2024年4月3日、鹿島アントラーズはアビスパ福岡のホームに乗り込み、2024年J1第6節を戦いました。
前節、ジュビロ磐田に勝利して、ホームで2連勝を飾り、この勢いで3連勝を狙って欲しいと思っていたのですが・・・
長谷部監督が率いるようになってからの福岡には何度も煮え湯を飲まされていることもあり、一抹の不安を抱えていました。
しかも、天気は雨だし、連戦だし、ボランチの面子はコンディションが絶好調とは思えない選手が多いし・・・。
ポポ監督がどんなメンバーを選考し、どんな布陣でどんな戦術を選択するのか・・・
注目していたのですが、残念ながら、近年稀に見る酷い試合の入りであり、しかも、一向に改善されることなく・・・
敢え無く敗戦となってしまいました。
選手もサポーターもストレスが溜まった2024年J1第6節（アウェイ）鹿島VS 福岡戦の記録を残しておきます。
- 2024年J1第6節（アウェイ）鹿島VS 福岡戦の試合結果、及びスターティング＆交代メンバー
- 2024年J1第6節（アウェイ）鹿島VS 福岡戦の試合内容と感想
- 福岡戦を観て感じたこと
- アントラーズの次の試合はアウェイ・FC東京戦！
- まとめ
2024年J1第6節（アウェイ）鹿島VS 福岡戦の試合結果、及びスターティング＆交代メンバー
鹿島 1-0 福岡
後半7分 シャハブ ザヘディ
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 濃野 公人 ⇒後半39分37 垣田 裕暉
55 植田 直通
MF8 土居 聖真 ⇒後半10分27 松村 優太
13 知念 慶
25 佐野 海舟
30 名古 新太郎 ⇒後半20分14 樋口 雄太
FW7 チャブリッチ ⇒後半20分77 パレジ
40 鈴木 優磨
磐田戦からは藤井がベンチ外、佐野がスタメンに復帰。
土居は2列目の真ん中で、名古を右サイドへコンバート。
これだけの変更なのに、全くの別チームになるところが、フットボールの面白さと言うか恐ろしさと言うか・・・。
無言になる時間が多かった前半の出来でした。
2024年J1第6節（アウェイ）鹿島VS 福岡戦の動画ハイライト
敗戦のハイライト動画は本当に観るのが辛い。
傷口にグリグリと塩を塗りこめられている感じですからね。
しかし、改めてハイライトを観ても、出てくるのはこのワードだけだ。
「何で繋ぎに拘るの？」
2024年J1第6節（アウェイ）鹿島VS 福岡戦の試合内容と感想
ここ数年は福岡に苦戦を強いられているが、今年の福岡の出来を考えると、フロンターレ、磐田と撃破した鹿島が、福岡を破って3連勝を飾れると思っていたのですが、なかなかフットボールというのは思うようになりません。
前半総括：蘇る町田戦の悪夢
町田戦後の記事でも書いたのですが、この日も試合が始まって直ぐに、「あぁ、これは今日も危ないな・・・」と感じました。
動けていないし、ボールを持てないし、判断は悪いし、ミスは多い。
序盤、「お前もかっ！」って連呼するほど皆の足元にボールが収まらず溜息連発。
そして、関川はどうやら「乗ってない日」だったようで、不安定なプレーを連発。
しかも、頼みのチャッキーは「コンタクトを落としたのか？」レベルにパスミスを連発する始末で自身でフラストレーション爆増。
なんとか、早川が耐えに耐え、スコアレスドローでハーフタイムに入ったのは不幸中の幸いだと思ったのですが・・・。
後半総括：ポポ監督の頭脳も強雨で湿りっぱなし
疲れ等で動きが落ちた選手や、攻められっぱなしのエリアに対し、かなり適切な治療を施していたポポ監督ですが、この日は福岡の強雨にやられたのか湿って不発。
交代は遅いし、交代選手の特徴を活かせないし、戦術も状況に適しているとは思えないし、挙句に交代したチャッキーに不満を抱えさせてるし・・・。
この試合の唯一のチャンスは後半24分の樋口のプレーでした。
ただ、イージーなプレーではなく、かなり難易度の高いプレーではあり、残念ながら仕留めきれず。
最後の最後まで、鹿島のエンジンはエンストが起き続けたままで、リズムに乗り切れないままでした。
試合終了：試合終了
選手もサポーターも不満と言うかストレスを溜め続ける90分になりました。
雨の中、最後まで声を出し続けた現地に参集したサポーター仲間が、この日のMVPとして、チームは表彰して欲しいと思うレベルでした。
福岡戦を観て感じたこと
思うことは色々とありますが・・・
土居への当たりがかなりきついのですが、そんなに言われるほどか？
と言うのが私の感想です。
福岡戦での土居のプレーが罵詈雑言を受けるレベルならば、それ以上に鈴木優磨とチャッキーも受けないと不公平だろ？と思います。
