lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ジーコと共に~Jリーグ チャンピオンシップ決勝第1戦 鹿島 VS 浦和~



チャンピオンシップ決勝第1戦を観ましたので、その内容と結果、そして第2戦の展望についてまとめてみます。
今回は、平日の19:25に鹿島スタジアムキックオフという嫌がらせのようなスケジュールのため、鹿島までは行けませんでした。よって、自宅でテレビ観戦です。
(Jのチャンピオンを決める試合を平日の夜に設定するとは・・・)
尚、私は鹿島ファンなので、アントラーズ目線になりがちです。すいません。

 

両チームのメンバーと試合結果について 

鹿島は準決勝ではベンチ外でした柴崎が戻りましたが、貴重な得点を期待できる鈴木優磨がベンチ外になってしまいました。
一方の浦和はほぼベストメンバーでしょうか?

スターティングメンバー、交代、控えは以下のとおりです。

鹿島アントラーズ  0 - 1 浦和レッズ
   選手名       選手名
GK 21 曽ヶ端 準      GK 1 西川 周作
DF 3 昌子 源                       DF 5 槙野 智章
14 ファン ソッコ                      6 遠藤 航
16 山本 脩斗                           46 森脇 良太
22 西 大伍                           MF 3 宇賀神 友弥
MF 6 永木 亮太                         9 武藤 雄樹
13 中村 充孝                           10 柏木 陽介
25 遠藤 康                               18 駒井 善成
40 小笠原 満男                        20 李 忠成
FW 8 土居 聖真                       22 阿部 勇樹
33 金崎 夢生                     FW 30 興梠 慎三

(交代)                          (交代)
後半17分                           後半23分
 中村→柴崎                      駒井→関根
後半35分                           後半29分
 遠藤→ファブリシオ        武藤→青木
後半44分                            後半36分
 小笠原→伊東                   興梠 →ズラタン

 

(控え)          (控え)

GK 1 櫛引 政敏     GK 15 大谷 幸輝
DF 23 植田 直通                 DF 4 那須 大亮
24 伊東 幸敏                      MF 16 青木 拓矢
MF 10 柴崎 岳                          24 関根 貴大
20 三竿 健斗                      FW 11 石原 直樹
FW 11 ファブリシオ                13 高木 俊幸
18 赤崎 秀平                             21 ズラタン

 

改めてメンバー表をみると、鹿島に鈴木優磨が居ないのが痛かったです。
控えメンバーで比較しますと、
DFとMFでは鹿島に軍配が上がる?代表に入ってる植田が控えで、柴崎も控え・・・。
FWはズラタンが控える浦和が有利かな?元スロベニア代表であるわけだし。

 

前半、判断が難しい手堅く守りあう45分

鹿島よりに考えれば、狙い通りに試合を進めているように見えました。
ある程度、相手に攻めさせ、要所で罠を張ってボールを奪取し、一気にカウンターを仕掛ける…。
不完全ではありましたが、鹿島ペースに持ち込もうとしている雰囲気はありました。

ただ、気になる点もいくつかありました。

 

前半開始早々のチャンスを活かせず

土居が上手く抜け出し、ペナルティーエリアまで持ち込んだ所で…
中央へパスを選択!
DFの足に掛かってチャンスは潰えました。
確かにパスが抜ければ一点ゲットかも知れません。
ですが、開始早々なので、自分で打つべきではなかったのか…。
少なくとも、積極的に自分でシュートを打つ姿勢を最初に見せることで、
次はパスもドリブルも仕掛けやすくなるのに・・・。

 

浦和の動きが良くて鹿島ペースにしきれない

先日の川崎Fとは、浦和の動きの良さは雲泥の差でした。

試合前は、マスコミはさんざん『浦和の試合感がどうか?』
なんて心配を煽ってましたが、この日の浦和の出来は上々だったと思います。

浦和は攻めの人数が多い上、ピッチ上を縦横にガンガン走り回ってくるため、鹿島の選手は捕まえきれていませんでした。

  • パスの出し手への寄せも甘く(間に合わず?)
  • 受け手への詰めも甘く(間に合わず?)

