2024年5月25日、鹿島アントラーズはコンサドーレ札幌のホームに乗り込み、2024年J1第16節を戦いました。
5月は序盤の山だ!
そう思っていたが、苦手意識のあった広島と神戸に連勝!
しかし、町田には敗れてルヴァンは早くも敗退となってしまった。
何とも形容しがたい状況の中、中2日でアントラーズの選手は北の大地へ。
ここで勝つか、引きずって負けるか・・・。
相手は今シーズン守備が崩壊気味の札幌とは言え、札幌の監督は鹿島を良く知るミシャ監督・・・。
少々、不安を抱えながらの観戦となりました。
前半、「札幌のプレーは荒過ぎないか?」そう思ってイライラが募る中、前半終了間際に、鹿島が札幌ゴールをこじ開けると、あとは、順調に点を重ねて終わってみれば快勝劇でした。
札幌戦のハイライトは
「お金を払ってでも見たいプレーがある!」を再認識できたことです。
2024年J1第16節(アウェイ)鹿島VS札幌戦の記録を残しておきます。
- 2024年J1第16節(アウェイ)鹿島VS札幌戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
- 2024年J1第16節(アウェイ)鹿島VS札幌戦の試合内容と感想
- 2024年J1第16節(アウェイ)鹿島VS札幌戦を視聴して感じたこと
- アントラーズの次の試合はリーグ第17節・横浜FM戦!
- まとめ
2024年J1第16節(アウェイ)鹿島VS札幌戦の試合結果、及びスターティング&交代メンバー
鹿島 3-0 札幌
前半40分 名古 新太郎
後半10分 名古 新太郎
後半42分 チャヴリッチ
スターティングと交代メンバー
GK1 早川 友基
DF2 安西 幸輝
5 関川 郁万
32 濃野 公人 ⇒後半46分16 須貝 英大
55 植田 直通
MF13 知念 慶
25 佐野 海舟
30 名古 新太郎 ⇒後半25分14 樋口 雄太
33 仲間 隼斗 ⇒後半25分10 柴崎 岳
36 師岡 柊生 ⇒後半11分7 チャブリッチ
FW40 鈴木 優磨 ⇒後半46分27 松村 優太
12節の柏戦から54試合連続で同じスタメンとなりました。
まあ、結果が出ているメンバーを、変える理由は確かにありません。
そして、柴崎岳が戻ってきました。
ようやく、10番を背負う漢が・・・
2024年J1第16節(アウェイ)鹿島VS札幌戦の動画ハイライト
先制点の一連の流れは本当に美しい。
パスが途切れることなく繋がり、しかも、個々のアイデアも満載で、相手GKの好守すらうも素晴らしい先制点への布石にしかならない・・・。
そして名古の2点目。
素人には、あのシュートの弾道が凄すぎる。よくぞちゃんと決めるものだ。
トドメはチャッキーの技術の高さが凄いけど・・・
きっとほぼ全ての鹿島サポが、アシスト後の樋口のホッとした表情に目を奪われたはず・・・。
勝利した試合のハイライトは何度でも見たいものですね!
2024年J1第16節(アウェイ)鹿島VS札幌戦の試合内容と感想
町田戦には帯同しなかった知念ですが、練習には普通に参加しているようなので大丈夫だとは思いつつも気にしていました・・・
が、スタメンに名を連ねて一安心しました。
そして背番号10!
ベンチからのスタートになりましたが、どんなプレーを見せてくれるのかワクワクしていました。
前半総括:札幌、プレーが粗過ぎないか?
荒いではない。
粗いである。そして酷い。
再三に渡って、アフター気味のファウルが多く、怪我をしないかと心配。
相手のプレーで肝を冷やしたのは、スパチョークのループ。
あれが決まっていたら違う展開になっていたかもしれない。
それでも、前半41分に名古が「見事」な先制弾を叩きこんでリードして前半を終えました。
後半総括:柴崎岳の凄さと樋口の安堵した顔
後半に入ると、鹿島の勢いは益々強まり、一方の札幌の迷走感は強くなり、あともう一点、早目に獲れば試合は決まると思っていた矢先に・・・。
優磨のプレスが相手のミスを誘い
名古が冷静にゴールへ蹴り込んで追加点をゲット!
勝負ありとなったところから、樋口と柴崎を投入!
交代で出てくる選手が樋口と柴崎と言うのは、相手からしたら本当に嫌だろう。
プレシーズンで怪我をしてしまい、先のルヴァンでようやく復帰。リーグ戦はこの日の札幌戦が初出場でしたが、柴崎岳は柴崎岳でした。
ボールを受けた瞬間、安西が縦へ行くのを見据えた縦パスが出しました。
本当に「サーッ」って音が聞こえました。
仕上げはチャッキー!
一瞬のエアポケットのような隙をついてニアへ走り込み
見逃さなかった樋口が見事なキックを蹴り込み
優しく足首を使ってニアの隅に放り込んでいました
樋口の、安堵の笑いが印象的でした。
試合終了:試合終了
1つ、1つ、目の前の試合に勝とう!
