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未破裂脳動脈瘤と闘い、コーギーに癒され暮らしてます。本好き歴史好きサッカー好きの40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~実際に脳血管撮影検査を受けてみた 退院日~



未破裂脳動脈瘤の治療に開頭クリッピング手術を選択したところ、医師から脳血管撮影検査を受けるように言われました。
私が検査を受けた病院は、2泊3日の入院が必要でした。
前々回は入院日のことを記事にしました。

未破裂脳動脈瘤と闘う ~実際に脳血管撮影検査を受けてみた 入院当日~ - lands_end’s blog

前回は検査当日のことを時系列でまとめました。

未破裂脳動脈瘤と闘う ~実際に脳血管撮影検査を受けてみた 検査当日~ - lands_end’s blog

そして、今回は、退院日のことをまとめてみます。

 

退院前に医師から検査結果を聞く

4時間掛けて、痛い思いしながら受けた検査の結果を、退院前に医師から聞くことになっていました。
朝食後暫くすると、医師が病室にやってきて説明を始めました。

自分的には、
『手術出来ますよ!●●さん!!頑張ろう!!!』
って感じにあっさり終わるのかと思いきや、
内容は多岐に渡り、1時間近く話し合っていました。

 

未破裂脳動脈瘤のサイズは4.4ミリ

私の脳動脈瘤の大きさは4.4ミリである。決して大きなサイズではありませんでした。
検査当日、先生たちはパッと見た時には4ミリ以下かな?と思ったらしく、4ミリ以下なら手術を再考して貰う必要があると考えていたようです。

 

一般的な手術適応サイズは5ミリ以上

日本脳ドック協会のガイドラインでは、手術は5ミリ前後から・・・と記載されているそうです。
詳細は、下記のリンク先を参照して頂きたいのですが、要約を載せておきます。

  1. 一般的に脳動脈瘤の最大径が5ミリ前後より大きく
  2. 年齢がほぼ70歳以下
  3. その他の条件が手術の妨げにならない場合

www.ncvc.go.jp

 

ガイドラインを基準にすると、私の脳動脈瘤のサイズは手術適応外となるのですが、実際に手術をした方が良いかどうかは、サイズだけでは判別出来ないそうです。

 

未破裂脳動脈瘤の位置について

脳動脈瘤が出来る位置によって、対応は変える必要があるそうです。
血流の影響や破裂した時の影響を考慮するそうです。

脳動脈瘤の出来た場所が、
後交通動脈分岐部だと1.90倍
前交通動脈では2.02倍のリスクになるそうです。

詳細は下記サイト、2-2 未破裂脳動脈瘤の出血率の欄を参照してください。

www.akita-noken.jp

 

前交通動脈にありました。

私の脳動脈瘤は、前交通動脈に位置していました。

ちょうど、オデコの裏側あたりで、太い血管が二股に分かれているところに、ポックリと瘤が出来ていたのです。
前述したように、前交通動脈は一般的な場所に比べると2倍のリスクがあるそうです。

ちなみに、場所によっては手術が困難な場所もあるそうです。
前交通動脈は、手術の難易度としては普通だと言われました。

 

脳動脈の形は括れの無い円筒ですが凹凸あり。

脳動脈瘤コイル塞栓手術を選択するかどうか悩んでいた頃の記事にも書きましたように、私の脳動脈瘤は綺麗な洋ナシ形ではありませんでした。
試験管みたいな円筒で、先端が少し尖っていました。
そして、脳血管撮影検査で判明したのですが、所々、凹凸が出来ていたのです。
医師の見立てでは、直ちに破裂の危険があるとは思わないが、それでも、綺麗な形状の動脈瘤よりも、破裂の可能性は高いことに間違いない。
とのことでした。

この歪な形も、5ミリ以下でも手術を検討する材料として考えられています。
以下のサイトはPDFですが、参照して下さい。

未破裂脳動脈瘤の治療 - 日本脳卒中学会
PDF内の2番目の項目に記載アリ。

手術をするにおいて1つ注意点あり!

動脈瘤のサイズや位置、形状の話をしたあとに、医師から次ぎように言われました。
●●さんが手術を受けるにあたり、1つ特殊な事情があります。

え?なに?
ってドキドキしました。

 

私の頭蓋骨の空洞は巨大だった!

●●さんの頭蓋骨の空洞は非常に大きいのです。

そう言われても、理解できず、暫くポカーンとしていましたよ、わたくし・・・。
だって、何のことか判らなくて。

途惑っている私を見て、医師は絵を出して説明してくれました。
下記のリンク先の図を見て頂くと判りやすいのです。

副鼻腔炎 病気の基礎知識|アステラス製薬|なるほど病気ガイド

 

●●さんの前頭洞は巨大です。
と言って、実際に脳血管撮影検査で撮影した写真を見せてくれました。
それは、先のリンク先の絵の前頭洞の2倍近くありました。

医師曰く、
頭蓋骨を開けると前頭洞が大きく一緒に穴があいてしまい、鼻への通り道が出来てしまいます。そのため、頭蓋を閉める時に、前頭洞の頭蓋底の部分に脂を詰めて栓をしないと、髄液が漏れてしまう恐れがあるそうです。

