痛恨の敗戦から一晩経ちましたが、胃にねっとりと絡む不快感は解消されません。
現実として、1年間全勝出来る訳ではないことは判っています。
ただ、チーム状態が悪い時に、不運が重なり連敗している点に不安を感じます。
FC東京戦も、昨日のムアントン戦も、勝ちが転がり込むチャンスはあったと思います。
ですが、両試合共に『賽の目は負け』となったことに、深刻さを感じています。
昨日の試合は、録画でサラッとしか観れていないので、的外れなことを言っていたら申し訳ありません。
スターティングメンバーと試合結果
鹿島 1 - 2 ムアントン
スターティングメンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 3 昌子 源
5 植田 直通
15 三竿 雄斗
24 伊東 幸敏
MF 4 レオ シルバ
6 永木 亮太
11 レアンドロ
13 中村 充孝 →後半74分 遠藤 康
7 ペドロ ジュニオール
18 赤﨑 秀平 →後半74分 鈴木 優磨
試合の感想
残念な試合となってしまった。
ただ、FC東京戦と同じく残念な結果にはなりましたが、今回の方が『闘う姿勢』は出ていたように思います。
ただ、どちらの試合も観ていて感じたのが、『点が入りそうにないなぁ・・・』と言う事でした。
CKやFKを得ても『予感』がしません。
どちらかと言えば、流れの中のほうが『おっ!』と思うシーンはありました。
ただし、回数が少なすぎです。
前半は本当にこのチームは鹿島ですか?
と思うようなプレーが多く、ストレスが溜まりました。
後半はようやく『リズム』が少しだけ戻ったように感じました。
ただ、そのリズムは『鹿島本来のリズム』とは思えませんでした。
ムアントン戦を観て、Jの開幕戦も含め、思う事があるのでまとめてみます。
早目に手を打った方が良いと思う3つの点
ここ数試合を観ていて感じたことを、勝手に提案してみます。
選手のポジションを入れ替えましょうよ!
とにかく、ペドロさんは2列目がいいと思います。
2列目からの飛び出しでこそ、あのスピードは活きる気がします。
むしろ、今の技術が本調子だとしたら、トップでボールを収めたり、巧みなトラップで相手を交わすなどは、少々難しいのではないかと・・・。
無理にターンオーバーを目指すのはやめませんか?
FC東京戦から中2日なので、選手を入れ替えて当然という意見もあると思います。
でもやっぱり、チームとして共通した攻守の意識が無いことが、このチグハグ感に繋がっていると思うのです。
鹿島は、加入した選手に合わせて戦術を変えてきたチームではないと思います。
鹿島の戦術に、新加入した選手を合わせて戦ってきたチームだと思います。
今は、完全に個々人が好き勝手にプレーしています。
レオ・シルバは確かに素晴らしい選手です。
ですが、彼がこの数試合で見せているプレースタイルは、鹿島本来のスタイルではないように思います。
そこで、無理は承知で提案するのですが、
しばらくメンバーを固定して、メンバーの戦術理解を高める必要性を強く感じます。
金崎 土居
ペドロ 遠藤
小笠原 永木
山本 昌子 植田 西
GK
上記をベースにしてゲームを始めて、
レオシルバと鈴木は途中から必ず出す。
残り1枚は選手の怪我なども考慮しながら交代する。
変えるのは、小笠原と土居または遠藤でしょうか。
昨年末に、チームとして会得した、しっかり守り、隙を見つけて点を取る。
これをチームとして連動出来る体制に戻し、その上で少しずつ新メンバーをフィットさせるしかないと思います。
ただ、GKだけは試合中に交代させるのは難しいのが難点です。
上記を、代表ウィークで中断するまでの3試合やりきってみてはどうかな・・・と。
FWと中盤をリンクさせられる選手の獲得
前回のFC東京戦後にも同じ事を書きました。
リンクさせられる人が必要だと。
レアンドロは、基本のパス&ゴーが出来るので、任せてみては思うのですが・・・。
難しいなら、今からでも遅くないので、いわゆる司令塔タイプを補強すべきかと。
2列目、または1,5列目で危険なパスを出せる人が絶対に必要だと思います。
悪いのは選手ではなく選んだ人だから・・・
選手1人1人のプレーを非難するつもりはありません。
鈴木のPK失敗、三竿の昨日の最後のセンタリングへの対応、レアンドロの宇宙開発、赤崎の決定力不足・・・思うことはありますが、非難はしません。
ただし、怠慢プレーが見られたら、卵を投げてやりますが、
チームが上手く連動していないのは選手の責任ではないと思うからです。
チームを作るのは監督の手腕でしょう?
そして、どの選手を使うが決めるのは監督ですから。
石井さん、意外と早い時期に追い込まれたな・・・と思います。
打開策を見つけて欲しいです。
今後の展望
- 3月4日 アウェーで甲府戦
- 3月10日 ホームで横浜FM戦
- 3月14日 ホームでACLブリスベン・ロアー戦
- 3月18日 アウェーで清水戦
その後、代表戦があるため、4月1日アウェーの大宮戦まで2週間あります。
その2週間をどう過ごすかで、今年の鹿島の行く末が決まると考えてます。
中断までのリーグ戦3試合は、1勝1敗1分で凌いで欲しい。
そして、2週間の中断期間にじっくりと戦術理解と身体作りをして欲しい。
代表に、昌子と永木は連れて行かれるでしょうし、植田も可能性は高いと思います。
ただ、残りのメンバーで集中合宿を行い、
チームとしてどう闘うのか?
そこをしっかりと立て直せば、序盤の躓きは取り戻せると信じています。
さいごに
開幕前に、石井さんがこんな事を言ってました。
試合をしながらコンディションを上げていく、戦術を高めていく作業をやらなければいけない
決め付けるのは早いかも知れませんが・・・
失敗かな・・・と思います。
- 体力作りはそれを目指した合宿でないと実を結ばないと思います。
- 戦術理解度は、練習を繰り返す方が良かったと思います。
新加入が1人2人ならば、ベースが壊れないので試合の中でも学べるでしょう。
でも、これだけ新加入選手が入ってしまうと、
鹿島が大切にしてきたベースが消えてしまい、
新加入選手はそれを会得する機会を失ってしまいます。
昨年加入した永木ですが、1STシーズンの中盤までは殆ど途中出場でした。
2NDに入って、ようやくスタメンに名を連ねるようになりましたが、
その時の彼のプレーを観て思ったのは、もう何年も鹿島でプレーしてきた選手と遜色ありませんでした。
それを思い起こすと、新加入のメンバー(特にブラジル人)に自由にさせすぎるのは、チームにとって良くないのではないかと危惧しています。
それゆえ、代表戦で中断する3月末の2週間は、とても貴重な時間だと思うのです。
3月4日の甲府戦・・・
参戦するのことに決めました。
家から車で3時間の道のりです。まあ、鹿島スタジアムも似たようなものです。
苦しんでいるチームに勝手な提案をしたからには、
せめて、闘っている選手をしっかり応援しようと思います。
アントラーズよ!
闘え!そして勝つんだ!!