危険なシーンが頻繁に起きていました。

前半8分、オフサイドにはなりましたが、サイドからのクロスを綺麗にゴールされましたし、前半終了間際にも、曽ヶ端のファインセーブで辛うじて失点を防いでいました。

この様子を観ている限りでは、
『必ずしも鹿島ペースとは言えないかな?』
と感じていました。

 

後半 不可解な判定と層の薄さが露呈

後半も、両チームともに守備への意識が高いまま、
『浦和が攻めて、鹿島が跳ね返す』状況に大きな変化はありませんでした。

このままいけば、徐々に鹿島得意のペースに持ち込めるかな~という雰囲気が漂い始めていました。

そんな中、鹿島が負けるべくして負けた3つの悲劇が起きました。

 

遠藤 このワンチャンスを逃してはダメだ

後半6分、右45度、ペナルティーエリアで遠藤にパスが通る。
GKと1対1!
なぜか遠藤さん…GKに華麗にパスしちゃいました。
決して難しい角度でなく、西川も寄せきれていなかったのに・・・。

このチャンスを逃したとき…
『まずい、これは鹿島ペースを自ら逃してしまう』
と感じました。

 

主審 動かない試合に痺れを切らして演出家に

悲劇は後半11分に起きました。
PK!
浦和にPK!❗

正直、映像で何度も見直しましたが、あれで『PK』はなしでしょ…
しかも主審、結構近くで観ていたのに…。

ちなみにこの主審、不可解な判定が多いことで有名です。

しかし、なぜ、ゴールそばに配置した追加審判への確認を拒否したのか?
拒否するなら、追加審判は不要ではないでしょうか?
配置するからには意見を聞くべきで、聞いた上で最終判断を審判がするならまだ理解できます。最初から拒否してしまっては・・・。

このPKが決まった瞬間、
『鹿島ペースは完全に崩れた』
と思いました。

この試合における鹿島のプランは、
きっちりと無失点で守り、少ないチャンスをモノにして勝つ!
1-0なら最高。
最悪、点が入らなくても、0-0なら及第点。
と言ったシナリオだったと思います。

それが、パスで崩された訳もなく、ミスで失った訳でもなく、審判の不可解な判定でプランを壊されたのは正直受け入れがたいものだったと思います。

 

優磨 控えになぜ居ない!

先の川崎F戦でも、交代で出てきた赤崎を批判してしまいましたが、今の鹿島の控えメンバーには、得点の臭いを感じさせてくれる選手は鈴木優磨しか居ないと思います。

その彼は、怪我で第1戦はメンバー外・・・。
雰囲気を変えられる攻撃陣の手薄なところが、今の鹿島の泣き所です。

 

第1戦の総括

試合が終了した直後は、主審への怒りもあり冷静に振り返れませんでした。

それでも一晩明けて冷静になると、0-1での敗戦は理不尽すぎる結果では無いかもしれません。

昨晩の浦和は、本当に手強かった。
(蹴られても無いのに倒れまくる李は置いておいて・・・)
選手全員の守備への意識が非常に高く、かつ、攻撃陣の意識は攻めのイメージを崩していないため、鹿島としてはしんどい時間が続いていました。
それに加え、ミスが殆どなかったように思います。
鹿島が付け入るための『隙』が殆どありませんでした。
失点が不可解なPKであったという点を除けば、敗戦したこと自体はおかしな結果ではないと言うことです。

 

それでも、『手も足も出ない完敗!』ではありません。

鹿島の調子自体、悪くはありませんした。
ただ、昨日は、浦和の方が上だったかもしれません。

 

第1戦の収穫は柴崎の復活

怪我明けで、それこそ『試合感はどうなのか?』と気になりましたが、彼が投入されてから明らかに攻撃に幅が生まれていました。
それまでは、遠藤はセットプレーでのキック精度は良かったのですが、
体調不良も影響していたのか激しく攻撃に加われず、
浦和からすれば金崎と土居を押さえ込めば良い状況でした。

そこに、柴崎が加わったことで、攻撃にリズムが出たのは間違いありません。

まあ、相変わらずゴール前のパスに魂が込められていない感じの、
「ふわっと」したパスが多かったのは気になる点ですけどね。

 

チャンピオンシップ決勝 第2戦の展望

第1戦を0-1で落としたことは、痛い。
痛いのだが、まだ大丈夫!