なんだか、恐ろしいことのようですが、比較的よくある術式との事でした。
ただ、私の場合、空洞が普通の人よりも巨大なので、脂を詰める処置に、少々時間を要することになると言われました。

 

副鼻腔炎になる理由はこれか

未破裂脳動脈瘤について調べていたのに、思わぬことが判りました。

●●さん、確か以前に副鼻腔炎(蓄膿症)になり、その後、邪を引くとたびたび顔面が痛くなると言ってましたよね?
その理由は、この空洞の大きさです。
空洞が大きいのに、鼻に繋がる部分が極端に細いため、風邪を引いて鼻が詰まると、空気の通りが悪くなり、炎症を起こすのだと思いますよ。
手術して、通り道を大きくすることも出来るので、副鼻腔炎(蓄膿症)が酷くなるようでしたら、耳鼻科医に相談してください。

思わぬ原因の究明に、喜んでいいのか、悲しんでいいのか・・・。
まあ、兎に角まずは、未破裂脳動脈瘤の治療に専念することにしました。

 

開頭手術の際に、お腹の脂肪を取る

頭蓋を閉めるときに、前頭洞の頭蓋底の部分に脂を詰めると言われたのですが、
その脂はどこから来るのかと言うと・・・。

自分のお腹の脂肪を使う!
のだそうです。
一番、安全な脂だからですね。

でも、お腹をサックリと切って脂肪を取り出すなんて・・・、怖い・・・
思わず無言になり暗くなった私と場の雰囲気をぶち壊したのは嫁さんでした。

『先生!じゃんじゃん使って!!』

『この際、5キロくらい瘦せさせてください!!』

もうね、アホかと。
違う意味で私は無言になりましたよ。
医師は苦笑いしながら、『いや、せいぜい100グラム程度だから・・・』

まあ、深刻になりそうな私をいつも励ましてくれた?嫁さんです。

 

医師は手術をした方が良いと判断しました

まとめますと、以下の通りになりました。

(手術取り止め検討に値する項目)

  • 脳動脈瘤のサイズが5ミリ以下であった。

(手術実施を前向きに検討すべき項目)

  • 年齢が40代である
  • 脳動脈瘤の位置が前交通動脈である
  • 脳動脈瘤の形が歪である

最終的な判断は●●さん自身で行って頂きますが・・・と前置きされた上で、
医師は次のように言いきりました。

『サイズは5ミリに満たないのですが、脳動脈瘤の出来ている位置、その形状を考えますと、この先70歳くらいまで●●さんが元気に生活されると仮定すると、手術で不安を取り除くことを提案いたします。』

私からの質問は次の2つでした。

  1. 『私の脳動脈瘤の位置や形状は、手術するのに難しくはないですか?』
    →『撮影した内容を更に見ないと、神経の位置など確認できませんが、前交通動脈の脳動脈瘤手術は難易度が高い訳ではありません
  2. 『執刀は●●先生ご自身でが行ってくれるのですね?』
    →『頭蓋開頭、クリップを掛ける。は私がやります。』
    『ただ、前準備とクリップ後の後始末は、弟子の医師たちが手伝います。』

この2つの質問の後で、私は決断して医師に伝えました。
『よろしくお願いします。』

 

手術日はいつになる?

手術を受けることを正式に伝えると、次回の診察日が決まりました。
手術の日はそこで確定になるとの事でした。

手術を受けると決めてから約1ヶ月で脳血管撮影検査を行い、
脳血管撮影検査を終えて、約半月後の診察日に手術日が決まる。
手術の内容や諸々の先生のスケジュール次第だそうですが、
脳血管検査から数えて、4~6ヶ月以内になると思いますと言われました。

 

退院の手続きはとても簡素

検査の内容を聞き、次回診察日も決まると、あとは退院するだけです。
担当の看護師が、明細書を持って来るので金額を確認して受け取り、
その後、腕に付けていたバンド(名前等が記録されている)をハサミで切って貰い、
退室します。

ナースステーションの前で、
『●●さん退院です!』
と大声で言われ、かなり恥かしかったです・・・。

 

支払いはカードで出来る!

病院ではカードは使えないと思っていましたが、カード使えるのですね。
既に、入院前のMRI撮影時の支払いにカードを使っていたので、多額の現金を病院に持込む必要がなくて助かりました。
ポイントも貯まるし、いいですよね。

★実際の支払額等に関しては、次の記事にまとめておきます。

未破裂脳動脈瘤と闘う ~脳血管撮影検査の入院費用~ - lands_end’s blog

 

帰宅し、ベッドに潜り込みました

支払いを終えて病院を出た時に、ホッとして転びそうになりました。

カテーテルを挿入した右足の付け根は痛かったのですが、入院時と同じように、電車とバスで自宅まで帰りました。

帰宅したらもうお昼過ぎだったのですが、シャワー浴びて、ベッドに潜り込みました。

造影剤の副作用である湿疹も足先に出始めていたし、なにより、身体がとても疲れていました。

たかが2泊3日の入院にも関わらず、非日常の日々はこれほど身体を疲れさせると知って、本番での入院生活(10日~14日)に不安を感じました。
そのため、少しでも運動して体力づくりを行うことにしました。


次回は『未破裂脳動脈瘤と闘う ~脳血管撮影検査の入院費用~』です。

 

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