天地人(著:火坂雅志/日本放送出版協会)を読んだ!
歴史好きの私としては、流行っている物は尚更読んでおこうと思い。手を出してみた。
面白い。面白いし、読みやすい。
ただ、先日の『のぼうの城』のような、初めての新鮮さは今一つだったなぁ。
ちょっと、創作され過ぎているのも気になったしなぁ。
なんていうのか、、、歴史物に恋愛が入っても構わない。構わないけど、歴史物なんだからこその恋愛というのか、要するに現在の恋愛とは違う雰囲気にしてくれればいいんだよね。その点、恋愛の部分に関しては、現代風になっているから、気持ちよく戦国時代にタイムスリップしている私の頭が拒絶してしまうんだよねー。
ま、そういうのが気にならない人のほうが多いんだろうけどね。
簡単な本の感想
上下巻読んで、一番のお気に入りは、兼続が謹慎させられる前に、謙信と最後の酒を酌み交わす所かな。ありきたりなんだけどさ、やっぱり歴史物の醍醐味でしょう。男の涙をどう描くかが。
それから、改めて疑問に思ったのは、なぜ上杉軍は関が原のときに家康の背後を突かなかったのだろう?確かに、全軍飛び出してしまえば、伊達や最上の進入を許してしまうだろうが、でも、関東を押さえれば、最終的には取り返せるはず。
景勝や兼続は、もしかしたら三成たち西軍の勝利をどこかで疑っていたのだろうか?それとも、勝てると思っていたのだろうか?
本当に謎だよ。
ドラマについて
最後に、NHKの大河ドラマについて、、、
一応ね。観てはいますけどねー。
妻夫木という役者が悪い訳ではないけれど、でもなぁ。。。このまま50代まで彼に演じさせるのか?大丈夫なのか??
戦国武将のイメージではないんだよな~。兼続というより、三成じゃね?