2023年7月12日、鹿島アントラーズはヴァンフォーレ甲府のホームに乗り込み、2023年天皇杯3回戦を戦いました。
昨年の天皇杯準決勝で、ホームと言う地の利を得て居ながら、0-1で敗戦すると言う屈辱を味わったアントラーズ。
記憶にあるアントラーズは、そういう経験の後では、キッチリとリベンジして「やっぱり鹿島は・・・」と相手に思わせてきた。
ところが結果は、2年連続で「下のカテゴリー」に敗退。
これが「今のアントラーズの実力だ」と認めるしかないのだろう。
心が荒れる日々が続く、2023年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の記録です。
- 2023年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2023年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の試合内容と感想
- 甲府戦で感じたこと
- 次の試合はリーグ第21節・FC東京戦!
- まとめ
2023年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-1 甲府
PK10-11
スターティングと交代メンバー
GK31 沖 悠哉
DF2 安西 幸輝
3 昌子 源
22 広瀬 陸斗 ⇒延前半9分5 関川 郁万
55 植田 直通
MF15 藤井 智也 ⇒後半11分33 仲間 隼斗
21 ディエゴ ピトゥカ
25 佐野 海舟 ⇒延前半9分27 松村 優太
30 名古 新太郎 ⇒後半11分14 樋口 雄太
10 荒木 遼太郎 ⇒後半0分40 鈴木 優磨
FW37 垣田 裕暉 ⇒延前半9分8 土居 聖真
メンバー選考や交代に大きな問題があったとは思わない。
ただ、戦い方の選択には「問題」があったように思う。
正直、このメンバーが揃っていて、ここ数試合の結果は理解し難い。
2023年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の動画ハイライト
繰り返しみたいとは思えない内容だ。
残念である。
【ハイライト】 鹿島アントラーズ 1-1(10PK11)ヴァンフォーレ甲府|サッカー天皇杯3回戦|NHKスポーツ
2023年天皇杯3回戦(アウェイ)鹿島VS 甲府戦の試合内容と感想
試合前のメンバー発表を見て、監督の苦心は判った。
判ったけど・・・
勝てればいいけど・・・
不安を抱きながらの観戦。
前半総括:絶望的なまでに合わない前線・・・
鹿島を良く知ってくれている解説の槙野さんの、鹿島は追い込まれてるけど、そこを耐えてひっくり返す経験値のある選手が多い・・・。
と言う「励まし?」に救われたような気持になる自分が情けなかった。
それにしても、絶望的なまでに前線が合わない。
1トップの垣田、トップ下に荒木、左右に名古と藤井。
個々の能力だけで比較するなら鹿島が圧倒しているが、個々が一つにならずフットボールをしていない。
後半総括:優磨の存在は確かに大きい・・・だが・・・
荒木を鈴木に替えたことで、垣田は生きるようになったし、鹿島は全体的に前を向いてプレーが出来るようになった。
しかし、フットボールとは面白いもので、そんな中で先制したのは甲府だった。
正直、失点は「半分アクシデント」みたいな感じだったので、忘れるしかない。
慌てて選手を替えたが、これは悪手では無かったが、後々考えると勿体なかった。
後半、広瀬のクロスが冴え始め、次々と甲府のゴール前にチャンスボールを上げ、垣田が同点弾を叩きこみ、その後も何度もチャンスを得るが決めきれなかった。
終了間際にあわやのシーンがあったが、ここはウタカ不発で助かった。
延長総括:後半で勝負を決められなかったツケ
後半11分までに3人変えていたので、あのコンディションではどうしても迫力が落ちてしまう。
3枚替えも、チームに勢いを与えることは出来ず、為すすべなく終了の笛を聞いた感じでした。
PK総括:樋口の日にあらず
2本とも止められた樋口のメンタルが心配だ。
気にするなと皆で言って欲しい。
それよりも、GKよりも順番があとになるストライカーには喝を入れたい。
それでいいのか?
