2021年12月25日、クリスマスの日にチームから発表された移籍のニュースは、なかなか厳しいモノでした。
ネットで騒がれてはいたから、多少はショックが和らぐかと思っていたのですが、全くワクチンとして機能しませんでした。
MFの犬飼 智也選手が、浦和レッズに完全移籍。
本当に浦和に行きます・・・
そうですが・・・
かなり、ショックですよ。
ワンちゃん。
敢えて鹿島を選んだ気持ちに惚れた
2018年、鹿島のCBには昌子と植田と言う2枚看板が揃っている中、敢えて鹿島アントラーズを選んでくれた犬飼の心意気、チャレンジ精神は、私の心を揺さぶりました。
シーズンが始まり、実際に犬飼のプレーを見た時には、正直なところ、昌子と植田の牙城を崩すのはなかなか厳しいかと思いました。
しかし、ワールドカップ後に植田が移籍し、昌子は心身のダメージが大きく100%のパフォーマンスが出来ず、一気にCBが大ピンチになる中で、鳥栖から移籍したスンヒョンと共にピッチに立ち続け、鹿島の最終ラインを守り続けてくれました。
2018年のACL戴冠は、間違いなく、犬飼の踏ん張りがあったからだと思います。
内田の引退試合で見せた悔し涙に・・・
2020年8月23日、リーグ第12節、カシマスタジアムにガンバ大阪を迎えて行われた内田選手の引退試合。
広瀬の怪我で、予想外の早い時間に投入された内田を意識したのか、鹿島の選手達の気持ちが空回りしてしてしまい、1点リードされたまま終盤へ。
アディショナル、内田が起点となった最後の攻撃に、頭で合わせたのが犬飼でした。
奇跡の同点、誰もが思わず、泣き笑い・・・。
でも、試合後の犬飼の表情にハッとさせられました。
ワンちゃんは、一切の笑顔を浮かべず、本当に悔しそうに涙を浮かべながら、「勝って送り出したかった・・・」とコメントしていました。
この姿を見た時、「あぁ、ワンちゃんの身体には鹿島イズムが染み渡ったんだな」と思いました。
犬飼のプレーで怒ったのは一度だけ
2021年第18節の仙台戦です。
後半、ボールの処理を誤り、相手に奪われて失点。
その後、精彩を欠いたプレーを続け、終了直前に「CBの交代」をしなくてはいけなくなった。
CBやGKは酷なポジションだと思います。
一度のミスが失点や負けに直結する、私だったら「胃潰瘍」で倒れるようなストレスを抱えるポジションだと思います。
でも、人は誰でもミスはする!
大切なのは、ミスした後の言動だと思います。
鹿島のCBに立つ以上、あのような後ろ向きな振る舞いはして欲しくなかったです。
その後、中断期間を経て立ち直ってくれて良かったのですが・・・。
声を出せるCBが居なくなる・・・
リーグ終盤、犬飼が怪我をした後、GKをスンテに変えてから町田と関川(急成長した)がCBのポジションを奪いました。
歯車が上手く噛み合い、失点が急減したのは確かですが、それでも犬飼が割って入るチャンスが無いとは思いませんでした。
なぜなら、町田も関川も「自らが声を出してDFラインを統率」することが出来ていなかったからです。
それゆえ、試合終盤に投入される犬飼が、積極的にDFラインとその前のボランチに声を掛けていたのは印象的でした。
だからこそ・・・
町田や関川と切磋琢磨してくれれば鹿島のCB陣は強固になる!
そう期待していたのですが・・・。
残念です。
まとめ
残念ながら、浦和への完全移籍となってしまいましたが、それでも、鹿島にちゃんと移籍金を残してくれたワンちゃんに感謝です。
それが、チーム強化に繋がると信じています。
来シーズン、カシマスタジアムに帰ってきたら、盛大なブーイング(出来れば・・・)で迎えましょう。
試合後は、ゴール裏の鹿島サポータの前で・・・さらに盛大なブーイング笑
そしてゴール前には笑顔のスンテさんが立ってる・・・
そんな再会が、ワンちゃんには合う気がします。
もちろん「鹿島の勝ち試合」で!
4年間、ありがとう犬飼!
これからも
FAMILY!
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