2024シーズンまで開幕まであと僅かとなりました。
そこで改めて、今シーズンの鹿島で気になっていることや心配していることを纏めておきます。
シーズン終了後、自分の考えたことがどんな結果に繋がったのか・・・
それを振り返るのもまた楽しいので。
ただ・・・
敢えてですが、以下のメンバーについては言及しません。
柴崎、植田
なぜなら、この2人が期待通りにプレーしてくれないと・・・
鹿島の順位はかなり厳しい状況になると思うので。
2人だけでサッカーをする訳ではないけど、2人のプレー内容と稼働時間は、今シーズンの鹿島の行方を大きく左右しそうです。
- ポポビッチ監督の柔軟性や如何に?
- FW陣は優磨の解放とチャーレとの融合が鍵
- 2列目は点を獲ることが出来るかが鍵
- ボランチは意外とアキレス腱かも
- CBは不安しかない!本職はたった3人!!
- 前線との組合せが面白いSB
- GKは早川の牙城は固そうだ
- 鹿島の公式MATCH DAY!
- まとめ
ポポビッチ監督の柔軟性や如何に?
就任以来、公式サイトのインタビューや各マスコミが発信している監督の考えを聞く限り、鹿島が大切にしてきた「土台」をしっかりと理解し、その上で強固な建造物を造ろうとしていることは判ります。
また、鹿島にもたらそうとしている戦い方は、観る者にとって感情移入がしやすいシンプルな物であり、余計なストレスはなさそうです。
一方で、シンプルで素人にも判りやすいために、当然、対応や対策は立てやすくなるでしょうし、そもそも求めているスタイルはかなり体力を酷使すると思うので、夏場にガス欠を起こさないのか?または1年通して稼働し続けることが出来るのか?と言った点は不安要素として誰もが感じているところだと思います。
それゆえ!
結果が思うように出なくなった時に、コーチ陣の意見を取り入れたり、選手達の状態を鑑みて戦い方を変えるなど、柔軟性が発揮できるかどうか?が、1年の最後に「ブラボー」と言えるかどうかに関わって来そうな気がしています。
FW陣は優磨の解放とチャーレとの融合が鍵
新戦力のチャブリッチの技術やフィジカルは、目の肥えた数多くのサポーターが「間違いない」と感じているので、本物だと思います。
あとは、鹿島のサッカー・・・と言うかポポビッチスタイルとの相性です。
おそらく、監督の意向も踏まえて招集しているのでしょうから、合わなかった次ジ・エンドですな・・・。
次に注目は優磨の仕事が点を獲ることにどれだけフォーカスされるか?だと思います。
もしかしたら、この点も今シーズンの鍵の一つかなぁ・・・と。
また、新戦力のチャーレと優磨の融合が早く進めば、2人とも二桁得点二桁アシストを達成できるだけのポテンシャルはあると思いますので、この点は、ACL圏の順位に到達するためには絶対に必要ではないかと感じています。
彼ら以外のFW陣・・・知念、垣田、師岡、徳田
FWで起用されたら、とことん、点に拘ることで、活路が見出せるような気がします。
若き徳田は出場したら、優磨にも遠慮せず「ボール」を寄こせ!
と要求する肝の強さを見せて欲しいです。
2列目は点を獲ることが出来るかが鍵
土居、仲間、藤井、樋口、松村・・・
錚々たるメンバーが揃っていて、誰が出ても、J1レベルのプレーは出来るはずですが、やはり、近年の鹿島の2列目に足りないのは「怖さ=得点力」だと感じています。
そういう意味では、水戸とのPSMで得点を上げた樋口は「頭一つ抜け出している」ように感じます。
ちなみに、今年、個人的に注目しているは「土居」です。
生え抜きで、技術は本物で、もっと出来るとサポーターが思っているからこそ、この数年は実に辛辣な意見も飛び交っています。
彼が、今までの何割かで良いので、意識を「強引」に前へ向けることが出来たら、ポポビッチスタイルの中で欠かすことの出来ないキーマンになると思うのですがねぇ。
また、藤井と松村は、トコトン自分達の武器を磨き上げることに専念し、スペシャルワンを目指すのが一番かな・・・と。
バランスを取って・・・とか、ドリブルは臨機応変・・・とか、自分の持ち味以外のことに気を取られたら、せっかくの武器も湿ってしまうはず。
ボランチは意外とアキレス腱かも
柴崎は冒頭に触れたように、彼本来の活躍が出来なければ、ポポヴィッチ号は早晩沈んでしまうでしょう。
今年のチームはボランチはかなりメンツが揃っています。
柴崎、樋口、佐野、名古、舩橋、そして知念。
他チームからしたら、羨ましい面子が揃っています。
しかし、実は問題も孕んでいます。
それは怪我と移籍です。
実際、柴崎の怪我は開幕には間に合いそうもありません。
そして佐野。
今夏の移籍の可能性が高いので覚悟が必要です。
ならば樋口。
彼だって海外から声が掛からないとは言えません。
万が一、主力3人が怪我や離脱となった場合でも人数的には足りています。
しかし名古は怪我以降はどうもキレが戻っていないし、舩橋はポポスタイルに合わないのかプレシーズンは苦労している様子です。
ならば知念?
