2017年7月22日、鹿島スタジアムにおいてJリーグワールドチャレンジ・セビージャFC戦が行われました。
ヨーロッパリーグ3連覇を果たしたスペインの強豪チームとの一戦に、鹿島がどんな戦い方を見せてくれるか楽しみにしながら観戦しました。
鹿島の快勝に終わった試合を振り返ります。
鹿島VSセビージャFC戦 結果とスターティングメンバー
鹿島 2 - 0 セビージャFC戦
72分 鈴木優磨
90+1分 鈴木優磨
スターティングメンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 3 昌子 源 →後半0分ブエノ
DF 5 植田 直通
DF 22 西 大伍 →後半0分 山本 脩斗
DF 24 伊東 幸敏
MF 4 レオ シルバ →後半17分 土居 聖真
MF 11 レアンドロ →後半0分 遠藤 康
MF 13 中村 充孝 →後半32分 金森 健志
MF 20 三竿 健斗
FW 7 ペドロ ジュニオール →後半17分 安部 裕葵
FW 33 金崎 夢生 →後半17分鈴木 優磨
スターティングはいつものベストメンバー。
怪我で離脱していた植田が戻ってきました。
スタメンから山本を外した意図はなんだろうか?
西と伊東の攻撃力を買ったという事でしょうかね。
試合の感想
簡単に試合の感想を振り返ります。
前半、うまいなぁ・・・を連呼することに
立ち上がりこそ、エンジンが掛からないセビージャを押し込みましたが、10分過ぎごろからは「ほぼ、何も出来なかった」と言っても良い状態でした。
ボールを取りに行っても取れない。
ビルドアップしようとしても一瞬で寄せられる。
試合後に安部がコメントしてましたが、セビージャの選手の基礎の見事さに感嘆するばかりでした。
- ボールを止める
- ボールを蹴る
- パスを受けられる位置へ動く
- パスを出せる選手を前もって探す
ただただ、「上手いなぁ~」と思いながら見るしかありませんでした。
特にホアキンコレアが凄かったです。
彼がトップコンディションだったら、間違いなく点を取られていたと思います。
前半はソガ様がナイスセーブを連発します。まるでCWCの時の様に!
前半を無失点で終えたときに、点を先に取れば1-0で勝つかも・・・と思いました。
後半、お祭り男・鈴木優磨の本領発揮!
まさか前半で昌子を下げるとは思いませんでしたが、植田とブエノを組ませる意図は判りました。
昌子が代表で不在の際に、ルヴァンカップの試合があります。その時の布石にしているのではないでしょうか?(植田も代表に呼ばれるとマズイことになりますがね)
後半17分、土居、鈴木、安部が投入されると流れが変わります。
もっとも、セビージャも既にこの時点で6人変わっていて、コレアもガンソも居なくなっていました。
だからと言っては鹿島3人衆に失礼ですが、セビージャの守備に緩さが出ていたのは事実だと思います。
後半27分、安部のドリブルから最後は優磨が点を決めました。
こういう場面で点をとるのだから、やっぱり何か持っているのでしょうね。
やっぱり安部は素晴らしい!
後半は安部のワンマンショーみたいになっていました。
効果的なドリブルが目を引きましたし、課題とされていた守備でも必死に食らいついている姿が見れました。
試合に出て経験を積めば、間違いなくレギュラーになる素材だと思います。
【7/22 セビージャ戦】今日のハイライトです!改めて、皆さん、ともに戦ってくださって、本当にありがとうございました!#antlers #kashima #スゴイやつらがやってくる
— 鹿島アントラーズ 公式 (@atlrs_official) 2017年7月22日
マッチレビュー、コメントは:https://t.co/VVlcMz3MWw pic.twitter.com/CMbl7miD6Y
試合前に注目した鹿島の5選手
試合前に注目した鹿島の5選手のプレーがどうだったか確認します。
ペドロ、セビージャ相手に気楽にプレーするとは・・・
前半は何度か得意のドリブルをしていたし、前からガツガツDFをしていたけど、後半は完全に流していたよね?
