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lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤と闘い、コーギーに癒され暮らしてます。本好き歴史好きサッカー好きの40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~実際に脳血管撮影検査を受けてみた 検査当日~



未破裂脳動脈瘤を開頭クリッピング手術で治療するため、まずは脳血管撮影検査を受ける事になりました。
今回は、検査当日の流れと受けた感想をまとめてみます。

 

入院2日目・検査当日

病院の消灯は夜10時。起床は6時になっていました。
夜は、ほぼ定時に消灯になりましたが、起床は6時半頃でした。
久々に、見ず知らずの人との雑魚寝・・・、
そんなに神経質ではないのですが、見知らぬおじさん、おじいさんとの大部屋は、
イビキがウルサイ!
の一言につきます。


中々、寝付けず、2時頃まで起きてました。

 

起床・検査の準備

緊張していたのか、眠いはずなのですが6時前に目が覚めてしまい・・・、
ベッドでゴロゴロしているうちに7時半となりました。
朝食の時間ですが、検査当日は朝食抜きです。
同室の人達のガツガツ食べる音を聞いていると、腹が減って仕方が無かったです。

先生に言われたとおり、圧迫タイツを履き、T字帯パンツを履いて、
ふと自分の姿を見ると・・・真っ裸に白のソックスにヒモパン・・・ただの変態です。
薄緑の手術服を着て時計を見ると、もう8時になってました。
やがて看護師がやってきて、左手首に点滴を刺しました。

準備OKです。

のはずだったのですが、ここで重大な点に気付きました。

 

コンタクトレンズもメガネも出来ない、持ち込めない

看護師が、行くときはメガネを置いていくように言うのです!

私、目が悪いので、裸眼では何も見えません。
裸眼で動き回るのは、躓いたり、ぶつかったり、かなり危険なのです。
それなのに、検査にはコンタクトもメガネも装着できないと言われ・・・、
かなりパニックになりました。
視力の悪い方は、心構えをしておいてください!

 

検査室までは移動用の寝台で移動

8時半、予定通り看護師が2名到着しました。
移動用寝台には自力で移りました。安全ベルトを装着してもらい、検査室へ出発しました。

寝台に横たわりながら病棟内を移動していきます。
目線が普段とは異なるので、なんだか変な気分でした。
しかも、裸眼なので、不安でいっぱいでしたし・・・。

 

検査台には看護師たちが動かす

検査室に到着すると、数人の手で検査台に移されました。
シーツごと『ポン』と。

検査台に移動すると、検査室の担当看護師が次々と挨拶に来るのですが、裸眼なので顔は判りません。とりあえず、愛想笑いを返しておきました。
また、執刀医の弟子先生が到着し、再度、検査内容の説明を受けました。

検査台にはかなりガッチリと固定されます。
頭もガッチリ固定され、
足も動かせないように固定され、
足先にはエコノミー症候群を防ぐための機械を設置されました。
数分おきに圧が掛かる仕組みになっている機械でした。

それから、心電図も付けられました。
胸に付けられた電極がヒヤッとしていたのを覚えています。

 

毛剃りが甘すぎて検査台の上で剃ることに

検査台に移ってから、手術服をズルッと剥がされます。
その時、事件が起きました。
『毛があるじゃない!』
『あれー剃ってる位置が違うよ!』

私は昨夜、毛を剃りました。
内股をしっかりと剃ったのです。
しかし、本当に剃るべき場所は、内股の更に上、足の付け根の内側だったのです。

看護師さんに、『バリカン使って剃りますよ?いいですね?』
と言われてしまい、ただただ平謝りでした。

今後受ける方は、必ず剃る場所をしっかり確認し、剃った後にチェックしてもらった方がいいですよ。
出来れば、看護師に剃って貰った方が良いと思います。

 

まずは局所麻酔・・・痛い!!

私の剃り残しの所為で、検査開始が遅れましたが、9時半頃には開始したと思います。
まずは、局所麻酔を足の付け根に『ブスリ』。

いだいぃ!

注射が苦手なので、緊張していたからか、麻酔の痛いこと、痛いこと・・・。
声が出ました。

痛みに弱い人は覚悟した方が良いと思います。

 

カテーテル挿入が上手くいかず

局所麻酔が終わると、いよいよカテーテルを挿入するために、
大腿動脈に針を刺します。その針を通して、カテーテルを挿入するわけです。

麻酔が効いている筈なので、痛くないと思ったのですが、これも期待を裏切りました。

とっても痛い!