準決勝後に小笠原が言ってました。
「まだ、何も得ていない」

奇しくも、第1戦でPKを決めた浦和の阿部も言ってました。
「まだ、なんにも得ていない」

 

そう、まだ試合があるのです。

 

0-1の敗戦が、鹿島の戦い方を明白にする

0-1で負けたからこそ、鹿島の戦い方はとてもシンプルになりました。

  • 2点以上とって勝つ!
  • 失点は何点しても良い。1点差でも2点以上取って勝てば!

引き分けなら・・・とか考えることは一切不要になりました。
シンプルでよろしいのではないでしょうか?

もちろん、今の鹿島は攻撃が得意なチームでないことは判っています。
判っていますが、2・3点取ることは決して不可能な事ではありません。
現に、ファーストシーズンは埼玉で2-0で勝ってますから。

 

相手のホームだけど、鹿島も有利な点が2つある

ちょっと、屁理屈みたいな根拠ですが、私は2つあると考えてます。

 

1つ目、逆境でこそ、鹿島の経験値が活きる

浦和のホーム、浦和のサポーターで埋め尽くされるでしょう。
でも、それに怯えるほど、ウブなチームではありません。
逆境で、戦いにくい雰囲気になればばるほど、
「常勝軍団」として積み上げてきた経験値が活きるはずです!

 

2つ目、鹿島だけしか積み上げられないアウェイゴール

鹿島の最大のアドバンテージはこれでしょう。

『敵地での得点は鹿島しか増やせない』

今回の大会のレギュレーションは以下のとおりです。

<優勝チームの決定方法>
2試合が終了した時点で勝利数が多いチームを優勝とする。
2試合が終了した時点で勝利数が同じ場合は、次の順によって勝敗を決定する。
1.2試合の得失点差
2.2試合におけるアウェイゴール数
3.年間勝点1位チーム

 

着目すべきは、2です。2のアウェイゴール数。

昨日の試合で、浦和にアウェイゴール数を1つ取られました。
取られましたが、浦和のアウェイゴール数は
『絶対に1以上にはならない』のです。

鹿島での試合は既に終わりましたから、
これから浦和は何点取っても、アウェイゴール数の積み上げにはなりません。

一方の鹿島は、点を取れば取っただけ『アウェイゴール数』になります。
それゆえ、2-1の1点差勝利でも、鹿島の優勝です。

たとえば・・・

  • 第1戦が昨日のとおり0-1で浦和
  • 第2戦が2-1で鹿島が勝った場合
  • 1勝1敗で、得失点差はどちらも0

ですが、アウェイゴール数で鹿島が優勝できるわけです。

 

屁理屈に近いことは十分承知しています。
でも、決して不可能なシチュエーションでは無いと思います。
鹿島が1点取った時点から、浦和には相当なプレッシャーが掛かるはずです!

 

第2戦も鹿島ペースで戦えばよい

先の屁理屈みたいな根拠を元に考えれば、極端な攻撃姿勢を見せる必要はない。
プランとしてはこんな感じだろうか。

  • いつも通り、まずはきっちりと守る
  • 守りつつ、チャンスの時に攻撃に人手を割く
  • 1点取ったら、相手の焦りを引き出す
  • 終了間際でもかまわないから、もう1点積み上げる

 

柴崎の使い方と鈴木優磨が鍵を握る

柴崎が入ってから、明らかに攻撃のリズムに違いは生まれていました。
その攻撃のリズムを重視するか、
それとも中村が居る守備のバランスを重視するか、
戦い方はかなり変わると思います。
石井監督の考えに注目です。

それと、鈴木優磨が復活するか?です。
スターティングは無理でも、後半からでも構いません。
彼が出てくることで、金崎が動きやすくなり、チャンスがきっと生まれるはずです。


あと1試合。

ここで勝って優勝すれば、『ここ一番で勝負強い鹿島』という意識を、
他のチームの潜在意識に、さらに植え付けることが出来るはずです。
そしてそれは、今後の戦いにもきっと役立つに違いありません。

 

だからこそ、勝て、鹿島よ!
行け、アントラーズ!!

 

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