2022年11月5日、鹿島アントラーズはホームのカシマスタジアムにガンバ大阪を迎え、2022年J1最終節を戦いました。
前節、清水相手に執念で勝利を掴んだアントラーズ、結果を出すには大切なことがあると少しは感じているのかと思いましたが・・・。
カシマスタジアムに子供と一緒に駆けつけました。
勝利を信じて
選手を信じて
鹿島の未来を信じて
しかし・・・
後半途中からは頭をずっと抱えるような有様でした。
ため息ばかりの2022年J1最終節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の記録を残しておきます。
- 2022年J1最終節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2022年J1最終節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の試合内容と感想
- 最終節のG大阪戦で感じた4つのこと
- 2022年J1最終順位表
- まとめ
2022年J1最終節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 0-0 G大阪
スターティングと交代メンバー
GK29早川 友基
DF5関川 郁万
11和泉 竜司⇒後半26分34舩橋 佑
20キム ミンテ
22広瀬 陸斗⇒後半13分32常本 佳吾
MF6三竿 健斗
14 樋口 雄太⇒後半13分10荒木 遼太郎
21ディエゴ ピトゥカ
17アルトゥール カイキ⇒後半35分33仲間 隼斗
FW27松村 優太⇒後半35分30名古 新太郎
40鈴木 優磨
前節の清水戦で良い感触だった4-1-4-1を採用したが・・・
ガンバのようにベタッと引いてくる相手を崩すほどのアイデアを出せなかった。
2022年J1最終節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の動画ハイライト
見どころは、前半のカイキのシュートのこぼれを優磨が合わせたところと、和泉とピトゥカのミドルが枠内に飛んだところくらいかな・・・。
2022年J1最終節(ホーム)鹿島VS G大阪戦の試合内容と感想
勝つには点を取らないといけない訳で・・・
点を取るにはシュートを打たないといけない訳で・・・
それを清水戦での三竿の執念の勝利から感じてくれるかと思ったが・・・
前半総括:スペース無いと松村の輝きは半減するか・・・。
決して調子が悪いとは思えなかった。
松村は、位置取りやボールの受け方、トラップからドリブルへの一連の動作など、本当にレベルアップしていると感じた。
が・・・
あれだけベッタリと引かれてしまっては、松村の武器も発揮しにくい。
この日に限れば、後半からの方が活きたかもしれない。
後半総括:ピトゥカの功罪
ネット上では「ピトゥカのことはそれほど・・・」なんて言う意見もあるが、スタジアムで観れば間違いなく今のアントラーズの中で、技術や体の強さ、サッカーを知ってる動きなど、群を抜いていることは判るはずだ。
ガンバ戦でも体調が良いみたいで、動きがとても良かった。
しかし・・・
彼の持ち味であるボール保持が、岩政監督の指向しているサッカーと合っているのかは疑問が残る。
一言で言えば、持ちすぎだ。
終盤になるにつれて、閉塞感が強まる試合展開に、スタジアムを後にするサポーターが増えて行った。
彼らの呟きは「珍しく2万人超えているなら早く帰らないと混雑で面倒」だった。
試合終了:ガンバの残留決定が一番盛り上がるとは・・・
試合終了しても、ガンバの選手達は落ち着きがなかった。
しかし数分後、京都がドローに終わると残留が決定し、選手もサポーターも大盛り上がりしていた。
その時の拍手が、この日一番の拍手だったのは寂しい限りだ。
その後、一年の終わりのセレモニーが行われた。
キャプテン・・・一言もなしかよ!
最終節のG大阪戦で感じた4つのこと
この日の試合を観戦して感じたことを3つまとめておきたい。
ピトゥカ、俯瞰図で見たら不安を感じた
カイキ、来年も点獲れるのか
樋口、ベストなポジションは
関川、そういうとこだぞ
俯瞰図、ピッチを見たら感じたこと
鹿島の攻撃に何か変化は出ているのか?
