2019年9月8日、鹿島アントラーズは聖地カシマスタジアムに浦和レッズを迎え、2019年ルヴァン準々決勝第2戦を戦いました。
第1戦は敵地で3-0と前半でリードしながら、後半2点返されるもなんとか勝利。
辛勝でしたが、アウェイでの3得点はアドバンテージになると思っていたら・・・。
どうやら気が緩みすぎていた模様です。
2戦合計で、なんとか2年連続でベスト4進出を決めた、2019年ルヴァン準々決勝第2戦鹿島VS 浦和レッズ戦の記録を残しておきます。
- 2019年ルヴァン準々決勝第2戦鹿島VS 浦和レッズ戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2019年ルヴァン準々決勝第2戦鹿島VS 浦和レッズ戦の試合内容といくつか気になった点
- 鹿島の今後について
- まとめ
2019年ルヴァン準々決勝第2戦鹿島VS 浦和レッズ戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 2-2 浦和レッズ
前半28分:エヴェルトン
後半21分:犬飼 智也
後半32分:関根 貴大
後半42分:伊藤 翔
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 26 小池 裕太 →後半35分 6 永木 亮太
27 ブエノ
37 小泉 慶 →後半46分 5チョン スンヒョン
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
18 セルジーニョ
20 三竿 健斗
41 白崎 凌兵
FW15 伊藤 翔
25 遠藤 康 →後半14分8土居 聖真
2度リードされて2度追いついたことは評価できるが・・・
正直、アッサリと点を獲られすぎだと思います。
2019年ルヴァン準々決勝第2戦鹿島VS 浦和レッズ戦のハイライト
ハイライトでは前半の重苦しい雰囲気は余り伝わらないかも知れない。
気になるのは失点のシーン、どちらもクロスを上げる選手への対応が遅れてプレッシャーが掛からなかったのと、中の対応も後手を踏んでいることかな。
このシーンを観た他のチームが同じような攻め手でこなければ良いのだが・・・。
2019年ルヴァン準々決勝第2戦鹿島VS 浦和レッズ戦の試合内容といくつか気になった点
両チーム共に9月はACLもあり過密日程のため、第1戦・2戦と選手のやりくりに監督は頭を悩ましたことでしょう。
特に鹿島は・・・レアンドロが不調なのが痛すぎる。
ACLに未登録で出場しない彼こそが、それ以外の大会で存在感を放って欲しいのに・・・。
前半序盤、鹿島は完全に浦和の戦術を読み違えた。
もっとも、浦和としては第1戦を落としている訳で、点を獲って勝つしかないから前から来るのは判りきっていたと思うのですがねぇ・・・。
前半中盤、浦和に攻められっ放し。
経験値不足の鹿島のDFラインは、流動性に富む浦和の前線選手の動きを掴めない。
前半28分、興梠のクロスも絶妙だったけど、ゴール前に浦和の選手が2人も飛び込んできており、しかもどちらも浦和の選手の方が身体1つ前に出ていた。
失点して当然だったかと・・・。
鹿島失点後、主導権は浦和のママだが、勢いが落ちた。正直、なぜにギアを落としたのかは疑問である。
前半終盤、鹿島のカウンターが何度か見られるようになるが、伊藤翔は決めきれず。
後半序盤、浦和はエンジンを掛け直しており猛攻を見せるが、右ポストが鹿島を救う。
興梠が接触プレーで足を痛める。怪我を喜んではいけないが、鹿島にとっては彼の交替は助かる。
少しずつ、鹿島が攻勢を強める。
後半14分、遠藤から土居へ交替すると、鹿島の攻撃にリズムが生まれる。
後半21分、FKのこぼれ球が犬飼の足元に転がり、それを冷静に蹴りこんで同点!
同点後、鹿島と浦和はガチで殴りあいになるも、なかなか決定機まで到らず。
後半32分、鹿島の右サイドが完璧に崩され再び浦和にリードを許す。
浦和の得点後、鹿島が攻撃のギアを上げる・・・
後半42分、土居→セルジーニョ→伊藤翔と渡り、鹿島が再び同点とする!
