2021年4月17日、鹿島アントラーズは四国の徳島を訪れ、徳島ヴォルティスのホームで2021年J1リーグ第10節を戦いました。
3日前、ザーゴ監督を解任し、アントラーズOBである相馬コーチを監督に昇格させた。
上位に食い込めるチームではなく、圧倒的な強さでタイトルを取るチームを目指して改革を進めてきたこの1年余りの方向性がどうなるのか気になるものの、一番の注目は、「勝利への執念」を出してくれるかどうか?でした。
その点においては、観戦した全てのアントラーズサポが安心する結果と内容だったと思います。
相馬監督とともに歩む2021年シーズン・・・、2021年J1第10節(アウェイ)鹿島VS 徳島戦の結果をまとめておきます。
- 2021年J1第10節(アウェイ)鹿島VS 徳島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2021年J1第10節(アウェイ)鹿島VS 徳島戦の試合内容と感想
- 2021年J1第10節終了時点の順位表
- 今後の鹿島について
- まとめ
2021年J1第10節(アウェイ)鹿島VS 徳島戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 1-0 徳島
前半31分 町田 浩樹
スターティングと交代メンバー
GK 31 沖 悠哉
DF 14 永戸 勝也
28 町田 浩樹
32 常本 佳吾 ⇒後半25分22 広瀬 陸斗
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
13 荒木 遼太郎
20 三竿 健斗
41 白崎 凌兵 ⇒後半15分25 遠藤 康
FW 8 土居 聖真 ⇒後半25分19 染野 唯月
18 上田 綺世 ⇒後半46分6 永木 亮太
心配していた通り、エヴェラウドとアラーノがコロナに罹患したようである。
また、小泉がベンチにも入っていないのは気になります。
前節はスタメンで、1週間空くのにベンチ外とは・・・。
現有メンバーを考えるとこの日のスタメンと布陣、交代メンバーの選択と時間帯に関しては、勝利を手繰り寄せるのに適切だったと思います。
2021年J1第10節(アウェイ)鹿島VS 徳島戦のハイライト
ハイライトでは「鹿島らしさ」が戻ったことは実感しにくいと思いますが、この日は、球際で強さもありましたが、届かなくても足を伸ばす執念が戻っていました。
2021年J1第10節(アウェイ)鹿島VS 徳島戦の試合内容と感想
監督の指示と選手の気持ち次第で、これだけ変わるものかと・・・。
前半総括:開始直後のピンチが全てだった!
開始僅か1分で迎えたピンチ・・・。
宮代にペナルティへ抜け出された時に、常本が左から猛烈にスライディングしてシュートを防ぎました。
その執念が、クリアボールが「ゴールに向わず」、「ゴール前の相手の前にも届かない」 結果に繋がりました。
その後、序盤は徳島に良い形を何度か作られましたが、徐々に鹿島が押し返し始め、ついに待望の時間が生まれました。
前半31分、永戸が蹴ったCKを町田が上手く走りこんでヘディングして先制!
得点後も引かずに攻撃を仕掛けることで「アッサリ」同店にされずに前半を終えました。
後半総括:決定的なパスを出せる選手がいれば・・・
後半も緊張感を保って守り続け、守備に関しては最終盤までは危険な雰囲気はほとんどありませんでした。
ただ攻撃は・・・です。
一度、白崎がアイデアでフワッとしたボールを前線の上田に繋げましたが、1試合に1回では少ないです。
この辺を、ピトゥカに期待したいところです。
それは確かです。
終盤、あわやのシーンもありましたが、守りの意識が崩れることはありませんでした。
試合終了:今季初の無失点での勝利!
試合終了時、アナウンサーの放った一言「鹿島が渋い試合をものにしました」がとても誇らしかったです。
負の連鎖を断ち切ることに成功!
この日の試合は、開始1分で全てが決まりました。
CBの犬飼が前に飛び出して競ったものの、相手に繋がれてしまい一転してピンチ!
パスを繋がれペナルティへ侵入され・・・とここまでは今までの試合と同じでした。
しかし、シュートモーションに入った宮代にPKを恐れずに常本がスライディングをした「気迫」が、鹿島に漂っていた「負の連鎖」を断ち切ったと思います。
ザーゴ監督の時は、あのスライディングに当たってオウンゴールになったり、クリアしたはずが結局ゴール前の別の敵の足元に転がって決められていた・・・はず。
非科学的かも知れませんが、スポーツは「運」というモノが結果を左右すると私は感じています。
そしてその運を掴むのは、どれだけ「勝ちたい」「負けたくない」という強い気持ちを見せるかどうかだとも思っています。
たった1試合なので、この勝利だけで「タイトルに近づいたチーム」とまでは思えませんが、少なくとも「タイトルを狙う気持ちのあるチーム」に戻ったと思います。
SBで出場した常本について
正直、先の浦和戦でのプレーを見ていた限りにおいては、心配でした。
しかし、開始直後のスライディングに始まり、何度もサイドで仕掛け、鋭いセンタリングを入れるなど、SB出身の監督が抜擢した理由は判りました。
欲を言うのであれば、後半右サイドを駆け上がったときに鋭いパスをトラップしきれないシーンがありました。あれを収めて前に運べるようになったら、すごいSBになるだろいなぁ・・・と感じました。
2021年J1第10節終了時点の順位表
勝ち点11の12位です!
首位の川崎や2位の名古屋は遠い彼方のままですが・・・。
一歩ずつ、前に進むしかありません。
今後の鹿島について
大切なのは、勝負への執念です。
中2日でルヴァンがあり、中2日で第11節の神戸戦です。
厳しい日程ですが、どちらもホームです。
鹿島らしい、泥臭い、渋いプレーを見たいです!
■鹿島アントラーズの今後の試合予定
- ルGS第3節 4/20(火)19:00 ホーム VS 札幌
- J1第11節 4/24(土) 17:00 ホーム VS 神戸
- ルGS第4節 4/28(水) 19:00 アウェイ VS 鳥栖
- J1第12節 5/1(土) 17:00 アウェイ VS 横浜FC
- ルGS第5節 5/5(水) 15:00 ホーム VS 福岡
- J1第13節 5/9(日) 17:00 ホーム VS FC東京
- J1第14節 5/15(土) 15:00 ホーム VS 横浜FM
- ルGS第6節 5/19(水) 19:00 アウェイ VS 札幌
- J1第15節 5/22(土) 14:00 アウェイ VS 鳥栖
- J1第16節 5/26(水) 19:00 ホーム VS C大阪
- J1第17節 5/30(日) 19:00 アウェイ VS 川崎F
※ル=ルヴァンカップ
この徳島戦から5/9の第13節FC東京戦までは連戦です。
18日間で7試合!(リーグ戦4,ルヴァン3)
怪我だけは気を付けてほしいです。
あと、コロナも・・・。
まとめ
相馬新監督との第1歩は、「よく知っている鹿島に戻った」という試合でした。
アッサリ戻れることが、良かったのか悪かったのか判りません。
ただハッキリしているのは、勝てなければ改革も何も意味がありません。
守備には「気迫」と「覚悟」が生まれつつあると思います。
あとは、攻撃陣への梃入れですね。
相馬監督の手腕に期待します。
胸のエンブレムを誇りに・・・
行け、アントラーズ!!
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