lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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『近藤勇白書』を読んだ!



近藤勇白書(著:池波正太郎/角川文庫)を読んだ!

そろそろ、昔読んだ本の再読でもしようかなぁ・・・。それも、なるべく分厚い本がいいかな(最近、ブログ書く暇が無くて溜まってるから)、と思い立ちって段ボール箱をゴソゴソしていたら、この本を発見した!
正直、何時読んだのかすら覚えてない。

 

(粗筋)
近藤土方沖田を始め、井上山南永倉といった後に新撰組の中核メンバーとなる男達が、勇が道場主であった「試衛館」に集り、日々を過ごしている所から物語りは始まる。
道場破り・剣術指南・辻斬り(ただの強盗かな)など、幕末の殺伐とした雰囲気を感じさせつつも、勇のノホホンとした人柄が彼と彼の仲間達を魅力的で人間臭い集団として見せている。
激動の時代、江戸の道場主で終わるのでなく、世の為、幕府の為、己の為に何かをしたいと危機感を少しずつ募らせていた勇の前に、幕府の「浪士組徴募」の知らせが舞い込む。14第将軍・徳川家茂の上洛警護の役目である。勇と彼の門弟・食客はこれに応じ、上洛を果たす。
上洛後は壬生に拠点を構え、壬生浪士組を結成し、都の騒乱時の活躍を認めれられ、ついに新撰組となる。そして、時代は戊辰戦争へ。
新撰組の局長と知られる近藤勇に焦点をあてているが、新撰組局長・近藤勇ではなく、新撰組の中核となった彼らの「近藤さん」を、人間臭く描いた歴史小説である。

・・・ここまでで読むの止めた方がいいかも。この先、自分で読んでも、言いたい放題すぎてさぁ。。。すいません。。。

(感想)
読んでいるうちに、「あ、この本知ってるな。。。」という感覚は戻ったが、、、正直、こんなに面白かったとは!
なんで、記憶無いんだろう?
まあこの感覚が、数年後の再読を始めた切っ掛けだし、堪らないところなんだな。
「歴史が好き」とあちこちで書いてはいるが・・・、実は、近現代日本史は得意でないのだ!(・・・えばってどーすんだ?)。
新撰組とか海援隊とか奇兵隊とか、、、江戸から明治にかけて活きた人達に魅力が無い訳ではない。無い訳ではないんだが、、、トップについた人達に惚れるだけの魅力が無かったのかなぁ。龍馬にしても晋作にしても、みーんなさっさと死んじまったもんなぁ。
(・・・そーいや、龍馬は明日死ぬんだな、、、「NHK」で。。。)
山南のファンの人に怒られそうだから、一応言っておくが、、、彼が戊辰戦争を生き残って天寿を全うしたから、惚れる魅力が無いとは言ってませんぜ!生き残る事、それもひとつの美学ですから・・・ね)

新撰組も、「一応知っている」程度の知識でしかない。ま、これを言うと年がバレそうだが、小学校の修学旅行で京都に行って、「」の旗と「模造」の刀を身につけて清水寺でチャンバラやって、夜通し正座させられた記憶しか無いんだよなぁ。
何でだ?自分!!って感じだよ。

ありゃ、本の感想になってないぞ・・・。えーと、あのー・・・。

新撰組といったら、やっぱり土方や沖田、斉藤といった隊長たちの方が人気なんでしょ?私自身、近藤局長は多分誰もが一度は見た事がある「あのいかめしい顔した写真」は知っているんだけど、あとは何も知らなかった。
それがこの本を読んだら、イメージが変わったよ。だって、おもいっきり人間臭いんだもの。「いいじゃん、こんどー!」って感じです。
仲間とワイワイやっているのが好きで、人並みに向上心と野心があり、願い叶って栄達すると振舞い方が判らなくなり、周囲とギクシャクする。
今もこんな奴って社会にゴロゴロしてるよね。。。

塾長であった近藤さんも、大名級になった幕臣・近藤勇も、僕はどっちも好きになったよ。どっちの気持ちも良く判るしね。
でも、歳さんや昔からの仲間は、「僕らのイサミちゃん」で居て欲しかったんだよね。
読んでいて、それがじんわりと伝わってきて・・・、ちょっと泣きそうになった。

この本は、新撰組を知る本とか幕末を知る本とか、そんな硬い気持ちで読み始めない方が良いと思う。
むかしむかし、江戸の外れに剣術道場を開いてた「近藤さんと愉快な仲間達」のお話・・・
として読んだほうが、心に残るかもしれないっす。

・・・こんな適当な事を書いて、新撰組・命の人に怒られるんでは・・・
・・・ま、いっか。。。斬られたら、
南方センセに助けてもらおっと!

 

近藤勇白書 (角川文庫)

近藤勇白書 (角川文庫)

 

 

 

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