終了間際、ブエノがあわやPKと言うようなプレーで相手を倒すもノーファウル。
試合終了、7分近いアディショナルは肝が冷えたが鹿島は3失点目は許さず。
2戦合計、鹿島5-4浦和で鹿島がベスト4へ進出。
遠藤の活かし方は難しい・・・
第25節の清水戦では、遠藤は新しい境地を切り開いたかに見えましたが、この日の浦和との試合では、彼の存在は消されていました。
能力も技術も高い選手ですが、展開が速くなると、彼の持ち味が出せない。
第2戦の試合の流れを考えると、スタメンではなくて後半から出場した方が、良さが出たかも知れないと思う。
いずれにせよ、監督の頭を悩ます選手だ。
ピッチ脇からの指示では限界があるよ、キャプテン!
内田キャプテンは、この日の浦和戦はほぼ90分、ピッチ際に立ち尽くし、DF陣に声を掛け続けていた。
確かに、何もしないよりは役に立つと思う・・・。
だが、やはりプレーで見せた方が、ピッチ脇から声を掛けるよりも数百倍効果が上がると思うのです。
今の鹿島のDF陣は能力が無い訳ではありません。
ただ、経験値が不足している点と、引き出しの少なさが原因で、この日の浦和のように次々と前線に飛び込んでくる選手を予測出来ず、対応が後手後手になっていると思う。
また、両SB共に攻撃の手段が単純すぎる。
上手く裏を取れれば効果的だが、逆に裏を取るしか手段がないので読まれやすい。
内田はベンチ入りしているからには出場できるはずなのに、なぜか出場しない。
実は出場できないのだろうか?
彼の経験値、プレーの幅や質、やはりピッチ上に居てこそではないかと・・・。
出場出来るのか、出来ないのか?
気になります。
鹿島の今後について
ルヴァンカップ準々決勝も勝ち抜けた。
あと3試合で頂点だ。
だが、その前にリーグ戦の天王山とACL準々決勝第2戦が控えています。
勝負の9月はまだまだこれからだ!
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- J1第26節 9/14(土) 19:00 ホーム VS FC東京
- ACL準々決勝第2戦 9/18(水)19:00ホームVS広州恒大
- 天皇杯4回戦 9/25(水)19:00ホームVS横浜FM
- J1第27節 9/28(土) 15:00 ホーム VS 札幌
- J1第28節 10/6(日) 15:00 アウェイ VS C大阪
- ルヴァン準決勝第1戦 10/9(水) 19:00 アウェイ VS 川崎F
- ルヴァン準決勝第2戦 10/13(日) 15:00 ホーム VS 川崎F
―――10月上旬に日本代表戦が2試合ある――― - 10/10(木)ワールドカップ予選第2節 ホーム VSモンゴル
- 10/15(火)ワールドカップ予選第3節 アウェイ VSタジキスタン
- J1第29節 10/18(金) 19:00 アウェイ VS 松本
さらに・・・
天皇杯の準々決勝は10/23(水)、ルヴァンの決勝は10/26(土)、ACLの準決勝は10/2と23に・・・。
勝てば勝つほど日程はグチャグチャに、そして過密になっていく・・・。
その上、11月14日にはまた代表戦(ワールドカップ予選)、19日には(親善試合)が予定されている。
もしもだ!
もしも、鹿島から日本代表に選手が選出されると・・・
間違いなく10月のルヴァン準決勝2試合は出れないし、おそらく29節の松本戦も出場が厳しくなるだろう。
11月に選出されれば、リーグとACLの最後の仕上げの時期にぶつかるだろう。
三竿には代表で経験値を積んで欲しいと心から思う。
思うが、今の時期だけはチームに専念して欲しい・・・。
と言うのが本音です。
まとめ
次のFC東京戦は今シーズンのリーグの行方を占う重要な一戦になります。
追いかける身の鹿島としては勝つしかない。
ホームなのだから、引分も許されない。
勝ってくれ!
タイトルを獲るために!!
行け、アントラーズ!
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