まあ、リーグ戦で結果を出してくれているから良いけどね。
セビージャ相手に流すとは「やるなオヌシ!」という印象でした。
レアンドロ、ちょっと気負いすぎた?
いつも以上にタッチライン際やゴールライン際で必死にプレーする姿が印象的でした。
でも、ほんの少し気負いすぎではありませんか?
あと、いまだチームメイトにレアンドロの特徴が伝わっていないのかな?と思うシーンも何度かありましたね。
せっかく良い走りを見せているのにボールが出なかったり、出ても見当違いだったり、早く連携を深めて欲しいです。
西、完全に空回りでしたね
攻撃でも守備でも空回り感が強かったです。
前半開始早々、ゴール前でのチャンスを決めていれば違った結果になったかも知れませんが、パスは繋がらないし、ドリブルは引っ掛かるし、守備でも一発で行くから交わされるし、散々でしたね。
まあ、親善試合なので良いですけどね。
昌子、時々見せる苦笑いが・・・
いいように攻められっぱなしの状態のときに、笑ってませんでしたか?
面白いようにパスを繋がれ、ペナルティに入られる上手さに、敵ながら凄いなぁ~と喜んでいる感じにも思えました。
たぶん、昌子にとっては本当に楽しかったのでしょうね。
中断前の試合で感じられた身体の重さは払拭されていて安心しました。
リーグ再開まであと1週間。しっかり休んで英気を養ってください。
植田、身体は大丈夫みたいね!
怪我からの復帰でどんな状態なのか気になっていましたが、90分フルに動けたところをみると心配はなさそうですね。
リーグ再開後も暑い日々が続くので、植田の奮起が例年以上に必要です。
確実な守備とCKでの得点を期待します!
注目した鹿島の2つのポイントはどうだった?
後半戦に向けて鹿島が中断期間中に取り組んだ点が何か見られないかと、2つのポイントに絞って試合を観戦しました。
その点についてまとめます。
ポイント1 攻撃の連携に変化はあるか?
残念ながらセビージャ戦では見て取ることは出来なかった。
前半は攻撃を組み立てることすらさせて貰えなかった印象が強いですね。
スピードを活かしたカウンター気味なら何度かチャンスを作れていましたが、パスを繋いで攻撃を組み立てる動きは見れませんでした。
やっぱり、中盤に一人司令塔タイプが居るような気がしますが・・・。
ポイント2 昌子を中心としたDF陣の動きはどうか?
FC東京戦では2失点しましたが、堅守変わらず健在のようでした。
昌子の変わりに出たブエノが、天皇杯の山形戦のときよりも格段に動きが良くなっていました。
やはり、経験を積ませれば良い選手になる素材だと思います。
リーグ再開まであと1週間、しっかりと英気を養って欲しいです。
とにかく、昌子頼みなCBなので、植田とブエノの奮起を期待します。
鹿島の今後について
サマーブレイクも残すところ1週間です。
再開後のホームの2試合は、絶対に落す訳にはいきません。
昨日、浦和のACLの関係で第22節の浦和とセレッソの試合が前倒しで行われました。
4-2でセレッソが勝利しています。
8月26日のセレッソとの勝負まで、離される訳にはいきません。
それ以外にも8月は、神戸と川崎F戦が控えています。
チーム力を結集して挑んで欲しいです。
- 7月29日ホームで甲府戦
- 8月5日ホームで仙台戦
- 8月9日アウェイで神戸戦
- 8月13日アウェイで川崎F戦
- 8月19日ホームで清水戦
- 8月26日アウェイでセレッソ大阪戦
リーグ連覇まで残り16試合!
勝ち点を積み上げていこう!
行くぞ、アントラーズ!!
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