足の付け根に、グリグリと!
ズキズキ、ビリビリと痛みが響くのです。
余りの痛さに弟子先生に訴えると、もう一度麻酔を打たれました。
それでも、痛い。ビリビリと響く感じです。

3回ほど刺したのですが、上手くカテーテルが入りません。
ついに、弟子先生は脳血管内治療を専門にしている医師にヘルプしました。

局所麻酔なので意識はハッキリしているため、この只ならぬ展開に、心臓はバクバクしていました。
何か、問題があるのか?検査は中止になるのか?と。

専門の医師が到着し、しばらく私の足をしばらく触診した後、医師は私に話しかけてきました。
『気持ち悪いとかありますか?』
『ない』と答えるやいなや、
プスッと刺されました。
『あてっ』となりましたが、先程までのような激痛にはなりませんでした。

私の足に痛みが無い事を確認すると、専門医から再び弟子先生にバトンタッチです。

 

カテーテルが入ってくる感触はない

『カテーテルを入れていきます』
とは言われても、感触はありません。
痛みも無いです。
まあ、あったら怖いですよね。
でも、動脈を通って、足の付け根から頭部までカテーテルが入ってると思うと、なんだか不思議な感じでした。

 

造影剤を注入される

いよいよ、検査開始です。
まずは、少量の造影剤を入れました。
今までのMRIの時と同じ。フワッと熱くなりました。

 

身体全体ではなく、首から上が燃える

ただ、腕から注入された今までの造影剤とは異なり、首から上が熱くなるのです。
これが、カテーテルが頭部付近まで来ている証拠なのでしょうか?
首から上だけ、熱くなる、ちょっと不思議な感覚でした。

 

ピンポイントで強烈な痛みと熱さ

検査が本格的にスタートすると、フワッと何て軽い感じではありませんでした。
『右目の辺りが光って痛くなりますよ~』
と言われた数秒後、目の奥にフラッシュが走り、グッと熱と痛みが襲ってきます。

一番、痛かったのは、後頭部です。
予め、先生も放送で『かなりの熱さと痛みが襲いますよ。』
と言ってくれるのですが、マジで痛かったです。

ズキズキズキズキ・・・ビリビリビリビリ・・・。

多分、この造影剤に関しては個人差があるのだと思います。

私は、腕からのMRIで副作用の湿疹が出来る体質なので、身体への影響が強いのかも知れません。
なので、必ずしも私が書いたような痛みや痺れがある訳ではないかも知れません。

 

3時間程度で検査が終わる

私にとっては気の遠くなるような時間でしたが、あとで聞くと、検査台の上には約3時間居たようでした。
造影剤を投入された回数ですが、5回までカウントしたのは覚えているのですが、最後の方は記憶が曖昧です。

私にとっては、脳血管撮影検査はけっこうシンドイものでした。

脳血管検査と開頭クリッピング手術のどちらかを選べと言われたら、
開頭クリッピング手術を選択する可能性があるくらい、脳血管撮影検査はシンドイものでした。
意識がある分、脳血管撮影検査の方が嫌なのだと思います。

 

終了後に検査台の上で血止めの処置を受ける

終了となってから、検査台の上で血止めの処置が行われます。

動脈に針が刺さっていたわけで、しかも、血栓が出来るのを防ぐために、血をサラサラにする薬も使っているため、脳血管撮影検査の最も大変な作業は、検査終了後の血止めだそうです。
まずは針を抜くと同時に先生や看護師がグッと圧迫してきます。
かなり痛いくらいに押さえ込まれます。

10分程度、検査台の上で圧迫され、その後、針を刺したところにガーゼを当て、テーピングでグルグル巻きにされました。
その後、検査台に上がる時とは異なり、8人がかりで慎重に私の身体を移動寝台に移してくれました。安静第一ですからね。
検査室を出る前に、担当の看護師さんが書類の受け渡しをして、またゴロゴロと病院内を移動していきます。

来る時とは違って、既にお昼でした。外来のお客様も居る中を移動していきます。
子供が、『あの人どうしたの~?』って叫んでるのが聞こえて恥ずかしかった。

 

部屋に戻り、6時間の安静を言い渡される

8時半に部屋を出て、約4時間で戻りました。
病室には嫁さんも着ていて、彼女の声を聞いて凄くホッとしました。

移動用寝台から数人掛りでベッドに移され、看護師に次の点を言われました。

  • 30分後、1時間後、2時間後、4時間後に様子を見に来ます。
  • とにかく、動かず我慢してください。
  • 万一、血が滲んできたら直ぐにナースコールしてください。
  • 背中が痒いなども、遠慮せずにナースコールしてください。
  • 水分は、少しずつ、小まめに飲むようにしてください。
  • お手洗いが我慢できない時も、ナースコールしてください。

去り際に、もう一度言われました。

絶対に足を動かさないように!!

 

脳血管撮影検査を受ける前に、弟子先生がこんな事を言ってました。

『検査自体は、麻酔もするのでそんなに苦痛だったと言われることはありません。』(私はかなり痛みを伴いましたが・・・)
『むしろ、検査後の安静が苦痛だったと、皆さん言われますよ。』

 

昼飯が出ているが、どうやって食えばいいの?

