2023年6月8日、鹿島アントラーズはホームのカシマスタジムにHondaFCを迎え、2023年天皇杯2回戦を戦いました。
リーグ戦の狭間に行われる天皇杯は、序盤に番狂わせが良く起きる。
だから、アマチュア最強と言われるHondaFCを相手にするのは嫌だな・・・
そう思っていましたが、ピッチ上の選手達には緩みも奢りもなく、相手が誰であろうと勝利に向けてやるべきことをキッチリとやり遂げ、次のステージに駒を進めました。
ようやく染野にゴールが生まれた2023年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS HondaFC戦の記録です。
- 2023年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS HondaFC戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2023年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS HondaFC戦の試合内容と感想
- HondaFC戦で感じたこと
- 次の試合はJ1第17節湘南戦(ホーム)!
- まとめ
2023年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS HondaFC戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 3-0 HondaFC
スターティングと交代メンバー
GK31 沖 悠哉
DF3 昌子 源
20 キム ミンテ
28 溝口 修平
32 常本 佳吾
MF34 舩橋 佑
35 中村 亮太朗
10 荒木 遼太郎⇒後半17分36 師岡 柊生
17 アルトゥール カイキ⇒後半11分15 藤井 智也
18 染野 唯月
33 仲間 隼斗⇒後半10分8 土居 聖真
先日のルヴァンではカイキをFWに投入し、この日は仲間をFWの位置へ投入。
やはりFWの枚数は足りないような気がするが・・・
溝口、舩橋、中村、そして染野が90分プレー出来たのは大きい。
2023年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS HondaFC戦の動画ハイライト
ハイライトでは、なかなか若手のプレーを見ることが出来ないのが残念。
3点目などは藤井の頑張りの前に、溝口の踏ん張りが呼び込んでいるのが辛うじて判るだろうか・・・。
2023年天皇杯2回戦(ホーム)鹿島VS HondaFC戦の試合内容と感想
相手がキックオフからトップギアで襲い掛かって来ても、慌てず、騒がず、なるべく早い時間帯に先制することが求められていましたが、アッサリとそれを達成できたチームに成長を感じました。
色々と突っ込みどころはあるにせよ、ちゃんと2チーム作ってるのは凄い。
前半総括:守備は本当に硬くなった
相手がアマチュアとは言え、局面、局面でのスピードや当たりはかなりのものであったが、昌子とミンテを中心にしたDF陣は、しっかりとシュートコースを消すなどして万全の戦いをしていました。
その結果、普段リーグ戦に出ていない選手達に平常心をもたらし、中村の2点目に繋がるようなパスを心の余裕を生み出したような気がします。
後半総括:染野がちゃんと決めきった!
今さら私がここに書くまでもないが、染野の能力は本当に高い。
だから、ここぞの場所にちゃんと顔を出し、シュートチャンスを得ているのだが、最大の問題は決めきれないことだった。
先日の鳥栖戦でも、勝ち越しの絶好のチャンスを決めきれなかった。
だから、藤井からの折り返しが染野に出た時、きっと全ての鹿島サポーターが叫んだはずです。
「決めろ」
と。
その甲斐あってか、決して簡単では無かったシュートを、ちゃんと決めきりました。
これが何かの切っ掛けになてくれればと切に願います。
試合終了:勝って当たり前を勝つのが難しい
3得点したことで、優磨と佐野と関川をピッチに送り出さないでも済んだことだ。
中3日でリーグ戦が控えているので、これは本当に大きい!
HondaFC戦で感じたこと
試合を観戦して感じたのは次の3点です。
- 荒木と中村に刺激を与えるには・・・
- 溝口の成長が著しい
- 頑張れ昌子
です。
荒木と中村に刺激を与えるには・・・
荒木と中村の2人が、今のスタメン組に絡んでくるようになったら、アントラーズは相当に選手層が厚くなり、相手からすれば予想し辛いくやり難いチームになるはず。
随所に見せた荒木のトラップとパスはやはり群を抜いていたし、中村のポジショニングとパスもキラリと光るものがあった。2点目のカイキへのパスなどは解説の中田浩二も絶賛していたし笑
でも、前半の序盤から「おいおい」と言うようなプレーも多々あったのは事実。
プレーレベルがより高い相手との試合だと、致命傷になりかねないとも感じました。
そんな彼らを、一皮も二皮も剥けさせるには、高レベルのプレーを実際に見せてくれる人が必要な気がします。
岳・・・そろそろ来ない?
荒木ら若手を鍛えてみない?
溝口の成長が著しい
観るたびに感じるのだが、彼の攻撃センスは本当に素晴らしいと思う。
守備に関しては、経験値不足から後手に回る時もあったが、それでも最後は「打たせない」を徹底しており、不安になることはなかった。
それよりも、攻撃のセンスを伸ばして欲しい。
今シーズン、安西がクロスや仕掛けが積極的になり、向上しているように感じるのは、もしかすると溝口のプレーに圧力を感じているのかも知れません。
ウッチー・・・
臨時コーチで来ないか?
クロスを上げるタイミング、狙う場所、抜群だった貴方の感覚を溝口に伝授してくれれば、2・3年後には凄いSBになってるかも。
ちなみに本人はアシストが獲れなかったことを嘆いていましたが、あれは土居先輩が悪いから気にするなよ笑
頑張れ昌子
キャンプ早々に怪我をしてしまい、フィジカルをしっかりと作れないままに実戦に入ったことが影響しているのだろうか?
頭と身体が連動していないように感じる。
それでも、何度も危ない場所に顔を出すという事は、昌子の持ち味である危機察知能力は健在であるのでしょう。
しかし、顔を出せても思うようなプレーが出来ないために、結果として昌子の調子の悪さが目立つことにもなっていると思う。
昨日のHonda戦ではミンテは点も取っており、溝口に何度も声を掛けてしっかりと守り切っていた。
植田、関川、ミンテ・・・
彼らとの争いは本当にし烈だと思う。
チームとしては喜ばしいことだけど、選手にとっては過酷だろう。
それでも、アントラーズには貴方の存在が必要だ。
頑張れ、昌子。
あなたがもう一度タイトルを掲げる姿を見せてくれ!
次の試合はJ1第17節湘南戦(ホーム)!
中3日でリーグ戦となる。
折り返しの17試合目だ。
タイトルを狙うなら、今の湘南の状態であれば鹿島は絶対に勝たないといけない。
勝てば、上位3チームが敗れれば(他力本願だが)勝点差5以内で折り返すことが出来ます。(神戸は1試合未消化だけど・・・)
17試合で勝点差5ならば、あってないようなものだ!
HondaFC戦での勝利が、他の選手に与える影響は大きいと思う。
安西や広瀬、常本のSB陣、さらには樋口や海舟への刺激にもなったはずだ。
楽しみな一戦になりそうだ。
まとめ
天皇杯2回戦の観客数は3700人余りであった。
やはり、平日夜の開催は関東近郊からの観客を呼び込むのは難しい。
チームもテレワークが出来る場所を用意するなど、色々とやってるが、正直、そもそも行くのは至難の業である。
だったら、別の手を打てないのか?
権利を買い取って有料配信とか、各地で飲食可能な箱を用意してサポーターを集ってビューイングとか・・・。
今の時代だからこそ、出来ることはあると思うのだがなぁ。
そろそろ
リーグ戦の勝利がみたい
頑張れアントラーズ!
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