3月31日、リーグ再開の第5節・札幌戦が鹿島スタジアムで開催されました。
悔しいとか、悲しいとか、そんな気持ちを通り越し、涙も出ない試合内容でした。
この数年で、最も酷い試合だったと思います。
観ていて、まったく何も心に響いてこない。
ただ、呆然と座っているだけで、90分が過ぎて行きました。
チームに何が起きているのだろうか?
不安が募るばかりです。
リーグ第5節、鹿島VS 札幌戦を振り返ります。
鹿島VS 札幌戦の試合結果とスターティングメンバー
鹿島 0-0 札幌
スンテ、昌子、植田の3人が必死に身体を張ってくれたお陰で、なんとか負けずに済んだ試合でした。
3人に感謝です。
スターティングメンバーと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
16 山本 脩斗
24 伊東 幸敏
MF 4 レオ シルバ
6 永木 亮太→後半46分 永木 亮太
8 土居 聖真→後半39分 ペドロ ジュニオール
30 安部 裕葵→後半29分 レアンドロ
FW9 鈴木 優磨
10 金崎 夢生
私の自論ですが、選手選択に関しては、監督の全責任とは思っていません。
練習中はピカイチなのに、試合ではサッパリというのは、どんなスポーツでも起こりうる共通した悩みだと思います。
ただ、良くないチームの状態や選手を、ベンチからの指示や3枚のカードを切ることで変えるのは、監督の責任だと思います。
そういう意味では、この札幌戦は、監督の責任は重いと思います。
2018年J1リーグ、第5節終了時の鹿島の順位
現在7位!
5試合終えて7位。勝ち点8で首位との差は5。
この位置は悪くないと思います。
しかし、5試合で得点2、失点1・・・
この数字は悪いを通り越して、呆れてしまいます。
守備が崩壊したら、どうする気なのだろうか?
鹿島VS 札幌戦の試合内容振り返り
試合内容を振り返る元気が出ません。
開始1分の軽率なプレーが、この試合の流れを決めてしまった気がします。
レオシルバの軽率なプレー(パスミス)から、一気にゴール前に持込まれて強烈なシュートを喰らいます。
相変わらず、開始直後に失点かよ!
と思ったものの、幸いなことにクロスバーに救われます。
この日は、鹿島の神様が全精力を注いで、スンテと2人のCBと共に、ゴールマウスを守ってくれました。
序盤に出鼻を挫かれた鹿島は、その後もリズムが掴めません。
単発でサイドから攻撃を仕掛けるものの、悉く相手の網に引っ掛かり、カウンターを受けて更にリズムを悪くします。
後半、守備の修正は多少出来て中央は固くなったものの、相変わらずサイドからの攻撃る際に躓くので、カウンター攻撃を受けることに変わりません。
苦しい時間が続く中、ハンドを見逃してもらい、スンテの奮闘もあり、辛うじて、本当に辛うじて、スコアレスドローに持込んだ試合でした。
こんな言い方はしたくないけど、でもこの試合を観ていた全員が思ったはず。
- 札幌の方が良いサッカーをしている。
- こんなサッカーをする鹿島を観たくない。
鹿島VS札幌戦のハイライト動画
レオシルバの軽率なプレー、昌子のハンド、終了間際のペドロのシュートミス、残念なシーンがてんこ盛りです。
注目した選手の結果と注目した攻守のポイントは何だったか?
試合前に注目した選手の結果と、試合を見て感じた攻守のポイントです。
悲しくなるような結果で、文章をまとめるのも辛いですね。
鈴木!腐らずに今のプレーを続けてくれ!!
今の鹿島で、唯一、得点の匂いを感じるのは鈴木だけです。
チャンスを作り出しているのも彼だけです。
何度も何度も、左サイドから攻撃を仕掛けていました。
これだけ献身的にプレーしていて、点に繋がらないと、いい加減、嫌になると思いますが、どうか腐らずに続けて欲しい。
レアンドロ!身体が重そうですが・・・
太った・・・
訳ではないのかな?
心なしか、上半身が厚くなった気がします。
筋トレの成果なのか?
不摂生のなせる業なのか?
気になる体形でした。
いずれにせよ、動きが重そうでしたね。
怪我明けのせいかなのか?
難しい試合に投入されたせいなのか?
投入されてから15分の間、効果的なプレーは殆ど無かったように思います。
コンディションを上げて下さい!
安部!そろそろパスについて学んでくれ!!
