2018年3月10日、鹿島はJ1リーグ第3節を戦いました。
7日のACLシドニー戦（アウェイ）から中2日、移動を考えれば休息は実質1日だけしかありませんでしたが、シドニー戦ではしっかりとターンオーバーしているので、広島戦でメインとなるメンバーのコンディションはそれほど心配していませんでした。
それなのに、何故か、日本に居残ったはずのメンバーの動きが悪かったです！
悪いと言うか、空回りしている感じでした。
例年、出足が鈍い鹿島のチームエンジンが掛かる前に、好調の広島と対戦する不運はありますが、ここ最近の対広島戦成績は悪くないので、なんとか凌いでくれると期待したのですが・・・。
2018年J1第3節 鹿島VS 広島戦を振り返ります。
鹿島VS 広島戦の試合結果とスターティングメンバー
鹿島 0－1 広島
後半6分和田 拓也
スターティングメンバーと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
16 山本 脩斗
32 安西 幸輝 →後半36分 金森 健志
MF 8 土居 聖真
13 中村 充孝 →後半21分 伊東 幸敏
20 三竿 健斗
40 小笠原 満男
FW 7 ペドロ ジュニオール →後半13分 鈴木 優磨
10 金崎 夢生
シドニー戦で、ターンオーバを敢行しても勝てることをサポーターに見せてくれたので、この広島戦でレギュラー組みが結果を出せば、今年は一気に波に乗れると思っていました。
しかし、結果は完敗でした。
無念です。
2018年J1リーグ、第3節終了時の鹿島の順位
12位！
まだまだ、序盤なのであまり気にしても仕方ないのですが、
ACL組みの苦戦が目立ちます。
川崎Fはリーグは順調ですね。
鹿島VS 広島戦の試合内容振り返り
負けると、内容を振り返ってまとめるのが辛い。
心が痛くなるし、ついつい愚痴を書いてしまいそうなので、負け試合では簡単にまろめることにします。
前半3分、ペドロがDF水本のミスを逃さずボールを奪取して、GKと1対1になります。
しかし、決められず・・・。
前半7分、スルーパスを受けたペドロがペナルティ内右でシュートも力不足で決められず。
正直、この試合はペドロの2つのシーンが全てだったように思います。
どちらか決まっていれば、手堅く鹿島が勝っていたはずです。
前半総括、序盤の鹿島の攻撃を凌ぐと、徐々に広島はペースを取り戻します。
試合を見ていて、20分過ぎには、「間違いなく今年の広島は強い」と感じました。
それから、昌子と金崎の調子が悪すぎる。
昌子はキレがなく、予測も悪く、パトリックや川辺にあっさりと抜かれるシーンもありました。
金崎は悪い時の彼でした。ボールが収まらず、シュートが打てず、イライラして、警告を受けている始末。
正直、前半０－０で終えられて、良かったとホッとしました。
後半6分、三竿の痛恨のミス。
やってはいけない場所（ペナルティ内）で、相手にパスします。
相手のシュートも見事で、ついに失点を喰らいます。
後半20分、鈴木がゲットしたPKを金崎が蹴りますが、完璧に読まれて防がれます。
正直、観ていて入る気がしませんでした。
小笠原なり、監督なりが、キッカーを変えろと言えないのか？
後半総括 右SBに伊東を入れて、安西を一つ前に出したことで、徐々にチームが動き始めます。広島が守りに入ったのもありますが、鹿島が猛攻を掛けますが、やはり最後の決め手が悪い。得点は入らず、そのまま終了。
今期、期待の星だった安西まで負傷離脱となる、手痛い敗戦となりました。
鹿島VS広島戦のハイライト動画
ペドロがどフリーで外すシーンは収められていません。
鹿島の公式サイトだけど、あれは切り取ってはダメだと思う。
しっかりと、晒してこそ、本人の奮起に繋がるだろう。
仮に、それで彼が腐る程度の選手なら、チームには不要だ。
注目した選手の結果と注目した攻守のポイントは何だったか？
試合前に注目した選手の結果と、試合を見て感じた攻守のポイントです。
今回はガンバ戦とは違い、願いが悪い方に通じてしまったのか、注目した選手がことごとく大変な目に遭いました。
金崎！連続ゴールをと願ったが・・・
多くは語りたくない。
10番なんだぞ。
チームを勝たせろ！
以上！！
三竿！この借りは絶対に取り返せ！！
あのワンプレーは、フォローのしようがないミスですね。
あのシーンをDAZNで見返していて思いましたが、相手の和田選手は三竿が蹴る前に予測して動いていたように思います。
もう少し、幅広いプレーを身につければ防げるかも知れません。
何にせよ、プレーでの借りはプレーで返せ！
安西！無念の負傷、俺達も辛いです！！
今年の鹿島をここまで引っ張ってくれた原動力の一人です。
その彼が早期離脱になるとは本当に辛い。
発表によると全治6週間とのことですね。
