2019年10月26日、ブライトンはホームにエヴァートンを迎え、2019-20プレミアリーグの第10節を戦いました。
前節のアストン・ヴィラ戦は前後半の終了間際に失点して敗戦しており、そのショックからどれだけ立て直せているか?に注目していました。
その結果は・・・
あぁ・・・またかと溜息をつく
失意と、
いけ~と絶叫する
歓喜の、
両方に包まれた試合となりました。
2019-20プレミアリーグ第10節・ブライトンVS エヴァートン戦の記録を残しておきます。
- 2019-20プレミアリーグ第10節・ブライトンVS エヴァートン戦の試合結果
- 2019-20シーズン・プレミアリーグ第10節終了時の順位
- 2019-20プレミアリーグ第11節、BHAFCはホームにノーウィッチ・シティを迎えます!
- ブライトンとノーウィッチ・シティの対戦前の順位と状態
- ブライトンとノーウィッチ・シティの過去の全対戦成績
- ブライトンの今後の日程について
- まとめ
2019-20プレミアリーグ第10節・ブライトンVS エヴァートン戦の試合結果
ブライトン3-2 エヴァートン
前半15分:パスカル・グロス
前半20分:オウンゴール
後半29分:ドミニク・キャルバート・ルーウィン
後半35分:ニエル・モペー
後半49分:オウンゴール
ちなみにエヴァートン1点目のオウンゴールは、記録上はウェブスターのオウンゴールです。
つまり彼は、前節にプレミア初ゴールを決め、今節はプレミア初オウンゴールを決めるという、初物尽くしが続いているわけです。
2019-20プレミアリーグ第10節・ブライトンVS エヴァートン戦の試合内容のまとめと感想
前半序盤、前節の失敗を教訓にしたのか、前線からハードワークしてボールを追い込んでいる。悪くないスタートだと感じました。
前半15分、コノリーが得たFKをグロスがズドン!
まさに「ぶち抜いた」という感じです。
前半20分、CKからズドンとリシャルリソンに決められた(記録はウェブスターのOG)。昨年もやられており、気をつけなはれや~と言ったのに・・・。
前半中盤、ブライトン自身の不用意なパスミスやトラップミスなどが重なり、徐々に序盤の良さが失われていき、ゴール前で危険なシーンを作られるようになる。
前半終盤、ウェブスターがこの日2点目のOGを献上しそうになるがライアンが防ぐ。
この時のダンクのブロックはハンドすれすれに見えて焦りました。
後半序盤、ずれた歯車は戻らず。危うい雰囲気のままで試合は進む。
CKの守備でモントーヤが相手を押し倒したような映像も流れたし・・・。
後半29分、完璧なスルーパスに完璧なシュートを放たれ、ついに逆転される。
途中交代で入って2分の選手にやられるとは・・・。
後半33分、潮目の変わるプレーが起きる。
DFラインからのかなりラフなパスを、ぺナルティ内で競り合ったコノリーが足を踏まれてPKゲット!確かに踏んでいる。踏んでいるけど・・・。
これは、踏まれなければコノリーがボールをキープし、そこからチャンスが生まれたかも知れない。という判断でPKなのだろうか?
でも・・・これでPKか・・・DFは恐怖だろう。
後半35分、モペーが不敵にもど真ん中へ蹴りこんでブライトン同点に追いつく!
決まった後にポッター監督が映るのですが、監督自身、何か「狐につままれたような」表情をしていたのが印象的でした。
後半終盤、PKの前にマーレーが投入されて、起点が出来るようになったからか?左ハーフのトロサードがもの凄い目立つようになる。
相手陣内をズタズタにする感じで仕掛ける。
その結果・・・
アディショナル4分、自陣で奪ったボールをバーンとトロサードで持ち上がり、バーンの見事なパスを受けたトロサードがサイドを抉りゴール前に早いクロスを入れると、最後は相手がクリアしきれずにOG!ブライトンが勝ち越し!!