色んな人がネットで解説しているので、それを確かめてみようとこの日は滅多に座らない場所から試合を観戦しました。
サポーター席の2階から俯瞰的にピッチを眺め続けました。
感じたのは2つ
味方がボールを持った時に、複数の選手がボールを受けられる場所に顔を出していた(出そうと動いていた)こと。
ピトゥカはパスを出せるコースがいくつあっても、自分のタイミングで無ければパスを出さずに保持すること。
選手が意識して動くようになったのは良い傾向だと思う。
でも、ピトゥカのプレースタイルには合ってないのでは?
カウンターチャンスに見せるピトゥカの馬車馬のようなドリブルは効果的だと思う。
でも、低い位置でも、中盤でも、そしてバイタル付近でも、常にボール保持が優先で、シンプルに出すことが少ないのが気になる。
あのスタイル・・・変わるのだろうか?
カイキ、来年も点獲れるのか
シュート精度は今のアントラーズの中ではかなり高い。
ヘディングの強さはCB陣よりも強い
9得点は上田の10点に次ぐチーム2位の得点
でも・・・
足元の技術が高い訳でもなく
ドリブルの技術が高い訳でもなく
パスのセンスが秀でいる訳でもなく
2列目でカイキを使うと、チャンスが広がらないように感じています。
活かせる道は1トップ。
そこへロングボールを放り込んで競らせれば大概は勝つので、こぼれ球を2列目で回収するような攻撃・・・。
でも、岩政監督の目指しているサッカーは違うような気がする。
となると・・・
カイキは来年は点が獲れなくなるのでは?
そんな不安を感じた最終節のカイキでした。
樋口、ベストなポジションは
今シーズンは批判されることが多いアントラーズの強化部ですが、昨年オフに樋口を獲得したことは本当に大きな戦果だったと思う。
他のチームを見渡しても、樋口を超えるよう選手はなかなか居ないと思う。
アントラーズに来てからの最大の見せ場は、くしくもこの日の対戦相手であったガンバ相手に、ルヴァンカップ・グループステージ第3節で4アシストを決めた時だった。
面白いように彼の脚から繰り出されるボールは悉く味方にピンポイントで届き、ゴールが量産された。
その後も、彼の精度の高いキックから、何度もゴールが生まれている。
しかし・・・
シーズン中盤以降、徐々にそのキックの精度が落ちて行ったのは気になります。
どこか痛めたのか?
体力的な問題か?
シーズン中にW杯の公式球に変わったからか?
そもそも、ピトゥカと共に配されたボランチが本当にベストなポジションだったのでしょうか?
シーズン最終節も、輝きを放つことなく後半早々に荒木と交代となってしまった。
ちなみに樋口と交代で出た荒木もリーグ屈指の能力を秘めた選手だ。
彼らが真の力を発揮できるポジションと戦術を見つけることが、来季のアントラーズ躍進の鍵だと思う。
関川、そういうとこだぞ
アディショナルに入る寸前、CK付近でボールを鹿島が取り返し、そのボールを受けた関川は「適当」に前方に蹴りだしました。
その結果、相手に再び拾われて、宇佐美にシュートまで持ち込まれました。
時間帯、味方の配置、自分の居る場所、色んな事を考えてプレーしなくてはいけないのに、余りにも適当に蹴った関川のプレーに、正直なところ「ガッカリ」しました。
この一年、出場機会を貰っておきながら、最終節の最後の最後にこんなプレーを見せられると・・・。
来年、彼がCBの軸になるには、オフの間はずっと岩政邸にでも居候させないとダメじゃないかしら・・・。
2022年J1最終順位表
結局、今年もACL出場権に手が届きませんでした。
優勝はマリノス、川崎は3連覇ならず。
静岡の2チームが降格。京都がプレーオフへ・・・。
J2から新潟と横浜FCが昇格。
京都と熊本の勝者がJ1で・・・。
う~む。
まとめ
2022年シーズンが終わった。
選手会長の三竿は、今年もまたホームでのセレモニーの後で泣いていた。
彼ほどの悔しい想いを、どれだけの選手が共有しているだろう?
若手達の表情からは、あまりそれを感じることが出来なかったのが心配だ。
ともあれ・・・
長いオフに入る。
このオフ、良い意味で激震がチームを襲って欲しい。
選手の皆さん
監督・コーチの皆さん
共に応援したサポーター仲間
一年間お疲れさまでした!
またカシマスタジアムで!!
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