2018年9月23日、鹿島アントラーズは札幌の地で2018年J1第27節を戦いました。
9月6日の未明に北海道を襲った大地震に対し、両チーム喪章を腕に付けて試合に臨みました。コンサドーレとしても負けられない試合でしょうが、鹿島にとっても、そして札幌出身の西にとっても、負けられない試合です。
両チームの想いが、真っ向からぶつかった試合。
2018年J1第27節(アウェイ)、鹿島VS札幌戦を振り返ります。
2018年J1第27節(アウェイ)、鹿島VS札幌戦の試合結果とスターティングメンバー
鹿島 2-0 湘南
前半24分:遠藤 康
後半3分:鈴木 優磨
★優磨は自身初のシーズン二桁ゴール!
目指し続けた金崎を追い越すためにも、もっともっと点を重ねて欲しい!
鹿島のスターティングメンバーと交代メンバー
GK1 クォン スンテ
DF 5 チョン スンヒョン
16 山本 脩斗
22 西 大伍
39 犬飼 智也
MF 4 レオ シルバ
6 永木 亮太
25 遠藤 康 →後半25分 30安部 裕葵
32 安西 幸輝
FW 8 土居 聖真 →後半43分 14 金森 健志
9 鈴木 優磨 →後半38分18セルジーニョ
この先の日程を考えると、大胆なターンオーバーをして欲しいと思っていたのですが、大岩監督の選択は可能な限りのベストメンバーでした。
私的には、山本と安西の両選手を疲弊させてしまうのは、左サイドのバックアップを考えると不安を感じてしまいます。
この日の試合では、安西を出場させたことが勝利に繋がったと言えるのでしょうが、この先の連戦を考えると不安でしかありません。
2018年J1第27終了時点(4チームは26試合)での順位
(この日戦った札幌を含めて4チームは1試合少ないのですが)
ついに4位!
ACL出場権の3位以内まであと一歩です。
しかし・・・
今年のJ1は史上初の大混戦だと思います。
3位FC東京は勝ち点43、10位の清水は勝ち点34・・・
8チームには3位以内のチャンスが残っていると思います。
とにかく、鹿島としては残り7試合、全勝で終える覚悟で挑んで欲しい。
鹿島VS 札幌戦の試合内容
マカオで戦ったACL準々決勝から中4日。
日本国内での連戦ではありません。
海外への遠征を終えたチームの状態はどうなのか?
とても気になっていました。
試合開始、疲れが残っているはずの鹿島の選手たちですが、試合序盤から身体のキレを感じさせる良い動きをしていました。
一方の札幌ですが、前節の川崎F戦での0-7の大敗の影響はそれほど感じられませんでした。
試合序盤、一進一退。鹿島の方がシュートまで持ち込めていますが、札幌もチャナティップと右サイドを基点に何度か鹿島ゴールに迫ります。
前半2・7分、土居がシュートするも決められず。
前半14・15分、鹿島が連続でチャンスを得るも、シュートは決まらず。
前半16分、右サイドの白井が抜け出してフリーとなるもトラップが大きくなり助かる。
前半24分、鈴木のピンポイントのクロスに走りこんだ遠藤が右足ボレーを決める!
鹿島、先制!!
鹿島先制後、徐々に鹿島が試合をコントロールし始める。
前半31分、鈴木がGKと1対1となるも、必死に戻ったDFにブロックされる。
前半後半、札幌がボールを支配するが、鹿島の選手が最後だけは自由にやらせずシュートまで持ち込めない。
後半開始、鹿島の方がエンジンのギアを上げて後半に突入。
後半3分、安西がペナルティにドリブルで進入。札幌に倒されてPKゲット!
鈴木が冷静に決めて鹿島が待望の追加点!
後半6分、一瞬の隙を突かれて都倉にゴール前でボールを持たれるが、犬飼とスンテのブロックでゴールを許さず。
後半18分、土居、この日4回目の決定機を逃す。
後半中盤、札幌が選手交代を行いながら必死に鹿島のDF陣を崩そうとするが、犬飼とスンヒョンを中心にした鹿島の守りは崩れない。
後半36分、レオシルバのミドルは相手GKのファインセーブに防がれる。
レオもこの日はミドルを3本放っているが決めきれず・・・。
後半終盤、鹿島らしく、最後まで手を抜かずに時間を使い続け・・・
試合終了、鹿島が2-0で勝利!
鹿島VS 札幌戦の動画ハイライト
土居が1点でも決めておけば、随分と楽な展開になったはず。
1点目の鈴木のアシストは見事です。
鹿島VS 札幌戦を観て感じたこと
試合中に感じたことを3つ書いておきます。
攻撃面で1つ、守備面1つ、チームに関して1つ、です。
とにかく、決定力を上げましょうよ!
