2018年5月9日、今まで苦しめられ続けたACL決勝トーナメントラウンド16の試合で、鹿島が躍動してみせました。
複数得点、しかも3点を獲って勝つのは、公式戦としては実に昨年9月の天皇杯4回戦で、浦和に4-2で勝利して以来のはずです。
今年はリーグ開幕からチーム状態が上がらず、しかも得点力不足に悩まされてきたアントラーズが、鬼門のACLラウンド16、しかも難敵である上海上港から、3点獲るとは、予想していなかった人が多いのではないでしょうか?
2018年ACL決勝トーナメントラウンド16 第1戦を振り返ります。
鹿島VS 上海上港戦の試合結果とスターティング&交代メンバー
鹿島 3-1 上海上港
前半43分鈴木 優磨
後半4分西 大伍
後半30分オウンゴール
後半31分エウケソン
失点は本当に勿体無かった。
スンテを中心にして必死に守っていたのに、難敵相手の試合では、チームの誰かがサボるとどうにもなりませんね。
スターティングと交代メンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
22 西 大伍
32 安西 幸輝
MF 6 永木 亮太
8 土居 聖真→後半31分ペドロ ジュニオール
20 三竿 健斗
25 遠藤 康→後半46分犬飼 智也
FW 9 鈴木 優磨
10 金崎 夢生→後半42分小笠原 満男
自分のスタメン予想ではSBには内田が先発と思っていたのですが、ベンチにすら入りませんでした。
また、どこか痛めたのだろうか?
来週の試合では出場して欲しい。
国際大会、しかもアウェイの試合でこそ、彼の豊富な経験値が活きると思うのですが・・・。
それから、ポジションは違いましたが、浦和戦に続いて永木が躍動しています。
試合に出る時間が増えてきて、ようやくエンジンが掛かってきたのでしょうか?
鹿島VS 上海上港戦の試合内容
試合開始早々、CKから鹿島がチャンスを演出します。
遠藤のシュートは惜しくもサイドバーに弾かれてしまいます。
前半7分、9分、オスカルがペナルティ内で強烈なシュートを連発しますが、スンテがスーパーセーブで防ぎます。
前半12分、永木がミドルを放ちます。枠を捉えていましたが、相手GKのスーパーセーブに阻まれます。
前半中盤、一進一退。
前半43分、鹿島に待望の先制点が生まれます。
永木のCKが一旦はゴールに向いますが、弾かれます。
そのこぼれを鈴木が豪快に蹴り込みました。
前半総括、鹿島の動きが良い。バランスも良く、攻撃が手詰まりになるシーンも殆ど見られませんでした。
後半開始早々、鹿島が追加点を上げる!
CKのこぼれ球が今度は西の前に転がり、上手くゴールに流し込みました。
2点リードの後、上海のエンジンが加速。
鹿島ゴール前に何度も迫りますが、何とか弾き返します。
後半31分、鹿島3点目!
安西がドリブルで持ち上がりゴール前にクロス。鈴木が激しく競り合い、相手のオウンゴールを誘いました。
鹿島の交代、裏目に出ます。せっかく3点目を貰ったのに、1点返される。
無失点で終わらせたかったです。
後半終了まで、上海の攻撃がさらに加速。
鹿島は選手交代やファウルで何とか食い止め、試合を終わらせます。
後半総括、スンテと守備陣の奮闘にエール!
やはり国際試合、簡単には終わりません。
浦和戦に続き、見応えのある良いゲームでした。
鹿島VS 上海上港戦の動画ハイライト
今期一番の出来だったように思います。
これまで、中々得点に繋がらなかったCKから2得点したのは良かったです。
試合を観て感じたこと
上海上港戦を観て感じたことをまとめます。
土居はサイドより、金崎と近い位置でプレーした方が良い
相変わらず、FWなんだからもう少し強引にシュートしても・・・
と思いますが、この日の土居は効いていました。
- 金崎との距離感
- パスの受け手&出し手
- ファーストディフェンダー
流石と思わせる出来でした。
あとは得点を獲ればなぁ・・・。
永木が輝きを放っている
以前から、どうして永木を使わないのだろうと疑問でした。
確かに、出場した際に、パフォーマンスが落ちているように感じる時もありましたが、それは、半分は監督の責任にも思っていました。
だって、監督はサイドバックで使ったりするし・・・。
そんな永木が輝いています。
浦和戦での左サイドハーフで何か吹っ切れたのか、上海戦はボランチで効いてました。
- CKでのボールの質も良かった
- ミドルも良かった
- 嫌らしい守備も良かった
- 隙を見て前線に飛び出す姿勢も良かった
などなど。
コンディションが上がっているように思います。
これからが楽しみです。
第1戦を勝っても喜ばない選手たち
決勝トーナメントは、ホーム&アウェイの180分で決着がつく。
だから、前半の90分が終わっただけです。
来週、今度は相手のホームで後半戦を戦うのであって、まだ、何も手にしていない。
と大袈裟にはしゃぐ選手は誰もいませんでした。
数々のタイトルを獲ってきた実績が生み出す雰囲気でしょうか、頼もしかったです。
まとめ
ラウンド16を突破してもらいたい。
来週は相手のホームで、残りの90分を戦います。
たぶん、選手もコーチも監督も判っているのでしょうが、絶対に守りに入るのだけは止めて欲しい。
フッキが復活すのか判りませんが、昨夜の試合を見ていて思いましたが、上海の攻撃力は鹿島よりも上だと思う。
だからと言って勝てないとは思わない。
思いませんが、奴らを乗せてしまうと、ゴールラッシュされる恐れは十分にあります。
よって、大事なのは「攻撃は最大の防御!」の精神です。
引かずに前に出て欲しいです。
今後の鹿島の予定
- 【ACL】ラウンド16第2試合 5月16日(水)
アウェイ 20:00 上海上港 - 【リーグ】第15節 5月20日(日)
ホーム 仙台 14:00
上海は12日にリーグ戦があるようですが、鹿島は移動があるとは言え1週間空きます。
これは大きなアドバンテージです。
身体を休め、戦術を練り、そして勝ちましょう!
ACL制覇に向けて、超えなくてはいけないラウンド16
ホームで勝った勢いを自ら削がぬためにも
後ろに引かず、前に出ましょう!
勝て、アントラーズ!!
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