2018年10月24日、鹿島アントラーズは韓国へ移動し、水原三星のホームに乗り込みACL準決勝第2戦を戦います。
鹿島は引分け以上の結果で、決勝の舞台へのチケットを手にすることが出来ます。
ただし、10月3日にホームで行われた第1戦は、終了間際に内田のゴールで勝利を収めたものの、水原にアウェイゴールを2つも献上しているため、決して、楽観視出来るような状況ではありません。
2018年ACL決勝トーナメント準決勝第2戦 鹿島アントラーズVS水原三星戦を前に思うことをまとめます。
対戦相手の水原三星というチーム
水原とは今年4度目の対戦であり、2度目の水原でのホームでの試合です。
今まで3度対戦して2勝1敗です。
キッチリ勝って勝ち越しておきたいです。
1回目の対戦は極寒の2月21日でした。金崎の、あの「鈴木のゴール強奪事件(笑)」が起きた試合です。終了間際に1点返されましたが、2-1と敵地で勝利を収めました。
しかし、あれから8ヶ月経ち、水原は全く別のチームです。
いや、10月3日の第1戦からも変わっていると考えたほうが良いでしょう。
水原三星の現状
第1戦前の水原はどん底と言って良い状況でした。
直近6試合で勝利が無いまま、ACL準決勝第1戦を迎えました。
一方の鹿島は6試合連続勝利、かつ直近4試合は無失点勝利と好調でした。
しかし、開始直後に2失点を喫し追い詰められました。
なんとか3点獲って勝ちを拾いましたが、それまでの両チームの状態を考えると、予想外の展開となりました。
あの第1戦以降、水原はさらに意気消沈して下降線を辿るかと思いましたが・・・
公式戦3戦2勝1分と負けていません。
一方の鹿島は公式戦4戦0勝2分2敗と勝ちがありません。
完全に第1戦前と状況が逆転しています。
要注意選手としては、第1戦でも点を決められた、相手の10番ダミヤノビッチです!
ACLグループリーグの第6戦でも点を獲られています。
先日の準決勝第1戦以降、韓国内の公式戦2戦連続で得点する等、好調を維持していますので、本当に要注意です!
それから、第1戦前の記事でも取り上げた、加入したばかりのボスニア代表歴のあるサリッチです!。
あとは、全ての韓国人選手!
彼らは日本と言う名には異常なほどに気迫を見せます。
ですが、鹿島にもスンテとスンヒョンがいます!
彼らに肩身の狭い想いをさせず、むしろ、「鹿島は強い」「鹿島は勝利に値する良いチームだ」「彼らが韓国では無く日本のチームを選んだ理由が判る」と、韓国の人たちに納得させられるような勝利を収めたい!
ACL決勝トーナメント準決勝・第1戦のスタメン予想
負傷欠場が濃厚な選手は以下の通りです。
レアンドロ。復帰時期は未定のまま。
内田。10/10に怪我をして全治6週間なので、戻るのは11月後半か?
中村。10/10に怪我をして全治6週間なので、戻るのは11月後半か?
遠藤。先の浦和戦で負傷した模様です。公式の発表はありませんが・・・。
伊東。手術は無事に終了。来年の春の復活待ち。
以上の負傷情報を踏まえた、VS水原三星戦のステーティングラインナップ予想です。
2トップ、鈴木とセルジーニョ!
鈴木の推進力と気迫、セルジーニョの高い技術力。この2人がスタメンで出場して、ダメなら仕方ない。
2列目・・・人が居ないよ!
左に永木、右に土居です。
今季前半、永木を左SHで使った試合で、全体のプレーがスムーズだった気がします。
また、守備を考えると、永木が良いかと思います。
土居は・・・とにかく戦う姿勢、前に向かう姿勢を出してくれ!
ボランチは、レオと三竿です。
三竿は休養十分のはず。レオは第1戦に出れなかった分、ここで活躍して欲しい!