この日の札幌戦は、もっと楽に勝負を決められたと思います。
- 土居選手には4回
- レオシルバ選手には3回
- 鈴木選手には2回
- 遠藤選手には1回
少なくともこれだけの決定機はありました。
特に土居さん!
頼みますよ、本当に!
何度もこのブログで書いていますが、決定力の向上を早急に行って欲しいです!
犬飼!踏ん張れ、頑張れ、レベルアップするんだ!
ACLに続いて無失点なので、喜ぶべきなのでしょうが・・・。
でも、プレーを観ていてどうしても気になる点が2つあります。
1つはヘディングの向上。
何で、クロスにかぶったり、または後にヘディングするの?
練習あるのみだと思います。
もう1つは、ファウルしないで相手を止める。
後半、ジェイと競り合ったとき、端から首投げみたいになっていたよね?
ファウルせずに、もしくはあからさまなファウルをせずに、相手と競り合って止める技術を磨いて欲しいです。
絶対に出来る!
踏ん張れ!!
ようやく鹿島が戻ってきた!
今シーズンはずーっと・・・
先制した後に安心して観ることが出来ませんでした。
バタバタと落ち着きがなく、失点を重ねるシーンが多かったです。
しかし、ここ最近の試合では、ようやく鹿島らしい固い守りが戻ってきたように感じています。
これは、CBやGKだけではなく、FWからGKまでの連動した守りが出来ているのだと思います。
だから、攻撃にもリズムが出る。
最近の試合で点が取れているのは、守備の改善が理由ではないでしょうか?
鹿島の今後について
悲願のALC制覇に向けて階段を1つ上がったら、地獄の9・10月連戦がさらに地獄になってしまいました。
さらに、来週水曜の天皇杯・広島戦や10月上旬に予定されているルヴァン・横浜FM戦にも勝つと、前代未聞の日程に突入する気がします・・・。
ですが!
鹿島の辞書には「負けても良い試合」は載っていません!
選手、スタッフ、そしてサポーターが三位一体となって勝ち進むのみです!!
鹿島の今後の日程について
とにかく、選手が怪我をしないように、気を配って欲しいと思います。
- 【天皇杯】4回戦 9月26日(水)
ホーム 広島 19:00 - 【リーグ】第28節 9月29日(土)
アウェイ 神戸 16:00 - 【リーグ】第29節 10月7日(日)
ホーム 川崎F 13:00
※このあと、日本代表ウィークになり、リーグは10/20までお休みです。 - 【ACL】準決勝第1戦 10月3日(水)
ホーム 水原三星 19:00 - 【ルヴァン】準決勝第1戦 10月10日(水)
ホーム 横浜FM 19:00 - 【ルヴァン】準決勝第2戦 10月14日(日)
アウェイ 横浜FM 14:00 - 【リーグ】第30節 10月20日(土)
アウェイ 浦和 16:00
※このあと、リーグ戦は約2週間休みだけど、その他の試合が盛り沢山! - 【ACL】準決勝第2戦 10月24日(水)
アウェイ 水原三星 19:00
さらに・・・
※天皇杯を勝ち上がると、準々決勝・甲府戦は10月24日(水)に予定されてますが、この日程は変更となるはず。
※ルヴァンを勝ち上がると、決勝は10月27日(土)に開催予定。 - 【リーグ】第31節 10月31日(水)
ホーム C大阪 19:00
★日程変更に協力してくれたセレッソさんには感謝!
この後・・・
※ACLの決勝が11月3日(土)、10日(土)に開催予定。 - 【リーグ】第32節 11月10日(土)
アウェイ 柏 14:00
★鹿島はACL決勝に進出します!ので、第32節は11月6or7に開催予定です。
日程を書いているだけで、クラクラしてくる日程です。
まとめ
ルヴァン準々決勝VS川崎F戦、第26節VS湘南戦、ACL準々決勝VS天津戦、第27節VS札幌戦・・・
4連勝したリズムは大事にして欲しい。
そして、中2日(来週水曜)で行われる天皇杯4回戦(広島)に繋いで欲しい。
1年に3回も同じチームに負ける訳にはいきません。
鹿島はやっぱり強い!
そう、他のチームに思わせるためにも、連勝の勢いを維持して挑んで欲しいです。
コンディションを整え勝利を目指せ!
勝ちに行こうぜ、アントラーズ!!
↓オススメの鹿島アントラーズブログランキングはこちらへ!