2021年12月17日、チームから立て続けに移籍報道が発表されました!
CBの奈良 竜樹選手が、アビスパ福岡に完全移籍。
2019年シーズンも無冠に終わり、大岩体制が幕を閉じるとすぐに発表された、川崎フロンターレからの奈良の移籍でした。
敵として観ている時は、熱く、激しい、プレーが厄介に感じていただけに、奈良の加入は鹿島の選手たちに刺激になると思い、喜んでいたのですが・・・。
軽い刺激ではなく、劇薬過ぎて互いに拒否反応が出てしまったのか・・・
期待した強者のメンタリティーを披露せずに・・・
2020年1月に入ってから加入が発表された奈良は、チームに馴染む間もなく1月28日にはACLプレーオフVSメルボルン戦に出場。
CBとして出場したものの、奈良を始めとして多くの選手のコンディション面は明らかに低調で、ホームにもかかわらず0-1で敗れた。
(この敗戦は衝撃した・・・)
そして、奈良の情報はこの試合を境にして消えてしまう。
2月に入り、水戸とのプレシーズンマッチ、名古屋とのルヴァンGS第1節、そして広島とのリーグ開幕戦、チームからは何の情報もないまま、奈良の消息は消えてしまった。
その後も・・・
怪我をしていた。
コンディション面に問題があった。
色んな報道はあれど、奈良が常時稼働しない理由はついにチームからしっかりと語られることは無かった。
これは、本当に残念な事でした。
昌子の日本復帰について
やはり、奈良に関してはこの点に関して触れざるを得ない。
奈良が加入して間もなく、フランスへ渡ったばかりの昌子の日本復帰が報じられた。
しかも・・・
鹿島が受け入れないため、古巣のガンバへ復帰する、と。
このニュースに関する多くのサポーターの声が、間違いなく「奈良の耳」に届いたことだろう。
それが原因なのかは判らない。
ただ、私が誇らしく思うのは「鹿島フロント」の姿勢です。
なぜなら、CBの要になって欲しいと奈良を獲得して3番を託した以上、昌子は獲得しないと決断したからです。
結果論で言うならば、昌子を獲得した方がチームの成績としては良かったのかも知れない。
それでも、もしもあの時、鹿島が昌子を獲得していたら、この先、アントラーズを選ぶ選手が減ったことは間違いないと思う。
筋を通したフロントの苦悩を感じたからこそ・・・
奈良の復帰を願い続けたのが、彼は福岡への移籍を選択してしまった。
本当に残念な結果である。
奈良の男気を垣間見ることは出来た
2020年シーズン後半、コロナによって多くの選手が離脱した川崎戦で、奈良は急遽CBとしてピッチに戻ってきた。
この試合での奈良は、それまで全くプレーしたことが無いのが信じられないくらいに、持ち前の対人の強さを存分に発揮していたし、CBからの鋭い縦パスを何度も前線に繰り出していた。
(書きながら、今シーズン後半に関川が何度も見せた前線へのパスを思い出したが、何か影響を受けているのだろうか?)
スタメン出場した川崎戦から3戦連続で出場し、好パフォーマンスを見せていたが、離脱組が戻ると再び姿を消してしまった。
結局、鹿島の試合で奈良を観たのはたった7試合でした。
本当に、本当に、残念な結果です。
まとめ
今シーズン、福岡にレンタル移籍すると24試合に出場し1ゴールを上げていることからも、体調不良とは考えにくい。
来シーズン、鹿島の前に立ちはだかる奈良は、かつてのやりにくい、時に憎らしいプレーを見せる奈良なのだろうか?
なんにせよ・・・
奈良選手!
お疲れ様でした!!
カシマスタジアムで待ってます!
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