lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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ジーコと共に ~2017年J1第19節 鹿島VS甲府戦 振り返り~



2017年7月29日、2017年J1リーグ第19節が聖地・鹿島で開催されました。
サマーブレイク後の大事な一戦、鹿島は見事に快勝してくれました。

3週間近いブレイクによるエンジン始動の遅さ
ここ最近エースとして活躍していたペドロの負傷離脱
定年を迎えるスタッフを勝利で送り出すためのプレッシャー
様々な条件が重なったので、前半はなかなか厳しい試合となりました。

鹿島VS甲府戦を振り返ります。

 

試合結果とスターティングメンバー

鹿島  - 0 甲府
46分 金崎 夢生
62分 鈴木 優磨
90分 安部 裕葵

 

スターティングメンバー

GK 21 曽ヶ端 準
DF    3 昌子 源
      5 植田 直通
    16 山本 脩斗
    22 西 大伍
MF    4 レオ シルバ
    11 レアンドロ
    13 中村 充孝
    20 三竿 健斗
FW   8 土居 聖真 →後半12分 鈴木 優磨
    33 金崎 夢生 →後半31分 安部 裕葵

まさか前日の練習でペドロが怪我をしているとは思いませんでした。
しかも全治2ヶ月!
本当に痛いです。ペドロもチームもサポーターも痛い。
まずはしっかり治して、ここ最近の好調時の状態で戻ってきて欲しいです。

 

鹿島VS甲府 試合の概要

前半と後半で随分と空気が異なる試合となりました。
試合の内容を、前後半でポイントなる点をピックアップして簡潔にまとめます。

 

前半、もどかしい時間が続く

鹿島のチームとしてのプレーが悪いとは思いませんでした。
選手の動きも重いとは感じませんでした。
ただ、DFラインを統率する昌子の動きと、ボランチのレオシルバの動きにキレがなくそれが全体に波及しているように思いました。

また、甲府の選手一人一人がかなり走っていました。

手を焼いている
そんな印象の45分でした。

 

後半、流石エース!金崎が一発で決める!!

後半も前半のような重苦しい時間が続いて終了間際まで0-0で進むと、「事故」が起きて負けることもあるので嫌だな・・・
そう思っていた矢先にエースが決めてくれました。

レアンドロとの見事なパス交換から抜け出し、GKとの1対1をきっちり仕留めてくれました。

G大阪戦とFC東京戦で絶好のチャンスを決め切れなかったので、ちょっと心配していましたが、流石エース!
心配ご無用でしたね。

移籍話も吹っ飛ばしてくれるゴールでした!

 

昌子の不調と大岩監督の怒り顔

前半からパッとしないプレーの昌子でしたが、後半になっても変化はありませんでした。

疲れているのか?
気持ちが入っていないのか?
動きにキレはないし、指示も中途半端だし、あり得ない凡ミスはするし、観ている私たちも「どうした昌子???」と疑問を感じるプレーの連続でした。

2-0になってからベンチに座る大岩監督が画面に映りましたが、「物凄い不満顔」をしていたのが印象に残りました。
翌日、昌子に対して注意したとのニュースが出ていて、やはり監督から見ても不甲斐無いプレーだったのだと判りました。

 

若鹿躍動!鈴木と安部が追加点!!

昌子はダメでしたが、その不調をカバーしたのが鈴木と安部の「若鹿」でした。
鈴木もセビージャFC戦で何か憑き物が取れたようにシンプルにプレーしていました。

安部もリーグ初得点を決めました。
90%以上はレアンドロの見事なスルーパスで決まったようなものですが、安部もパスを受けてから冷静な2タッチでGKを交わしてシュートしていました。
今後の活躍が楽しみです。

 

鹿島VS甲府戦のハイライトはこちらから

金崎の先制点、鈴木の2点目、トドメの安部の3点目、どれもスカッとするシュートなので是非ご覧下さい!

尚、昌子の凡ミスは含まれていません
あのようなプレーも含まれば、昌子への戒めとなるのに・・・。

 

第19節終了後の鹿島の順位

第19節終了時の順位表です。
首位は変わらずセレッソですが、鹿島より1試合多く消化しています。
なので、勝ち点差1なら鹿島は首位を射程圏内に収めていると思います。

f:id:lands_end:20170731155005j:plain


第19節は各地で波乱が起きています。

  • 好調だった首位セレッソが大阪ダービーでガンバに完敗し
  • 同じく好調だった川崎Fは名波ジュビロにホームで大敗し
  • 横浜FMは再三のチャンスを逃して清水に引き分け
  • はアディショナルタイムに仙台に追いつかれ引き分け

そして、浦和は札幌に破れてついに監督交代となりました。

2位鹿島3~5位の勝ち点差は56&7位との勝ち点差は6となりました。
しかし、ちょっと躓けばあっという間に混戦に飲み込まれてしまいます。
油断せず、目の前の試合を一つ一つ戦って欲しいと思います。

 

試合前に注目した鹿島の3選手

試合前に書いた記事において、鹿島VS甲府戦で特に注目する選手を3人ピックアップしました。
彼らが実際に試合でどうだったか?答え合わせをします。

 

金崎!期待通りの1発!!