2024年J1第16節(アウェイ)鹿島VS札幌戦を視聴して感じたこと
ルヴァン敗退のショックがどのようにチームを蝕むのか心配していたのですが、現時点でのベストメンバー達には悪い影響はなかったようです。
相手が今シーズン不調の札幌とは言え、ほとんど危ないシーンもなく、勝ちきったことは良かった。
試合を観戦して心に残った幾つかの点を残しておきます。
名古のトップ下起用
シーズン開始前には知念をボランチにコンバートした。
柴崎の怪我前から監督は考えていたようだが、柴崎の離脱でよりコンバートに力が入り、気が付くと・・・リーグ屈指のボランチマンが誕生していた。
ポポ監督は、技術のある選手はどこでも出来る・・・
と言っていた。
実際、佐野をCBで使ったり、シーズン入ってから土居をボランチに起用したりするなどしている。
とは言えだ!
やはりフィジカルが大事になるCBと、豊富な運動量と技術と献身が必要になるトップ下は、誰でも出来るポジションではないとおもっていたが・・・
そんな考えをあっという間に覆された。
名古には適性があったと思うが、それでも、これほどまでにトップ下で嵌るとは思いもしなかった。
しかも、名古がトップ下に君臨したことの最大のメリットは、優磨の仕事が限定されて攻撃により多くの時間とパワーを掛けられるようになったことだと思う。
知念をボランチ
名古をトップ下
単に試しただけではなく、ちゃんと機能させていることを考えると、ポポ監督の能力は卓越していると感じます。
久しぶりにパス一本で声が出た
本当に声が出ました。
いや、立ち上がりました。
それほどに凄い光景でした。
あのようなパスはスタジアムで観たい。
テレビの画面越しではなく、生で見たいと心から思いました。
柴崎岳
本人だって多少なりとも不安はあったはずなのに、飄々と試合に出て、パス、ラン、デュエル、指示、どれも一味も二味も違いました。
カシマスタジアムに行かなくては!
スタジアムで彼のプレーを観なくては!
やっぱり柴崎はプレーで人を呼べる選手です。
関川、そこは超早いのね・・・
前半の札幌のプレーは本当に粗くて、粗くて、酷かった。
さらに札幌の30番は無礼でもあった。
思いっきり安西の足を刈り取っておきながら、比較的温厚な安西が怒ったら、謝るどころか逆ギレする始末でした。
一部始終を見ていた札幌の荒野がすっ飛んできて30番を突き出して、安西を宥めていることからも、どれだけおかしな態度が判るもんです。
本当に腹立つプレーだったよなぁ・・・
と思って、daznを見返していていたら、あることに気付きました。
安西が蹴られて怒って詰め寄る時には、メインスタンド側からのカメラで、鹿島のCBは映っていません。
でも、暫くしてグラウンドのカメラに切り替わり、荒野が安西を宥めに入った直後、画面に背番号「5」が突撃してきます笑
相手に掴みかかるような勢いの関川を、今度は知念が押さえて引き離していました。
何かあったら一番に駆け付ける!
彼のチーム愛と闘争心の強さに感心しつつ、こういう時の俊敏性をさらにもっと活かしたらなぁ~なんて思ったりしました。
何にせよ、愛すべき我らが5番の姿にほっこりしました。
アントラーズの次の試合はリーグ第17節・横浜FM戦!
先日のACLの決勝は衝撃でした。
ここまでの横浜FMの勝ち上がり方と戦い方を見ていると、マリノスの優勝はほぼ確実ではないか・・・
そんな風に思っていたのですが、恐るべき結果でした。
確かに、審判のレフェリングには思うところもあります。
ですが、アルアインの1つ1つのプレーの速さ、強さ、正確さ、色んなモノがJとは違うレベルでした。
戦い方と相手の調子次第では第1戦のように勝利を掴めるのでしょうが、かなりレアなケースだったのだと感じました。
今のところ鹿島はACLに出るのでも苦戦していますが、今後出場して再びアジアの頂点を目指す際には、西アジアのチームと対戦で苦労しそうな気がします。
まあ、それはともかく、相手の横浜FMはほぼ満身創痍です。
土曜の夜にサウジで試合をして、中3日の5/29にホームでリーグ柏戦、中2日の6/1に鹿島と国立でリーグ戦です。
鹿島としてはオリ10仲間のマリノスに敬意を表しつつも全力でぶつかり、そして、しっかりと勝点3を頂かなくてはいけません!
まとめ
5月は日程がかなりタイトになり、相手もここ数年鹿島が苦手にしてきたチームが多く、試練の月になると思っていたのですが・・・。
7戦5勝1分1敗(負けはルヴァン)
と、素晴らしい結果で終えた。
チームの完成度としてはまだまだかも知れません。
しかし、明らかに攻撃の形が増え、そして結果にも繋がっており、選手達がとても自信を持ってプレーしている様子が見て取れます。
よって、今のチームにとって怖いのは、怪我とカードの累積です。
フィジカルメンテナンスをしっかりとして長期離脱を防ぐとともに、メンタルメンテナンスもして不必要なカードを貰わないようにして欲しいと願います。
1つ1つ試合に勝って
最後に皆で笑いたい!
頑張れアントラーズ!!
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