看護師さんが、『お昼が届いてます、食べにくいでしょうが頑張ってください!』と言い残して去って行きました。
片手で食べられるように、おにぎりになっていました。
でも、魚の切り身とおひたしと味噌汁は・・・、どうやって食えと?
両手は動かせ、首も回る。しかし、ベッドに寝たままです。
おにぎりは食えるが、それ以外は無理でしょう?
嫁さんが食わせてくれたので、助かりましたが、これ、独りだったら看護師さんのヘルプなしには無理だと思います。
ヴィダーインゼリーみたいな栄養パックにすればいいのに。

 

動けないということは辛い

事前に言われていたし、覚悟もしていたけど・・・、
本当に動けないって、辛い。

  • 仰向け状態では、本も読めません。
  • 仰向け状態では、携帯使うと数分で腕の筋肉が痛くなります。
  • 仰向け状態では、テレビも見えません。

Ipodで音楽を聴いて過ごしましたが、辛い時間でした。

 

2時間で動かしてよくなった場所

2時間後の確認で、止血してある箇所の出血も見られないので、看護師さんが針を刺した右足のではなく、左足の膝をすこし曲げてくれました。

たった、それだけのことですが、強張った身体が緩むのを感じました。
余り動かさないようにとは言われましたが、左足は少し動かしても良くなりました。

 

4時間が過ぎて出来るようになったこと

今度は、ベッドを少し起こしてくれました。

左足を曲げ、本の少し身体を起こしただけで、こんなにも楽になるとは!
読み易くはないけど、本が読めるような体勢になったことは本当に有難かったです。
ここからの2時間は、耐えやすかったですね。

 

6時間が過ぎて解放される

検査終了から6時間後、ふたたび弟子医師がやってきました。
止血部分を確認し、問題なしと診断すると、ようやく止血帯を解いてくれました。
ちなみに、今まで見たことのない巨大なシールを貼られました。
健康診断の採血時に貼られるシールの、5倍以上はあったと思います。

 

解放されて最初にしたこと

多分、誰もが同じだと思います。
それは、トイレです!トイレ!!
6時間の安静、検査から数えれば10時間近く寝たままだったので、歩く時にふらついてしまいます。そのため、看護師が着いてきましたが、気になんてしていられません。

とても、幸せな放水でした。

 

なぜ、カテーテル挿入に手間取ったのか?

トイレから戻ると、執刀医と脳血管治療の専門医も来ていました。
そして、なぜ、最初のカテーテル挿入で時間が掛かったのか説明してくれました。

 

弟子先生の経験不足

足の付け根の血管の、血液が流れる方向を見極められなかったそうです。

刺す血管が、足先に流れているのか、それとも上半身に戻る血流なのか、その見極めが上手く出来なかったそうです。
上半身に戻る血流に刺さないといけないそうです。

ちなみに、血流がどの方向に流れているのかを、外見で判断するのは経験に基づくらしく、私の血管は特に判断が難しかったそうです。

  • 1回目の挿入は、足先への血流の方に刺さっていたそうです。
  • 2回目以降は、正しい血管だったのですが、角度とかちょっとした刺し位置の違いだったそうです。

 

私の血管は固い!

私の血管は固いそうです。
固いと言うより、弾力があるそうです。
そのため、通常の採血でも針を刺すのに苦戦するそうです。
脳血管治療の専門家が言うにはですが・・・。

健康診断で、看護師たちに採血し難いと言われる理由が判り、良かったのかも。

 

大事なのは、先生たちの連携と正直に話してくれた点

  1. 弟子先生が上手くカテーテルを刺せない時に、無理をしないで専門家にヘルプを依頼してくれたこと。
  2. そして、そのような事態になったことを執刀医に直ぐに報告してくれたこと。
  3. 検査後に、なぜカテーテル挿入に苦戦したのかを確認し、話し難いことまで(弟子先生の経験不足)しっかりと隠すことなく話してくれたこと。

この3点は、この先この病院で開頭クリッピング手術を受ける私にとっては、とても大切な点でした。

正直、カテーテルが上手く刺さらない時には、『この病院大丈夫?』と思いました。
ですが、きちんと問題点などを医師同士で話し合って報告してくれるのであれば、まあ、この先の大きな手術もお願いしても大丈夫だろうと思いました。

 

安静解除となって

夕飯も普通に食べましたし、シャワーも普通に浴びました。
造影剤を使っているので、水分を多く摂るように言われ、お茶を飲みすぎてお腹がガボガボになっていました。

足の付け根に痛みはありましたが、耐えられないほどではなかったです。

 

次回は『未破裂脳動脈瘤と闘う ~実際に脳血管撮影検査を受けてみた 退院日~』です。

 

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