lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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人間の土地を読んだ!



人間の土地(著:サン=テグジュペリ/訳:堀口大學を読んだ!

前回の星の王子さまに引き続いて、テグジュペリの本を読んでみた。
久々にほのぼのとした本が良かったし、何よりも、人間の土地の表紙の絵に惹かれたからだ。知っている人は、知っているだろうけど、表紙を見た瞬間に「あ!」って思ったんだ。

ナウシカ??」
ラピュタ??」

ってね。
そうなんですよ、表紙は、宮崎駿が書いているんですよ~。それだけで、昔々、かわいい少年時代だった頃に、ナウシカに嵌った私としては、買っちゃうわけですよ。

そんな理由で買ったもんだから、読み始めて最初は苦労しました。だって、表現が古いというか、訳者の性格なのか、、、堀口って人は詩人らしいので、そのせいなのか、、、とにかく最初は読み進めるのに苦労しました。以前、断念した樋口一葉(たけくらべ:青空文庫より)の本ほどではないけれども、一文節一文節、言葉を噛み締めて、意味を考えながら読まなければいけないので、自分の好きな本の読み方「没頭、埋没、妄想」が出来なくて、苦しみました。
でも、読み進めるうちに、コツを覚えました。
それは、『ちょっと声に出して読むという事!』
でも、通勤の合間に本を読む私にとっては結構難しかった、、、というか不可能っしょ。ブツブツ呟いていると、変な目で見られるしね。でも、人が少ないときや、帰宅してから少しずつ少しずつ読むようにしていたら、これが結構、面白いんだ。声に出して読むと、すっと光景が頭に浮かんできたりして、黙読の時の妄想とは違った体験が出来て、面白い発見だった。
文語体って、文章の為の言葉と思っていたけど、声に出して読んだ方が理解しやすいのでしょうかねぇ。。。

ま、それはともかく、まあ面白い本でした。
同僚がアンデスから脱出した時の話し、テグジュペリが砂漠に不時着して脱出するくだり、蛇を台所に飼っている家族の話しなど、楽しめました。
一番のお気に入りの話しは、、、飛行機が見せる地球の姿かな?
最初は、ちょっと上手く理解できなかったけど、もう一度読んだ時、あたかも自分が飛んでいるかのような気にさせてくれたから。思うに、この辺りの描写に、宮崎駿は影響を受けたのかなぁ。

私的には、個人差もあるだろうから、強くは勧めないけど、時間がある時にトライするのはいいと思います。声に出して、ね[E:happy01]

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