lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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星の王子さまを読んだ!



星の王子さま(著:サン=テグジュペリ/訳:河野万里子/新潮文庫)を読んだ!

自分でも最近の本の選び方はさっぱりわからん。ただ、読みたくなったから読んだとしか言いようがない。正確に言えば、ブックオフで本を物色していたら、珍しい装丁をされた薄っぺらい変わった肌触りの本を見つけたのがきっかけです。
何ていったらいいんだろうこの手触り、、、ザラザラし過ぎてはいないし、でもツルツルではないし、、、。

本を手にしてから、改めて表紙を見て、その挿絵を見ていたら懐かしくなってしまって、子供向けの本を読んでどうするんだ?と思いつつも、買ってしまった。

よく見ると、同じ「星の王子さま」本が棚のあちこちにあって、しかもそれが色んな背表紙で、結構売れてているんだなぁ。なんて暢気に見ていたのだが、後でカラクリをしった。
実は2005年初めに、岩波書店が独占していた著作権が切れたらしい。
その結果、待ってましたとばかりに、様々な作家が様々な手法で様々な出版社から、本を出したらしい。

どうりで、いっぱい古本屋に並んでいるわけだ。。。

この本を初めて読んだのはいつの事だったか???小学生の時である事は間違えない。多分、3・4年生の頃だと思う。ハードカバーのケースに入った本だったと記憶している。嫌いではなかったけど、それほど好きでもなかった。そりゃそうだと思う。10歳前後のサルにちょっと知恵がついた程度の男の子が、「星の王子さま」が大好きで、嵌っていたら、間違いなく怪しいし、危ない。僕の記憶にあるのは、家の大広間の本棚にある不思議な絵本という記憶だけだ。

それから25年近く経ったわけだ、、、25年って、、、四半世紀かよっ!!
はー、なんだか、人生がそろそろ終わりそうで、ちょっと焦るな。

内容は今更くどくど書く必要はないでしょう?。。。が、ちょっとだけ。
砂漠に不時着したパイロット(僕)が、偶然出会った王子さまとの思い出が書かれている。
今にして思うけど、これって、訳の仕方によっては、子供向けにも大人向けにもなると思うんですよね。だって、サン=テグジュペリの生きた時代を考えれば、二つの大戦の間だよ。暢気な絵本で、子供達だけが喜ぶ本にしようとは思えないよね。

第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて、人類は飛躍的に発展した文明に翻弄された時代だった。まさに翻弄。自分達が生み出した機械を制御できず、いうなれば、人類滅亡の可能性すらあった時代だ。
そんな時代だからこその、作者の思いも込められているとしたら、ジブリの映画のようにかわいい・楽しい・のんびり・懐かしい、、、と捉えるだけではダメなのかもしれない。

な~んて感じに、25年経って、立派な中年になった私には感じられた。
また、25年後に読んでみるか。。。(って、還暦迎えてるじゃんか[E:wobbly])

ちなみに、とっても面白いホームページを見つけました。
すごくすごく幸せな気持ちになれるページです。
題して「星の王子さま公式ホームページ」

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