試合終了:今年はよく溜息が出る・・・
先日の広島戦終了時にも感じた感想を今一度書いておく。
監督、フロント、このチームをどうしたいの?
甲府戦で感じたこと
試合を観戦して感じたのは次の3点です。
- このやり方を継続して良くなるのか?
- 槙野に心配される昌子が心配
- 結局のところ最後は気持ちかな
です。
このやり方を継続して良くなるのか?
アントラーズの行末が心配になって、スペインで代理人業をしている友人に「アントラーズの未来予想図」を聞いてみた。
その回答がシンプルで、ある意味で手厳しかった。
「今のやろうとしていることだけど、ジーコが代表で日本人には合わないって結論出したような・・・」
カッチリと枠組みに当てはめてプレーさせるのではなく、選手個々に「勝つために何をするか」考えさせ、臨機応変に「勝つために」対応させる。
それは、日本人のチームには合わないと思うよ。
シーズン序盤は理想の形を追い求め、結果が出ずに、ある意味で従来の後ろをドッシリさせて少ない手数で勝つ形を当て嵌め、多少結果が出たのでまたやりたい形を少し求めてドツボに嵌ってる。
そう言うことでしょ?
さらに・・・
まあ、そろそろ見切るんじゃない。
理想を追うのに岩政でなくても良いとフロントが気付けばさ。
とまで言われてしまった。
まあ、結果は出てないのだから、仕方ないだろう。
プロなんだから。
槙野に心配される昌子が心配
前半序盤に、槙野が昌子のプレーが心配だと言うもんだから、余計に皆が心配になってしまった。
確かに、相変わらず、頭と身体が連動していないように感じる。
単に試合勘の問題か?
それとも身体のどこかに無理が生じているのか?
前者なら、出場を続ければ替わってくるような気もする。
後者なら、彼がプレー出来るうちにもう一度タイトルを掲げて欲しいと思う。
ただ、希望も感じられた。
縦に入れるパスは、植田よりも昌子の方が可能性は感じました。
得点に繋がった広瀬へのパスは植田だけど、あれはサイドに出しているから。
結局のところ最後は気持ちかな
選手達が勝ちたいと思ってないとは感じません。
ただ、本当に勝ちたい!
チームを引っ張りたい!!
そう口にするなら・・・
優磨には1番手でPKを蹴って欲しかった。
蹴って、決めることで、チームに勇気と勢いを与え、相手に対し無言のプレッシャーを与えることが出来たと思う。
誰が最終的に判断したのか知りませんが、優磨や昌子を早い段階で蹴らせなかったことで、フットボールの神様は甲府の方へ歩いて行ってしまったような気がしてなりません。途中までは沖に守護天使が舞い降りていたのに・・・。
結局、最後は目に見えない圧で相手を飲み込むしかないのだ。
そして、それを勝っていた時のアントラーズは出来ていたはずなのに・・・。
次の試合はリーグ第21節・FC東京戦!
カシマスタジアムで連勝を止められた相手だ。
あの試合、渋い試合でも1-0で勝って連勝を伸ばしていたら、また違った世界が広がっていたかも知れません。
FC東京戦のあと、約3週間の中断期間に入ります。
どんな動きがあるのか判りませんが・・・。
勝って休みに入って欲しいです。
まとめ
単純に両チームの戦力を数値化して戦う訳ではなく、戦うのは人間で、考えるのも人間だから、フットボールはアップセットが起きやすいのは面白いと思う。
思うけど・・・
アントラーズがそれに巻き込まれると嬉しくない。
悔しいを通り越し、腹が立つし、寝れなくなる、
次の試合の相手はFC東京。
厄介な相手である。
それでも、サポーターの心のために、勝って、中断期間に入ってくれ。
そうでないて、別の意味で熱射病になりそうです。
アントラーズの勝利を信じる!
誇りを胸に戦ってください!!
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