2017年天皇杯の初陣となる2回戦のFCマルヤス戦は、格下相手の試合だったとは言え、ホームに駆けつけたサポーターを90分間楽しませる内容となりました。
これからのアントラーズを担う若手主体のチームでの試合は、やっぱりスタジアムで生観戦したかったです。残念です。
仕事を放り出してスタジアムに行った仲間からの報告と、流し見した録画放送を元に、試合の感想をまとめてみたいと思います。
試合結果とスターティングメンバー
鹿島 5 - 0 FCマルヤス岡崎
GK 21 曽ヶ端 準
DF 5 植田 直通
15 三竿 雄斗→後半37分 田中 稔也
17 ブエノ
24 伊東 幸敏
MF 6 永木 亮太
25 遠藤 康→後半15分 梅鉢 貴秀
26 久保田 和音
30 安部 裕葵
FW 9 鈴木 優磨
14 金森 健志→後半31分 小田 逸稀
怖いもの知らず万歳!
尽きない体力に万歳!!
飛躍しろ、若鹿達よ!!!
今日のベンチメンバーは面白いので記載しておきます。
改めてこの日もメンバーを見ると、鹿島の戦力はかなり充実していると実感します。
GK 29 川俣 慎一郎
DF 23 小田 逸稀
MF 13 中村 充孝
20 三竿 健斗
27 梅鉢 貴秀
36 田中 稔也
8 土居 聖真
今シーズン全試合にフル出場している昌子の他に、スンテ、西、山本、レアンドロ、ペドロ、金崎はベンチ外となり完全休養となった。
少しでも身体を休めてもらいたい。
主力クラスでは土居がベンチスタート、更にこの数試合大活躍をしている中村もベンチスタートなった。
出来れば土居も休ませた方が良いと思ったのですが・・・。
鹿島VS FCマルヤス岡崎戦の試合感想
幸先良く開始7分で優磨が先制し、15分には金森が追加します。
そして前半終了間際、安部に鹿島での初得点が生まれ3-0となります。
スタジアムに居た仲間から聞いたのですが、ハーフタイム中に変な空気が流れていそうです。
広島戦でも前半3-0、札幌戦も前半3-0、どちらも後半にグダグダ・・・。
「まさか今日も・・・同じか?」と。
その恐れは現実となり、後半は打てども打てどもゴールが決まりません。
当たり前ですが、広島や札幌の時みたいに攻められっぱなしにはなりませんでした。
ただ、後半30分過ぎからは効果的な攻撃も回数が減ってしまい、やはり何か問題があるのかな・・・と思った所で、若鹿がそのモヤモヤをふっ飛ばしてくれました。
安部の2点目、そして田中にも鹿島での初得点が生まれ、5-0で快勝しました。
相手の守備のレベルなどを考えると手放しで喜べる訳ではありませんが、きっちりと大量得点と無失点で試合を終えたのは評価してよい点だと思います。
FCマルヤス岡崎戦前に注目した鹿島の6選手
FCマルヤス岡崎戦を鹿島は若手中心で臨むと予想していたので、なかなか出場チャンスが巡ってこない若手がこのチャンスをどう活かすのか?それと、それなりの実績はあるのにここ最近パッとしない若手が何か切っ掛けを掴めるか?
と期待していました。
更に、数年後の鹿島の姿もこの一戦から感じられるかも知れないと思っていました。
鈴木!考えすぎなんじゃない?
先制点の場面は、安部から急にパスが来たので「あれこれ」考える間もなく本能で切り替えしてシュートしたように思います。
でも、それ以外の場面では、何かスッキリしません。
「何か余計なことをしてませんかね?」
もっとシンプルにプレーしないと、優磨の良さが出ないよう気がします。
金森!安部に負けちゃうよ!!
悪くない、悪くないよ。
スタジアムで観ていた人もそう言ってました。
でもね、怖さが感じられない。
金森が持った時の怖さがない。
例えば優磨の先制点のシーンですが、あれは金森のシュートが弾かれたのを安倍が上手く拾って優磨に繋いで得点になっていますよね。
あのシーンは角度があまり無かったけど、金森がズバッと決めて欲しいです。
そうする事で、金森をペナルティエリアに居れてしまうとまずい!という怖さが生まれると思うのです。
スピードや飛び出すタイミング、技術は高いので何とか開花して欲しいです。
安部!やれることは全てやりましたね!!
90分、攻撃を牽引し続けましたね。
安部が前を向いてボールを持つと本当にワクワクします。
ドリブルしている時の雰囲気は素晴らしいです。
パスのセンス、ゴール前への顔の出し方、ボールがこぼれであろう場所を察知する感覚、期待が高まります。
あとは、昨日の試合とは違いより守備がタイトなチームとやった時にどうなるか?