ドリブルは本当に良いと思います。
その点は、今の鹿島には大切な武器だと思います。
しかし、次の2点がお粗末です。
- 1つ、あっさりとロストする点。
- 1つ、パスの判断が遅い点や精度が悪い点。
この2つは、是非とも改善して欲しいです。
鹿島の攻撃面について
昨シーズンの序盤から何度も何度も書いてますが、中盤で試合をコントロール出来る人間が必要だと思います。
どちらかと言うと、みんな「受け手」の選手ばかりで、「出し手」の選手がいません。
遠藤が「出し手」と言えば「出し手」かも知れませんが、スピード不足ですし、昨今、良いプレーが出来ていません。
ここは、フロントが動く時ではないでしょうかね?
ワールドカップによる中断期間中に、補強出来ないと、今期は非常に拙い結果になる気がしてなりません。
鹿島の守備面について
スンテ、昌子、植田の3人衆・・・。
どうか、怪我せず、今の状態を継続してください。
山本は疲れを溜めないでね。
伊東はそろそろクロスの上げ方を変えていこうよ。点に繋がるクロスを!
ボランチは、レオと永木の組み合わせはダメですね。どちらも喰いつき型だから、DFラインとボランチの間に広大なスペースが生まれがちです。
守備陣が奮闘している時に、攻撃の建て直しをして欲しい。
昨日の試合を観て感じたこと
正直、何が悪いのか、判らなくなってきました。
監督を変えれば全て解決とは思えない、チームの低調さです。
観ていて感じた点を3つ上げます。
戦術コーチを雇う?
柳沢は好きな選手だったし、彼だけの所為とは思いません。
ですが、ここまで低調な攻撃を繰り返すチームに、変化をもたらせないのであれば、コーチの入れ替えが必要かも知れません。
戦術や、攻撃の組み立てのアイデアがあるコーチが必要かと思います。
今までのポジションに拘らない配置
ここまで前の選手に結果が出ていないのだから、監督は思い切った采配を出来やすい筈です。
例えば、金崎を2列目にしてレアンドロと組ませる。とか・・・。
そうすることでトップに鈴木とペドロを配置出来る。
安部はしばらく途中出場で結果に拘らせる。
とにかく今のチームは、少々の変化ではどうにもならないとレベルの酷さですよ。
ブラジル選手に拘るなら、ブラジル人監督を!
レオシルバ、ペドロ、レアンドロ・・・
残念ながら、大岩監督に彼らを使いこなせているとは思えません。
石井さんもレアンドロを使えなかったし・・・。
誰が良いと言う案がある訳ではないですし、ブラジル人監督がマシだと言う訳ではないのですが、ブラジル人選手を使い続けて結果を出させるのであれば、監督実績のあるブラジル人監督の方がマシなように思うのです。
今のうちから探しておいた方が良いかも知れません。
ちなみに、今期苦しんでいた浦和は、4月2日に堀監督を解任しました。
彼らはどう変わって行くのかな?
鹿島の今後の予定
Jリーグは、昨年以上の戦国時代です。
どこのチームにもまだ優勝の可能性はあるし、逆を言えば、降格の可能性はあると思います。
今の鹿島の状態は、他のチームに対して脅威を与えられる状態ではありません。
ただ、守備陣が奮闘しているので、点を獲るのが難しい相手とは思われているはず。
守備陣が奮闘しているうちに、攻撃を改善して欲しいです。
そうでないと、この連戦を耐えられません!
今後の鹿島の予定
- 【ACL】第4節 4月3日(火)
上海 20:00 上海申花 - 【リーグ】第6節 4月7日(土)
アウェイ 湘南ベルマーレ 19:00 - 【リーグ】第7節 4月11日(水)
アウェイ FC東京 19:00 - 【リーグ】第8節 4月14日(土)
ホーム 名古屋グランパス 14:00 - 【ACL】第6節 4月17日(火)
ホーム 水原三星ブルーウイングス 19:00 - 【リーグ】第9節 4月21日(土)
アウェイ 川崎フロンターレ 16:00 - 【リーグ】第10節 4月25日(水)
ホーム ヴィッセル神戸 19:00 - 【リーグ】第11節 4月28日(土)
アウェイ 横浜F・マリノス 19:00 - 【リーグ】第12節 5月2日(水)
ホーム 長崎 19:00 - 【リーグ】第13節 5月5日(土)
ホーム 浦和 17:00
3月31日の札幌戦から、5月20日の仙台戦まで、約50日間で13試合が予定されています。順調にACLグループステージを突破してラウンド16に進出すると、5月中に2試合(ホーム&アウェイ)が追加されます。
つまり、50日間で15試合です。
単純に計算しても3~4日に1試合を行うわけです。
連戦に耐え、勝ち点を積み上げていくには、攻撃力が絶対に必要です。
まずは明日(4日)のACL第5節に向けて、コンディションを整えてください。
しんどい時こそ、チーム一丸となれ!
行け、アントラーズ!!
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