とはいえ、選手個人を否定するのは私はこのブログでしたいことではないので・・・
・どうして繋ぎ続けた？
・チャッキー、雨、予想以上だったの？
・長谷部監督をヘッドコーチで抜いてよ！
の3点に触れて終わりにします。
どうして繋ぎ続けた？
試合中、SNS等でサポーター達は何度も何度も呟いていましたが、私も独り言を呟いていましたよ。
何で？拘るの？
良い手本を相手が見せたじゃん！点も獲ってさ！！
ブツブツと呟き続けて90分、最後まで、何とも煮え切らない感じでした。
確かに、ポポ監督の好むスタイルでは無いのかも知れませんが、シンプルに裏へ裏へとボールを落とし続け、中には優磨とチャッキーが張り続けていたら、相手は相当に嫌だったと思うのですがねぇ。
そう思いながら観ていたのですが、後半途中で、ふと画面が引いた時に見えたのは、福岡のゴール前に誰も居ない光景でした。
チャッキーも既に下がっていて、優磨は2023年バージョンに逆戻りのように右へ左へと下がって組み立てに参加しようとして、結果、ゴール前に誰もいない状態で、あれでは確かに放り込むことも出来ないな・・・とは思いました。
ただし！
たぶんその改善のために垣田を投入したはずでしょうが、結局、彼を目がけて放り込むことはしなかったのは疑問しかありません。
なんでだろうなぁ？
もしかして、この日のミス連発のプレーは、選手自身が頭の中で思い描く攻撃と、実際の指示されているプレーのズレが、微妙まミスを誘ったのでしょうかね？
だとすると・・・深刻かなぁ。
チャッキー、雨、苦手なの？
まさかとは思うけど、ただ調子が悪かっただけだと思うけど、
福岡戦のチャッキーを観ていて頭に浮かんだ言葉があります。
「もしかして、雨（重馬場）、苦手？」
本当に、ビックリするほどに、トラップやドリブル、パスが下手になってしまったチャッキーが居ました。
多少の違いはあるけどヨーロッパでも雨は降るし、雨でプレーが出来なくなるなんてことは無いと思うのですが・・・。
余りに足元が覚束ない感じで、とても心配になりました。
まあ、偶然、超・調子が悪かっただけだと思いたいです。
長谷部監督をヘッドコーチで抜いてよ！
まあ、これは半ば冗談ですけど、長谷部監督の観察力と準備力は恐るべしだと実感しました。
開幕の名古屋戦、フロンターレや磐田戦など、ポポスタイルの鹿島が随所に顔を出すようになっている2024年版アントラーズだけど、根っこの部分はそう簡単には変わらないという事を見事に読み切られてしまい。
アントラーズの選手達自らが、試合の中で戦い方を変えてくるなど、ほぼ念頭に無い感じでした。
おそらく、タイトルを次々と手にしていた頃の選手達なら、間違いなく柔軟に対応して戦ったであろうと思うと、改革の道半ばだなぁ～と思いました。
福岡戦、柴崎が健在でプレーに関与していたら、もしかしたら違った結果も有り得たかも知れないと思いつつも、柴崎が出てくる前提なら、長谷部監督は柴崎が居る鹿島への対策をキッチリと図って来ただろうと思うと・・・
やっぱり、長谷部さんを引っこ抜いて欲しくなりましたよ～。
ただ、私は思うのですが、どれだけ分析して対策されたとしても、それを打ち破ることが出来る選手が鹿島にいるのだから、もっと自分達を信じて、勝利を得るために柔軟に戦って欲しかったなぁ。
アントラーズの次の試合はアウェイ・FC東京戦！
次の試合はアウェイです。
でも国立なので、鹿島にとってそれほどアウェイ感はないはずです！
まあ、新国立になってから、FC東京サイドは無敗だとか言ってますが・・・。
今年のFC東京は、鹿島から期限付きで獲得した荒木を組み込んで復活させていますが、その活躍中の荒木は「規定」で鹿島戦には出場出来ません。
だからといって、与し易いかと言うと、そんな事はないだろうなぁ。
それにしても・・・
荒木は既に5点獲ってるのか。
鹿島のポポ監督の下で、結果が出たかどうかは判らないが、今の荒木の結果を見ていると何とも言えない気持ちになります。
う～ん。
来年戻ってこないかなぁ・・・。
まとめ
それにしても、町田戦、そして福岡戦・・・。
共通してるのは、相手の監督が、勝利から逆算して鹿島に勝つための最適解を導くタイプの監督に、見事にしてやられた感じですなぁ。
となると・・・
次のFC東京は、鹿島どうこうでプレースタイルを変えるチーム（監督）ではなさそうなので、ポポスタイルが嵌れば快勝するような気もします。
次の試合までは日が余りありませんので、一旦、福岡戦のことは頭から振り払って、リカバリーで身体のメンテナンスに努め、頭はFC東京戦で勝つことに集中してください。
連敗だけは避けよう！
頑張れアントラーズ！！
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