相手のリュカは気の毒でした。
試合終了、前節は終了間際に泣いたが、今節は終了間際に歓喜に包まれました。
2019-20プレミアリーグ第10節・ブライトンVS エヴァートン戦のデータと感想
ブライトンVSエヴァートン戦の試合データは以下の通りです。
- ボール支配率はブライトンが55%で、エヴァートン 45%
- シュート数ブライトン9、エヴァートン 7
- CKはブライトン0、エヴァートン 5
- クロスはブライトン16、エヴァートン 15
- カウンターはブライトン0、エヴァートン0
CKがゼロってのは・・・
試合中は気づきませんでした。
2019-20プレミアリーグ第10節・ブライトンVS エヴァートン戦のハイライト動画はこちら
ラストの逆転弾への流れはとても秀逸です。
この日の試合の前半15分くらいまでと、最後の15分くらいを、倍の長さに出来るようになればと思うのですが・・・。
2019-20プレミアリーグ第10節・ブライトンVS エヴァートン戦を見て感じたこと
この試合を見ていて感じたのは2つ!
1つは守備の面について。
もう1つは攻撃の面について。
守備の緩さが気になるのですが・・・
この日の試合の序盤はとても良かったのに、自らのミスなどで徐々に流れを相手に渡してしまうと、そこからは防戦一方になる。
集中力が足りないのか?
そもそも強度が足りないのか?
攻撃重視なのか?
その辺りがハッキリしませんが、今年は観ていてもどかしいくらいに守備が緩々の時があります。
この日の2失点目などが特に気になります。
余りにもアッサリと失点している気がするのです。
この2シーズン見てきて思うのは、中堅以下のチームがプレミアで戦い続けるには、ある程度の守備の堅さが重要だと思うのです。
しかし一方では、
今年導入されたVARを考えると、1-0でリードした中堅以下のチームが、「様々な」幸運を味方につけて必死に守り続けたとしても、昨年までとは違い「様々な幸運は見つけられてしまう」可能性が高い訳であり・・・。
そう考ええると、攻撃を重視した布陣も仕方ないのかと思えます。
シーズン10試合終わって感じるのは、守備の強度は昨年よりも下だということ。
ただ、リズムに乗った時の攻撃の躍動感は、昨年よりも「はるかに」上ということ。
両立させるのは無理だろうか・・・。
マーレーをもう少し上手く使えないのか?
今年、スタメンを外れがちのマーレー・・・。
個人的も好きな選手だし、チームが苦しい時に点を獲ってくれる印象が強い選手です。
しかし、与えられる役目は途中投入。
それでも、この日の試合は彼が投入されて明らかに雰囲気が変わった。
僅かだけど、前線でタメが出来るから、トロサードやモペーが前に飛び出していける。
そして、彼の経験値は3点目の時にも活かされています。
トロサードのクロスは秀逸でした。
でも、ファーにしっかりと開いて待っているマーレーが居たからこそ、リュカはクリアを試みなければならなかった訳であり、マーレーが居なければ、生まれなかったOGと言えるのではないでしょうか?
今年のブライトンの攻撃は見ていて本当に面白い。
パスあり、ドリブルあり・・・多彩だ。
ただし、どちらかと言うと受け手であり、仕掛けるタイプだと思う。
だからマーレーのようなタイプが居ることで、さらに活きるような気がします。
だめかなぁ・・・。
2019-20シーズン・プレミアリーグ第10節終了時の順位
第10節終了時点で勝ち点12の14位!
今年はかなり団子状態な気がします。
勝ち点12で14位のブライトンからEL圏5位のアーセナルまで勝ち点差は3!
一方、降格件の18位サウサンプトンまでの勝ち点差は4!
天国と地獄はどちらも目前です・・・。
2019-20プレミアリーグ第11節、BHAFCはホームにノーウィッチ・シティを迎えます!