SBは、左に山本、右に西が良いと思います。
ここ数試合、山本の動きが気になりますが、失点は避けたいのでスタメンは経験のある山本が良いと思います。
安西は、彼のポリバレント性を活かす為、敢えてベンチスタートの方が、交代策に幅が持てる気がします。
CBは、昌子とスンヒョン!
ハッキリ言って、浦和戦は最悪の出来でした。
個々のコンディションも良くなく、コンビネーションも悪かったです。
ですが、サッカーは気持ち1つで大きく変わります。
スンヒョン、期待しています!
GKは、スンテ!
スンテ!勝ちましょう!!
冷静に熱く熱く燃えてください!!!
母国を出て、海外で必死に戦っている韓国人選手や通訳のためにも、絶対に決勝へ進みましょう!
ACL準決勝第2戦のポイント
決勝へ駒を進めるために、第2戦で重要だと思うポイントを3つ上げます!
最近、取り上げた要注意選手がことごとく活躍しやがるので、書かないほうが良いのかも知れませんが・・・。
大切なのは決勝へ進むこと!
勝ちに拘りたい・・・
引分け狙いでは負ける・・・
色々な意見が出ていますが、この試合で一番大事なのは「決勝へ行くこと」だと私は思います。
勝てるなら勝てばいいが、状況次第では確実に引分けることも大事だと思います。
また、アウェイゴールを2点獲られているので、勝ち抜け条件が複雑です。
プレーしながら、選手が一々それを考えていたら、大事な場面で判断の遅れに繋がることもあると思います。
なので、「チームとしてどう戦うべきか?」と言う点は、ベンチがシッカリと把握して、常に的確な指示を出して欲しいです。
ダミヤノビッチはしっかりと抑える
相性が良い、悪い、というのはどうして生まれるのでしょうかね?
本当に不思議だと思います。
しかもチームと言うより、個人に帰する相性の良い・悪いは厄介です。
私的には、顔も見たくないのは家長です。
大宮時代、散々嫌な思いをして、川崎に移籍したので変化があるかと思ったら、川崎に言ってもやっぱり嫌なヤツです。
そういう点で考えますと、ダミヤノビッチ的には、鹿島と相性が良いと感じているのではないでしょうか?
そう考えているヤツをキッチリと抑えこむ事は、結果としてチームのリズムをも狂わすことになるので、昌子とスンヒョンには踏ん張ってもらいたいです。
主審の癖をしっかりと研究しておくこと!
第1戦の試合を観ていて感じたことを、試合後の記事に書きました。
水原は、明らかに昨日の主審の癖を掴んでいたように思います。
基本、どんなに激しく行ってもボールに絡んでいればファウルを獲らない。
腕を振り回すなどの行為以外では、カードは出さない。
このような傾向が判っているから、序盤からあれだけ激しくチャージしてきたように思います。
国際試合で結果を出すには、主審の癖も分析しておく必要があると感じました。
今回の試合は、ACL史上初めてアジア地域以外の主審に笛を託すそうです。
アメリカ人のマーク・タイガー氏が担当すると一部の記事には書かれています。
この審判、先のワールドカップでコロンビアVSイングランド戦の主審を務め、カード乱発で試合を荒らした人です。
何で、史上初の地域外審判を選ぶのに、そんな曰く付きの人を選ぶのか謎ですが、もしも本当にタイガー氏が主審を努めるなら、カードに気をつけないといけません。
退場だけは、くれぐれも避けないと!
チームにはしっかりと情報を収集して、対策を講じて欲しいと思います。
まとめ
10月7日のリーグ・川崎戦から、チームのバイオリズムが下降気味です。
エンスト気味のエンジンを再点火するには、勝利が一番です。
怪我人続出で2列目は満足な布陣が組めないかも知れませんが・・・
そういう時こそ「献身、誠実、尊重」です。
アジアを制覇するために、まずは決勝の舞台へ!
一戦必勝!
行け、アントラーズ!!
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