彼が大化けする可能性は高いと思いますが、シーズン前から「博打的要素」を期待するのは正しいとは思えません。
こうして考えると、今年のアキレス腱はボランチなのかも知れません。
CBは不安しかない!本職はたった3人!!
ボランチはアキレス腱と言っておきながら何ですが、やはり今年のCBの編成には問題ありだと思います。
もっとも、この点に触れると津久井ではダメだと言うような内容になってしまうので、避けてきたのですが、まさか、まさか、本当に本職3人でシーズンインするとは思いませんでした。
チャルシッチが残念な結果になったのは、不測の事態だとは思います。
ですが、あれだけの「期待値大」の選手を獲得しようとしたからには、強化部としてCBの陣容に不安を感じていたからではないでしょうか?
その新戦力が契約に至らなかったので、じゃあ、元のママ・・・と言うのは、どうにも腑に落ちません。
以前の記事にも書きましたが、植田も関川も、J1でトップクラスの選手ですし、優勝チームのCBとして「遜色」ないプレーが出来る選手だと思います。
しかし・・・
怪我や病気だけは、どんなに努力しても、どんなに注意を払っても、避けることは出来ません。
さらに、コロナという新しい風邪は世の中から消えた訳ではなく、今も定期的に誰かしら感染しています。
諸々を考えても、大博打過ぎると思います。
心から心配でなりません。
前線との組合せが面白いSB
安西、溝口、須貝、濃野の4名がしのぎを削るSBは、今年はポポヴィッチ監督の好みが如実に現れるポジションだと思います。
プレシーズンを観る限りは、ファーストチョイスは安西と濃野になるような気がしますが、溝口の攻撃センスと昨シーズン終盤の須貝のプレーを考えると、ファーストチョイスの2人が絶対とも思えません。
おそらく、2列目の選手に誰をチョイスするか、前線にチャーレや優磨を起用できない時、ボランチに柴崎が起用できる時と出来ない時など、今シーズンのSBは、周囲の選手の起用次第でもっともスタメンの入れ替わりが激しくなる気がします。
その切磋琢磨の結果として、濃野が大化けしたら面白いと思っているのですが、あっという間に海外へ引き抜かれるかねないのが怖いところです。
GKは早川の牙城は固そうだ
ジュビロから移籍してきた梶川がここから飛躍的に成長することは考えにくいことを考えると、プレシーズンでの山田とウィジョンを見ているとちょっとGKの層が心配にはなります。
早川には是非とも代表入りを目指して奮闘して欲しいのですが、おそらく早川のことなので、海外をいつも視野に入れていると思うので、夏に「よもやの」海外移籍だってあると思います。
その時は、一気に層の薄さが弱点にもなりかねないので、早川以外にも実戦経験をしっかりと積ませて、リスクコントロールをしておいて欲しいポジションです。
鹿島の公式MATCH DAY!
2023年からスタートした公式のYOUTUBEチャンネルで配信される「MATCH DAY」は、本当に素晴らしい試みだと思いました。
単なるハイライト動画ではなく、スタジアムへの入り、スタジアムのサポーターの雰囲気、ロッカールームでの様子、ハーフタイムの様子、そして試合後のインタビューなど、サポーターとして知りたいと思うことが数多く詰まっていて、毎回、楽しみにしていました。
ただ・・・
勝ち試合しか配信されず、お蔵入りになった映像も多々あったと思うので、せめて会員限定で良いので配信して欲しかったと思いました。
なぜなら、敗戦や引分けに至るチームがどんな様子だったのか・・・
と言うのは、応援する側だって知りたいところです。
勝ち試合だけではなく、負けた試合でも「想い」を共感するようにするために、敢えて配信したらいいのになぁ・・・
そう思っていたら、願いが通じたのでしょうか?
PSMの水戸戦のMATCH DAY公開の案内文にこんな一文がありました!
また、今シーズンはリーグ戦・ルヴァンカップ全試合で配信します!
最高です!
ありがとうございます!!
今年の配信に、サポーターの歌うオブラディオブラダ♪が流れれれば流れるほど、鹿島が上位進出の証になると思います。
まとめ
あれこれと書いていたら、なんだか不安要素ばかり書いていて、途中で何度か書き直したのですが、それでも「不安」があちこちに入ってしまい・・・
心配性かつ小心な自分をさらけ出してしまうことになってしまった。
まあ、でも、相手のことを想うからこそ、不安なことが尽きないのは、「親心」ということで良しとしよう。
シーズン開幕まであと数日・・・
23日、都心で雪マークが出てますが、東海地方は曇りらしいです。
ポポヴィッチスタイルを活かすには、雨は避けたいところだなぁ。
頑張れアントラーズ!
小心者の不安を吹き飛ばしてくれ!!
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