移籍のウワサを一掃するようなゴールを!
と書いたのですが、まさか本当にそんな一発を決めてくれるとは!!
ペドロが骨折して離脱した今、貴方は鹿島の真のエースです。
絶対に移籍なんてさせません!

余計なお世話かも知れませんが、イエローカードの累積は3枚でリーチ掛かっていますので、くれぐれも気を付けてください!

 

土居!交代時の悲壮感漂う顔はこちらも苦しい

猛獣になると宣言したけど、目に見える結果は出ませんでした。
それでも、前半にペナルティエリアに侵入する意表をついたドリブルなど、能力の高さは存分に見せてくれました。
悪く無かったよ、甲府戦での貴方は。
だからこそ、交代時のあの悲壮感の漂う顔は止めましょうよ!
見ているこっちまで辛くなるよ。
「やりきった」という笑顔か
「チクショー」という悔しそうな顔
そのどちらかにしてください。

悲壮感全開の顔は、周囲の雰囲気も落としてしまうから。

 

植田!早く試合感を取り戻して!!

セビージャ戦に比べると身体が動くようになっていましたが、それでも得意の空中戦でミスが散見されました。
目測を誤って頭を越されたり、1対1の競り合いでウィルソンに負けたり、まだまだ植田の好調時には程遠い出来だったと思います。

昌子が調子の上がらない時こそ、植田がカバーしなくては!
頼みますよ!!

 

試合前に行ったデータ検証の答え合わせ

試合前の記事では、鹿島が勝つために攻守でポイントなる点をまとめました。
予測がどうだったか答え合わせをします。

 

セットプレーが鍵と書いたが・・・

甲府の失点、鹿島の得点の約半分はセットプレーからだったので、攻守共にセットプレーが鍵になると書きました。
結果は、セットプレーは鍵にならず!

昨日の試合、鹿島のCKは僅か1本!
さらにFKは16本ありましたが、ゴールに直結しそうな位置でのFKは数本でした。
これでは鍵もへったくれもないですね。

 

ショートパスが鍵と書いたが・・・

甲府の失点、鹿島の得点の約20%がショートパス絡みだったので、攻守共にショートパスが鍵になるし、中村とレアンドロがポイントと書きました
当たったよ!
レアンドロが見事に2アシスト!!

彼の技術は本当に巧みだと思います。
1点目の金崎とのワンツー
3点目の安部を見つける視野と絶妙な強さのスルーパス

今後、彼のパスは鹿島の武器になりそうです。

 

鹿島VS甲府戦で気になった2選手

試合を観ていて気になった2選手がいました。
まあ、殆どの人が同じ感想を抱いていると思いますが・・・。

 

昌子!調子を落としている暇はないぞ!!

試合後、大岩監督が昌子を叱責した記事がゾロゾロとネットに上がったように、甲府戦での昌子は精彩を欠いていました。

気持ちが入っていないと言うか、集中力が欠如していたように感じます。
ドゥドゥにボールを攫われたシーンなどは「マジで最悪!」でした。
しかも、取られた後に「一瞬止まっていた」のはいただけません!

人間だからプレーに好不調はあると思います。
でも、気持ちは意識次第で張り詰めることは出来るはずです。

あんな気の抜けたプレーをしていたら「怪我」をする可能性も高くなります。

  • 鹿島の連覇のために
  • 日本代表で不動のCBになるために

2017年8月は昌子の人生にとって天王山だと思います。

ネジを巻き直してください!

 

レオ!ゴールに近いエリアで持つのは止めて!!

レオが新潟から移籍してから、昨日の甲府戦は一番出来が悪かったように思います。
得意のボール奪取が不発の上、ボールを何度もロストしていました。

FC東京戦での1失点目は、レオの不用意なプレーから喫しました。

そろそろ誰かが言うべきではないでしょうか?
「危険なエリアではシンプルにプレーしろ!」と。

いつか、取替えしのつかない試合かつ時間帯に、手酷い目に遭うような気がしてなりません。

 

鹿島の今後について

第19節まで終わりましたが、依然として上位は混戦と言って良い状態です。
鹿島は現在2位に付けているとは言え、勝ち点差は油断できる程に開いてはいません。
そんな状況ですが、8月には重要な試合が組まれています。

  • 8月5日ホームで仙台戦
  • 8月9日アウェイで神戸戦
  • 8月13日アウェイで川崎F戦
  • 8月19日ホームで清水戦
  • 8月26日アウェイでセレッソ大阪戦

前半戦にホームで負けた上位チームの川崎Fとセレッソ大阪との対戦があります。他にもポドルスキが加入した神戸戦も控えています。
とにかく、8月26日のセレッソ戦までは勝ち点差を離される事無く戦いましょう。
そのためには、来週の仙台戦、そして19日のエスパルス戦の2試合はホームなので絶対に勝たなくてはいけません。
引き分けも許されません。

8月の戦い方次第ではリーグ連覇がハッキリ見えてくるかも知れませんので、一試合ずつトーナメントの気持ちで勝ち抜いて欲しいです!

リーグ連覇まで残り15試合!
しっかり勝ち点を積み上げていこう!
行け、アントラーズ!!

 

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