負ければグループステージ敗退の危機に陥りかねない苦手のアウェイで、
久々の快勝劇を演じてサポーターの鬱憤を晴らしてくれた。
正直、試合前は不安要素が満載でした。
ブリスベンで行ったACL第4戦と、直近のホームでのジュビロ戦の負けっぷりが酷すぎて、最悪の事態も頭を過ぎっていました。
それでも、「この試合は負けられない!」といった時には、
勝負強さを発揮するジーコスピリッツを信じて、スポーツバーで観戦しました。
ACL第5戦・蔚山戦を観戦して感じたことをまとめてみます。
試合結果とスターティングメンバー
鹿島 4 ― 0 蔚山
スターティングメンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
16 山本 脩斗
22 西 大伍
MF 4 レオ シルバ
6 永木 亮太
8 土居 聖真
25 遠藤 康 → 後半32分 レアンドロ
FW 7 ペドロ ジュニオール →後半43分 金森
33 金崎 夢生 →後半31分 鈴木 優磨
金崎が2点、ペドロが1点、レオが1点。
気持ち良く得点を重ねてくれました。
また、交代した選手もサポーターが見たいと見たいと言い続けた選手を起用しました。
金森は時間が少な過ぎましたけどね。
ACL第5戦 鹿島VS蔚山 試合の感想
前後半を振り返り、気になった点や記憶に残っているシーンをまとめてみます。
どちらかと言うと、前半は愚痴っぽくなるかも・・・。
前半8分 オルシッチのシュートが決まっていたら危なかった!
蔚山の9番は危険なプレーヤーでした。
前半8分のプレーは、完全に鹿島のDF陣のミスでしょう。
そして、スンテも試合感覚がずれていたのか、伸ばした足にかすりもしませんでした。
幸い、シュートは僅かに枠の外へ外れましたが、もしもあのシュートが決まっていたら、立て続けに失点して惨敗した可能性もあります。
どうも、今のDFには微妙な穴があるように思います。
どうしていつも立ち上がりに苦しむの?
試合開始から30分以上、苦しみ続けました。
相手の特性や癖を掴むのに苦労していたのかも知れませんが、見ているこちらとしてはハラハラして胃の痛い時間でした。
もう少し、エンジンの始動を早くできないのか?
昨年のCWCでは相手が相手なので、前半苦しむのはある程度理解できましたが、正直、今の蔚山はそれほど苦しむ相手とは思えませんでした。
前半35分、永木のミドルでエンジンスタート
気持ち良いミドルでしたね。
惜しくも得点には繋がらなかったけど、「反撃の狼煙!」とハッキリ判るプレーでした。
貴方のシュートをきっかけに、立て続けのチャンスを得るようになりました。
後半、得点のチャンスを感じられる前半の終え方だったと思います。
後半も入り方が悪い!
せっかく良い雰囲気で前半を終えたのに、またしても失態を犯しました。
フワッとした空気を、9番オルシッチに切り裂かれました。
シュートが完全にミートしなかったので、スンテがしっかりとキャッチしてくれました。
でも、本当にこういう試合の入り方は止めて!
セレッソ戦でも後半開始直後に山村にやられたでしょ!!
ありがとうムーちゃん!
金崎の位置取りは絶妙だったと思います。
あまり前に詰めすぎていたらオフサイドになるので、上手に相手のDFラインを見ながらゴール前に詰め、こぼれ球をゴールへ蹴りこんでくれました。
ゴールに入る前から、遠藤がガッツポーズしていたのが印象的でした。
しかしだね・・・土居!
本当はお前がしっかり決めろよな!!
ナイス!ペドロ!!あと少しで一皮剥けるか?
奪ってからは本当に早かったね。
上手くレオを囮にして、左足でズバッと決めたのは見事でした!
仙台戦での得点、そいし蔚山戦での得点、何かが見えそうですね。
ただ、ペドロさん、貴方の足元の技術が上手いのか下手なのか判りません。
足元に入ったパスがピンボールみたいに弾ける時もあるし・・・。
やっぱり、足元にボールを置いて勝負するタイプではないのかな?
後半17分 DFの間を抜かれてシュート
たぶんCBの間だと思うのだが、2人の間のスペースにスルーパスを出され、あっさりと前を向かれてペナルティエリアまで侵入を許して、シュートまで打たれました。
これ、最悪だよ。
シュートが上手い選手なら1点モノだよ。
やっぱり、今のDFには微妙な穴と言うかズレがあるように思います。
レオ・シルバ偉大なり
90分に渡り精力的にピッチを走り回ったレオシルバに、神様はプレゼントを用意してくれてました。
気持ちよかった~!
打ったレオも気持ちよかったでしょうが、見ているこっちも気持ちの良いシュートでした。
レオ・・・鹿島に来てくれて本当にありがとう!
蔚山戦の試合前に注目していた3人は・・・
蔚山戦の前に書いた記事で、注目している3人の選手について書きました。
3人共に試合に出ていたので、注目した結果をまとめてみます。
スンテさん、ナイスです!
前半の立ち上がりは試合感不足を感じさせましたが、徐々にフィットしましたね。
私が見ていて良かったと思うのは、スンテさんの笑顔です。
キャッチしたあと、いつも笑顔を味方に指示を出していましたね。
見ていて安心感があるし、きっと選手もそうだと思います。
昌子や植田とトコトン話し合って、時々見られるDFの穴の対策をしてください。
これからも期待しています!
優磨・・・獣を取り戻せ!
せっかく出場したのに・・・。
消えていたよ、優磨。
今は、上手いプレーヤーになろうとしなくていいよ。
試合後に味方に怒られても良いから、「俺が点を取る」と言うエゴを出してプレーしていいと思うよ。
- 上手くプレーしよう
- 味方を活かそう
なんて考える優磨は、相手にとって怖い選手になっていないと思います。
あのギラギラした鉄砲玉みたいな優磨を取り戻してください。
レアンドロ・・・貴方は判定し難い選手だね。
出ましたね!
思わず画面に向かって「このチャンスをモノにしろ!」って叫んじゃったよ。
でも・・・なんだろうね。やる気がない訳じゃないよね。
ただ、ガムシャラなプレーは皆無だね。
ボールを取られてもムキになって取り戻そうとしないしね。
それでも、時々絶妙なプレーを見せるんだよね。
レオの得点の起点にもなっていたしね。パスを出した後、一瞬、今までに無いスピードでゴール前に駆け込んでいました。
う~ん、鹿島で活躍するのかどうか、判定の難しい選手だなぁ・・・。
鹿島の今後の予定
ジュビロ戦に敗れて味わったドン底から一歩這い上がったかも知れない。
それでも、まだまだ本物の強さでは無いと思う。
そのような状況で迎える強豪チームとの連戦はしんどい。
拠り所となるモノは唯一つ。
前にも書いたけど、鹿島の伝統を強く胸に抱くしかない!
「ジーコスピリッツ」を胸に刻むのだ!!
4月30日ホームで鳥栖戦
5月4日アウェイで浦和戦
5月10日ホームでムアントン戦
5月14日ホームで神戸戦
5月19日ホームで川崎F戦
5月19日の川崎F戦のあと、川崎か広州との連戦となる。
今シーズンの運命が決まると言っても過言では無い1ヶ月になる予感がする。
身体をケアしつつ、心の火は消さないで欲しい!
行け!
強さを示す時だ、アントラーズよ!!
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