■2019年11月2日(土)24時キックオフ(日本時間)
昇格組との試合になります。
相手をリスペクトしないといけませんが、ホームでは絶対に勝ち点3が必要です。
しっかりと勝てれば、その先の苦しい日程に余裕をもって挑めますから。
対戦相手のノーウィッチ・シティについて
街の名前はNorwich、古代英語で「北の町」という意味を持つ都市であり、街の歴史もクラブの歴史もブライトンの先輩にあたります。
2011-12シーズンから3年間プレミアに居ましたが、降格後はチャンピオンズリーグを彷徨い、昨シーズン優勝してプレミアへ昇格を果たしています。
ノーウィッチですが、北の小さな町のチームのため、金はない。
だから、今期も新加入は2人だけ、目ぼしい目玉はないようですが、その分、チームとしては勝手知ったる仲間同士の絆があり、今期はそれを主たる武器として戦い抜くようです。
要注意選手はFWのテーム・プッキ。
フィンランド代表の選手で、昨年の2部得点王です。
今期もすでに10戦すべてに先発で出場して6得点しています。
ブライトンとノーウィッチ・シティの対戦前の順位と状態
両チームの現在の順位と状況は以下の通りです。
ブライトン 14位/3勝3分4敗/勝点12/得点12失点14
ノーウィッチ 19位/2勝1分7敗/勝点7/得点11失点24
ノーウィッチ・シティは第5節にホームでマンCに3-2で劇的勝利を収めているのですが、それから5戦勝ちなしです(1分4敗)。
相手の調子は決して良くないはずなので、しっかりと勝ち点3を頂きましょう!
ブライトンとノーウィッチ・シティの過去の全対戦成績
初めての対戦は1921年3月25日のDivision Three (South)での対戦です。
ブライトンが2-0で勝利しています。
その試合を含め両チームは過去に88試合対戦しています。
ブライトン30勝
ノーウィッチ34勝
引分け24
う~む、総対戦成績はほぼ互角です。
ちなみに、直近の対戦は2014-15と2016-17のチャンピオンシップでの対戦です。
4戦して1勝1分2敗です。
もしかして・・・意外と苦手な相手なのかも知れません。
ブライトンの今後の日程について
厄介な相手のエヴァートンからしっかりと勝ち点3を手にしたのだからこそ、続くノーウィッチ戦でも勝ち点を手にして、今シーズン初の連勝を飾って欲しいです。
- 第11節 11月2日(土) 23:00 VS ノリッジ(ホーム)
- 第12節 11月9日(土) 23:00 VS マンチェスター・U(アウェイ)
- 第13節 11月23日(土) 24:00 VS レスター(ホーム)
- 第14節 11月30日(土) 24:00 VS リヴァプール(アウェイ)
- 第15節 12月3日(火) 28:45 VS アーセナル(アウェイ)
- 第16節 12月7日(土) 24:00 VS ウォルヴァーハンプトン(ホーム)
- 第17節 12月14日(土) 24:00 VS クリスタル・パレス(アウェイ)
- 第18節 12月21日(土) 24:00 VS シェフィールド・U(ホーム)
- 第19節 12月26日(木) 24:00 VS トッテナム(アウェイ)
- 第20節 12月28日(土) 24:00 VS ボーンマス(ホーム)
- 第21節 1月1日(水) 24:00 VS チェルシー(ホーム)
※カップ戦の状況次第では日時が変更になることもあり。
日程を見ると、次節は何としても勝ち点3が必要です。
だって、第12節~16節までは格上との試合が続き、第17節はライバルのクリスタル・パレスのホームで戦いが待っています。
しんどい6試合になります。
勝利が期待できる試合では取りこぼしは避けないと!
まとめ
守備が不安だ不安だと書いていますが、失点数自体はそれほど多くはない。
ただ、失点の仕方と、失点に繋がるような緩い守備が気になるのです。
一歩間違えたら、吉田のサウザンプトンが喰らったような0-9とかもありえるような気がして怖いのです。
それを防ぐのは・・・集中力だと思います。
今シーズン初の連勝へ
力強く羽ばたけSeagulls!
集中力を高めろブライトン!!
Go for it! The Seagulls!!
I'm rooting for the Brighton & Hove Albion from Japan!!
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