lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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Road to Qatar2022 ~日本代表はサウジアラビアに約8割ボールを支配されながら、富安の一撃で勝利し8強へ!!~



2019年1月21日、日本代表はアジアカップ2019の決勝トーナメント1回戦・サウジアラビア戦を戦いました。

いやぁ・・・
痺れる試合でした。

試合前から、今大会最大の脅威の1つと言われていたサウジアラビアは、直近1年半、ボール支配率では負けたことが無く、日本も苦戦は必死と考えられていました。
そして、下馬評通り、日本はボールを支配され続ける90分間となりました。

ボール支配率日本代表23.7% VS サウジアラビア76.3%

こんな日本代表は記憶にありません。
それでも、勝ったという事実が、日本をまた一回り大きくさせた気がします。

AFC アジアカップ UAE 2019 日本代表VSサウジアラビア戦を観て感じたことをまとめておきます。

 

アジアカップ2019決勝トーナメント1回戦、日本代表VSサウジアラビア代表戦の結果と出場選手

日本代表 1-0 サウジアラビア代表
前半20分:冨安 健洋

日本代表のスターティングと交代メンバー

GK  12 権田 修一
DF     5 長友 佑都
       16 冨安 健洋
       19 酒井 宏樹
       22 吉田 麻也
MF   6 遠藤 航
        7 柴崎 岳
        8 原口 元気
        9 南野 拓実 →後半31分 14 伊東 純也
     21 堂安 律 →後半43分 18 塩谷 司
FW13 武藤 嘉紀 →後半46分11 北川 航也

武藤がこの試合で貰ったイエローが気になる。
ウズベキスタン戦でも貰っているので累積2枚で、次の試合は出れない。
大迫は出来れば準決勝まで休ませたかったはず。
しかし、残るFWは北川のみ。

次の相手はベトナムとは言え、一発勝負のトーナメンである。
ベトナム戦のFWはどうするのだろうか?

 

日本代表VSサウジアラビア代表戦の試合の流れと感想

予想以上の・・・
本当に予想以上にボールを支配された90分でした。

前半1分、いきなり両CBの間に飛び込んだ選手のマークを外してしまう。
フリーでヘディングされるも外してくれた。
あれが決まっていたら、一方的な展開になったからも知れない。

前半序盤、ほとんどピッチは半分しか(日本サイド)使っていない。
ただし、日本も時折相手サイドバックの裏にボールを蹴りだし、カウンターを仕掛けていた。

前半20分CKに富安が合わせて日本先制!
こういう展開の試合における、完璧な点の獲り方だった!

日本先制後、サウジアラビアの勢いに対処出来るようになり、フィニッシュまでは持ち込まれないようなる。一方、日本は早い攻めを展開するが、前線でボールが上手く収まらず、こちらも決定機までなかなか至らない。

前半終了ボール支配率、シュート数はサウジが日本を圧倒するものの、日本は1-0で折り返すことに成功した。

後半序盤、一進一退。引き続きサウジはボールを支配しながら攻め、日本は奪ってからの速攻に活路を見出そうとする。

後半15分、日本に決定機が訪れる。武藤がゴール正面でボールを保持し3対2の局面となるが、武藤はシュートを選択し決めきれず。

後半17分、サウジは右サイド奥で吉田を振り切りペナルティに侵入。マイナスのグラウンダーにドンピシャで合わされるも、シュートは宇宙開発で難を逃れる。

後半中盤~終盤、日本はただひたすらに守り続ける。
納得行かないファウルの判定などもあったが、とにかく前線に起点がなく、息継ぎが出来ないのが最大のネックだった。この点は改善が必要だと思う。

試合終了、とにかく勝った。
守ったとも言えるが、どちらかと言えば、相手のシュート精度の悪さに助けられた感も強いと言う印象です。

 

日本代表VSサウジアラビア戦の動画ハイライト

ハイライトでは前半序盤の攻められっ放し状態がカットされています。
後半中盤以降も攻められっ放しでしたが、前半序盤の方が、疲れが無いためサウジの選手の動きにもキレがあり、危険な匂いがプンプンしていました。

 

日本代表VSサウジアラビア戦を観戦して感じたこと

昨日の試合を見て感じたのはただ1つです。
それは、日本サッカーはちゃんと経験を積み上げていたのでは?
と言うことです。

 

「ザッケローニ時代とハリルホジッチ時代」は無駄ではなかった

もちろん正解だったという意味ではありません。
ただ、8年という歳月が無駄にはなっていなかった!
と感じたのです。

 

ザッケローニ時代、日本のサッカーは本当に観ていて楽しかった。

2011年のカタールで開催されたアジアカップの際の韓国戦やオーストラリア戦などは、パス回しも速く正確で、観ていて本当にワクワクした。
もちろんボール保持率だって低くなかった。
そして、2011年アジアカップ優勝、2013年にアウェイの親善試合でベルギーを倒し、オランダと引分けるなど、結果も出ていた。