4月21日のアウェイ川崎戦までに戻ってくれたらと期待します。
攻撃面での鹿島のポイント
リーグ戦3試合を見て思うのは2つ。
- 本物の点取り屋を補強するか？
- 組み立ての出来る人を補強するか？
確かに怪我人が多い。
それは事実です。
ですが、サッカーに怪我人は付き物でしょう？
だから、怪我人の所為だけとは言えないはずです。
原因はもっと明確でしょう。
単に、今の鹿島は点が取れなさ過ぎです。
守備はともかく、攻撃に関しては、監督の引き出しがまだ少ないと思います。
早急に手を打たないと、本気で拙いと感じています。
守備面での鹿島のポイント
確かに1失点したけど、崩壊したわけではありません。
ただ・・・
昨年から時々見え隠れする、昌子の不安定さが気になります。
プレーを自ら難しくしてしまい、危ないシーンを招いている気がします。
それでも、怪我人が続出していますが、昌子・植田・犬飼と計算できるCBが3枚いるのは大きいと思います。
万が一、SBの目処が立たない時は、3バックも視野に入れるべきかと思います。
それが出来るメンバーは揃っていますしね。
昨日の試合を観て感じたこと
昨日の試合のまとめ記事として、次の3点に触れておきます。
該当選手をこよなく愛する人には怒られる覚悟で・・・。
キャプテン・小笠原の存在感
影響が絶大なのは間違いありません。
ただし、90分間のプレーで、どこまで関与出来るのか難しいところです。
ここぞの試合か、劣勢の時間帯に投入など、使い方に工夫が必要だと思います。
彼の場合、ガンバ戦の後の記事でも書きましたが、一つのプレーで何かを起す選手ではないと思います。
「そこに居るだけで何かが違う存在感」を活かすにはどうしたらいいのか？監督には考えて欲しいです。
金崎がダメだと今年もダメなのか？
昨年後半から見受けられるのですが、金崎がシュートを打てない試合は、総じて苦戦している印象です。
これは彼自身の問題ともいえるし、チームの問題でもあるといえます。
間違いなく、金崎はこのチームに絶対に必要だし、彼あってこそ、ここまで勝って来た試合も多いです。
ですが、その事実があったとしても、金崎頼みのチームを作るのはイコールではないはずです。
彼が不調の時に、点を取れる選手。
彼が不調の時に、彼を活かせる選手。
手を打つべきかと思います。
「無事これ名馬」はサッカーでも当てはまる
この格言には、能力が多少劣っていても・・・とあるので、この格言を使うと、怒る人も居るかも知れません。
ですが、やはり、今の鹿島を見ていて思うのはこの格言です。
山本は16年シーズンの後半から獅子奮迅の働きぶりです。
土居も同じく16年シーズンの後半から獅子奮迅の働きぶりです。
両者共に、この点だけでも替えのいない大切な選手だと言えますよね。
もちろん、安部も安西も、怪我したくて怪我をした訳ではないでしょうが・・・。
怪我無く1シーズン戦えるという事が、どれだけチームにとって重要なのか、単にアシストやゴールと言う数値だけでは測れないことだと改めて思いました。
でも・・・
土居にはもっと得点に絡んで欲しいです。その才はあるのだから！
鹿島の今後
いきなり野戦病院状態です。
西、三竿（兄）、レアンドロ、内田、遠藤、安部、安西・・・。
なんてこった。
主力級の選手がごっそりと居ない。
それでもすぎに試合です。
まずは、明日のACLシドニー戦、そして18日のアウェイ鳥栖戦まで、それこそチーム一丸となって乗り切って欲しい。
その後、代表WEEKで2週間休みなりますから！
今後の予定
- 【ACL】第4節 3月13日(火)
ホーム 19:00 シドニーFC - 【リーグ】第4節 3月18日（日）
アウェイ 鳥栖戦 16：00 - 【リーグ】第5節 3月31日（土）
ホーム 札幌戦 15：00 - 【ACL】第4節 4月3日（火）
アウェイ（上海） 20：00 上海申花 - 【リーグ】第6節 4月7日（土）
アウェイ 湘南ベルマーレ 19：00 - 【リーグ】第7節 4月11日(水)
アウェイ FC東京 19：00 - 【リーグ】第8節 4月14日(土)
ホーム 名古屋グランパス 14：00 - 【ACL】第6節 4月17日(火)
ホーム 水原三星ブルーウイングス 19：00
大岩監督、色んな意味で正念場ですよ。
シドニー戦で確実に勝ちを獲るために、メンバーを落とさずに戦うか、敢えてリーグ戦に照準を合わせて、シドニー戦は若手を起用するか？
私らサポーターは、監督の起用するメンバーを精一杯応援します！
次はACLだ！
鹿島の誇りを胸に戦えば、どんなメンバーでも勝つ！
勝利を目指して、
行け、アントラーズ！！
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