磐田戦の悔しい経験を活かして欲しいです。
とりあえず、鹿島での初得点おめでとう!
これからバンバン量産してください!!
【6/21 マルヤス戦】ヒーローインタビューはこの人!2ゴールの裕葵!#antlers #kashima #天皇杯
— 鹿島アントラーズ 公式 (@atlrs_official) 2017年6月21日
プロ初ゴールおめでとう!やったぜ、裕葵!
試合速報は:https://t.co/zq4qmO0Ym0 pic.twitter.com/y18LJemzm4
久保田!このままではレギュラーに入れんよ!!
テレビで観戦していると悪くないように思えたのですが、スタジアムで観ていた人間からは総じて低評価でした。
悪くない。でも、期待するほど良さを感じない。そうです。
鹿島の中盤、特にボランチは層が厚いです。
小笠原、レオ・シルバ、永木、三竿健・・・
このメンツに割って入るほどのプレーは見せられなかったようです。
次にチャンスがあったら、
「久保田を使ってみたい!久保田を観てみたい!」
そう思わせるプレーをして欲しいです。
残念です。
ブエノ!成長してくれ~!!
ハッキリ言って、不満です。
失礼かもしれないですが敢えて言います。
昨日の相手でイエローカードを貰うようではこの先どうするの?
ブエノのプレーを見ていて思うのですが、良いプレーと悪いプレーがハッキリしています。
「オオッ、凄い!」
と思わせた直ぐ後に、
「なんじゃ、そりゃ~」
って叫びたくなるプレーをしますよね。
- 集中力の問題なのか
- 経験の無さなのか
- それが実力なのか
何とも言えません・・・。
植田!吉田の真似するなよ・・・
昨日の試合は無失点なので、CBの2人は良くやったと言いたいです。
でも、相手が相手だからね。
むしろ、失点しても植田とブエノが今後に期待できるプレーをしてくれれば安心できたのですが、そういうプレーは殆ど観られなかったですね。
ブエノは確実なプレーが欠如していました
植田はDFリーダーとしてまとめる力が欠如していました
サッカーは個人技ではありませんよ。
個人の能力で競い合う格闘技ではありませんよ。
コミュニケーションが必須な競技ですよ。
その点の改善が見られなかったのは残念です。
その上、結構な凡ミスを連発していましたよね。
先日の日本代表とシリア戦終盤に、吉田が凡ミスを連発していたけど、そんなとこだけ真似してどうするの?
どんな相手でも、点差が開いても、集中してプレーしてください!
ジャイアントキリングの起きる天皇杯
昨日は各地で天皇杯の2回戦が行われましたが、なんとJ1クラブが4つも敗退する波乱が起きました。
札幌、仙台、甲府と今年のリーグで苦しんでいる3チームの敗戦の関しては、「あぁ、本当に調子が悪いのだな・・・」という印象でした。ですが、FC東京がPK戦の末に敗れた一報には正直かなり驚きました。
J1チームは選手の体調を考慮して、2回戦や3回戦などは若手中心で臨むので波乱が起きる可能性が高いのは判りますが・・・、今年のFC東京がねぇ。
もっとも、鹿島も2014年の天皇杯2回戦でソニー仙台に敗れてますけどね・・・。
若手主体のチームで臨むので、J1クラブのチーム潜在能力が露になると思います。
そういう意味では、昨日の鹿島の完勝は、相手の守備のレベルを差し引いたとしても、数年先の未来のチームを思い描くのに十分な結果だったと思います。
しかし、天皇杯って本当に恐ろしいですね。
鹿島の今後について
- 6月25日ホームで新潟戦
- 7月2日アウェイで柏戦
- 7月5日アウェイでガンバ大阪戦
- 7月8日アウェイでFC東京戦
- 7月12日天皇杯3回戦アウェイでモンテディオ山形戦
そのあと約2週間のサマーブレイク。
広島戦、札幌戦、そしてマルヤス戦と連勝で勢いに乗っています。
今週末の新潟戦もスッキリと勝って、7月頭の勝負のアウェイ3連戦を迎えて欲しいと思います。
あ!天皇杯入れたら4連戦だ!
本当に、鹿島への虐めかね、これは・・・。
まあ、とにかく頭はリーグ戦に集中しましょう。
7日間での3戦を3勝する鍵は、
- 昌子の疲れ具合
- 金崎の足首の状態
- レオ・シルバの復帰のタイミング
だと思います。
まずは今週末の新潟戦。
勝とう!
勝って、勢いに乗るんだアントラーズ!!
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