だから「このスタイルが自分たちの持ち味であり、ワールドカップでも自分たちのサッカーを貫けば世界を驚かす結果が出る!」と思い込んでしまった。
その結果が2014年のブラジルワールドカップにおける惨敗であり、敗戦後のインタビューで選手や監督が度々口にした「自分たちのサッカーが出来なかった・・・」に繋がった。
この発言は随分とマスコミで叩かれたし、ネットでも揶揄されたし、正直、私自身も期待していた分、ガッカリ感が強かったのを覚えています。

 

その後、日本サッカー協会が洗濯したのは、アギーレ監督だった。
しかし、彼は影響を与える前に解任となってしまった。

 

次に日本サッカー協会が日本サッカーを託したのはハリルホジッチ監督だった。
彼が日本サッカーに求めたのは「1対1のデュエルで負けない」と「奪ってから縦に早く」であった。

ハリルさんが求めていたことは理解は出来る。
実際、彼はブラジルワールドカップでアルジェリア代表を率いて結果を出している。

だが・・・
残念ながら、日本人のフィジカルは、ハリル監督が求めているレベルには4年弱では到達できなかった。

それでも、日本の選手達は持ち前の「勤勉さ」を武器に、ひたすらに「デュエルの向上」と「縦に早いサッカー」を追及し続けていた。

 

ところが・・・ロシアワールドカップ直前でハリルさんは解任となり、いかにも日本式の和を重んじる方式をモットーに西野さんに託された。
その結果は・・・記憶に新しいところなので割愛する。

 

足掛け8年・・・
日本サッカーが取り組んできたことは、正直、断絶してしまい効果的な年月の積み重ねになっていないと感じていました。

 

しかし・・
サウジ戦を観ていて感じました。

ザッケローニが狙った「基本的に高い位置を取って戦い、ポゼッションを上げてリズムを作りゴールを狙う」は、まさに今のサウジのスタイルに近い。

嵌れば確かに凄まじい破壊力はある。
でも・・・それが最強ではないことを、日本(選手もスタッフもサポーター)は身を持って知っているのだ!
だから、ポゼッションされることを不必要に怖れたり、慌てふためくことはなかったのだろう。

その上で、昨日のサウジのスタイルに対抗できたのは、個人的には、ハリルホジッチが狙った「デュエル」と「縦に速いサッカー」だったのではないか?と思っています。

  • ボールを支配されても、慌てず、騒がず、最後の局面では絶対に負けない
  • 奪ったら、相手が高い位置にいるのでその裏を狙ってカウンターを繰り出す
  • さらに、日本のお家芸でもある「組織力(攻めも守りも)」がミックスされた

試合が終わった後のサウジの選手や観客の顔を見ていて感じたのは、もしかしたら、点差(試合内容)以上の衝撃を与えたのではないか?と言うことでした。

私達があのブラジルワールドカップで味わったような苦味を・・・。

 

昨日のサウジ戦がこれからの日本サッカーのスタイルになるのか判りません。
ただ、少なくとも、日本サッカーの引き出しは着実に増えている。
そう実感した試合でした。

そう思えば、昨年夏のベルギー戦の痛みも、いつかきっと、日本サッカーの引き出しの1つとなると思えば、悲観しすぎることはないのかも知れない。

 

日本代表の今後のスケジュール

「王座奪還」への最初の関門をクリアしました。

次は準決勝・ベトナム戦です。
まぐれでここまで勝ち上がってくることはないので、油断してはいけませんが、決勝戦までの3試合の日程と相手を考えると、次の試合はメンバー選びに悩みそうです。

準々決勝
1月24日 VSベトナム戦
※中2日での試合です。

準決勝
1月28日 VS イランor中国
※中3日での試合です。

決勝
2月1日 VS まだどこが来るか謎
※中3日での試合です。

 

  • 絶対的な存在である大迫が万全ではない
  • 武藤が次の試合は出場停止
  • 過密日程が続く

この状況で、次の試合はどういうメンバー構成にするのだろうか?
森保監督の手腕が問われると思います。

 

まとめ

サウジ戦を見ていたら、思わず直近10年くらいの日本代表の歴史を思い出してしまい、ネットで過去の試合の動画を観ていたら朝になってしまった。眠い・・・。

でも、数々の映像を観ていて思いました。

「優勝」して欲しい。

2011年のカタールワールドカップ決勝における李のボレー!
終了間際のセットプレーを凌ぎ、優勝した瞬間の歓喜!
もう一度、味わいたいです!!!

 

目の前の試合を1つずつ勝ち
アジア王者へ返り咲け!
頑張れ、侍・日本代表!!

 

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