦術名は間違えました。
戦術名「ソガハタ!」でした。
本当にソガさんが居なかったらどうなっていたか・・・。
ありがとうございました。
試合を観ていて気になった2選手
この点を書くかどうか悩みましたが、敢えて書きます。
昨日の安部と鈴木を見ても、まだ先発での起用を強く希望するかどうか・・・。
私はやはり先発ではない理由があると思いました。
安部!
後半開始から安部が左SHに投入されました。
その結果、明らかにバランスは崩れていました。
- 金森と安部のプレースタイルが合わないのか?
- 安部の守備への意識がまだ足りないのか?
その辺はこの試合だけでは何とも言えません。
ですが、安部には前から泥臭く相手を追い回すプレーが見れませんでした。
今は、途中交代でチームに風をもたらす役が適任なのかと思いました。
鈴木!
フリーでシュートを外したのは見なかった事にします。
それよりも彼はチームが押し込まれているときに目立つことが出来ない欠点があると思います。
- ボールが収まりません。
- 身体が強いはずなのに直ぐに倒れます。
- ポジションが金崎に比べると悪い。
むしろ、前半の押せ押せムードの時に投入されれば、ポンポンと点を獲る印象があります。
まあ、あくまでも大宮戦を観た私の勝手な印象ですが、思ったので書いてみました。
鹿島の今後について
リーグ連覇まで残り9試合となりました。
どれも気を抜けない試合ばかりです。
途中で天皇杯もありますしね。
昌子や植田が怪我や出場停止にならないことを祈ります。
- 9月16日アウェイで新潟戦
- 9月20日アウェイ(天皇杯準々決勝)浦和戦
- 9月23日ホームでG大阪戦
- 9月30日アウェイでサガン鳥栖
※約2週間代表戦による中断 - 10月14日ホームで広島戦
中断期間がありますが、リーグ戦は広島戦までの4試合は連勝を続けたい。
と言うか連勝しなくてはダメ。
最後の5試合の相手は・・・
横浜FM
札幌
浦和
柏
磐田
シンドイ相手が続きます。特に最後の3連戦は過酷です!
なので、広島戦まではしっかりと勝ち点を積み上げて欲しいです。
さあ、リーグ連覇まで残り9試合。
勝つぞ!
勝ち続けるぞ、アントラーズ!!
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