lands_end’s blog

未破裂脳動脈瘤との闘いをコーギーに癒され暮らしています。鹿島アントラーズの応援と読書に人生の全てを掛けている40代の徒然日記です。

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未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院3日目。術後2日目の午後から痛みが酷くなる~



この一連の記事は、2015年春に見つかった未破裂脳動脈瘤を、
2016年春に『開頭クリッピング手術』を受けて治療した闘病記録です。

前回の記事は、手術翌日の昼に、通常の病院食が出た件についてまとめました。

未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院3日目。昼飯が出たけど・・・食えるか!!~ - lands_end’s blog

今回の記事は、手術翌日の午後から、痛みが酷くなり始めた件についてです。

この時点ではまだ点滴をしていましたので、痛み止めは摂取していました。
それにも関わらず、痛みを感じ始めた理由について、また、どんな痛みを感じていたのかまとめてみます。

 

術後2日目の午後、痛みを感じ始める

吐き気があり、かつ顎の筋肉を切断して口を開ける事が出来ない状況にも関わらず、通常の病院食が昼食として提供されたため、食べた方が良いと思って無理して胃に入れたのが失敗だったのかも知れません。
食べて直ぐに胃のむかつきが酷くなり吐きました。
2時間くらいに渡って数回吐いていました。
ようやく吐き気が収まったと思ったら、あちこちに痛みを感じ始めました。

 

頭皮の切開した部分

頭皮(若干顔の皮膚も含む)は、左耳の真後ろ辺りから頭頂部に掛けて切開されています。
ただし、この傷口自体にはそれほど痛みを感じませんでした。

また、頭蓋骨も切開しているのですが、痛みは感じませんでした。

医者が言うには、「骨には痛点はないから」との事でした。
また、「頭皮も殆ど痛みを感じないから」とも言われました。

切開した部分を中心にして、「ジンジン」とした痺れを感じていました。
「ちょっと痛痒い感じ」と言うのが一番近い表現だと思います。

 

切開した左側のこめかみ

頭皮を剥がし、頭蓋骨を切開し、クリッピングを行うために、上顎と下顎を繋ぐ筋肉・側頭筋を切断しています。

側頭筋 - Wikipedia

この切断された筋肉の痛みが、手術後の痛みとしては一番酷かったです。

  • 安静にしていてもこめかみ辺りがズキンズキンと痛みます
  • 熱が篭っています
  • 口を開けると激痛を感じます
  • 言葉を発すると痛を感じます
  • 痛くて顔を左に向けることは出来ません
  • 時間と共に左顔面の腫れが酷くなりました

とにかく、左側頭部全体に腫れが生じているので、頭を左側に傾けることが不可能だったのが辛かったです。
頭を真っ直ぐ仰向けか、右に傾けるしか選択肢がないのは、結構辛い状態でした。

 

左顔面の腫れと左目深部の痛み

医師からは、「切開した側頭筋の影響で左の顔面が腫れます」と、手術前にも言われましたし、術後も言われていました。そしてその通り、2日目の午後になってから、左目を中心に顔面が腫れていきました。

嫁さんが言うには、「手術直後から腫れて痛々しかった」そうですが、2日目の午後からは腫れが急に酷くなったそうです。
「怖くて正視出来なかった」と言ってました。

自分でも、明らかに顔が膨張しているのが判りました。
腫れて、熱を持っていて、かなり辛かったです。

それから、左目の深部に痛みを感じていました。
偏頭痛のような痛みに近かったです。
「ズキン、ズキン」と痛みを感じていました。

 

脂肪を採取したお腹の傷口

この痛みは全ての人に共通ではありません。
私がお腹の脂肪を採取する必要があったから感じただけです。

私の場合、おでこの辺りに広がる前額洞という空洞が人よりも巨大なため、切開した頭蓋骨を戻す際に髄液が漏れないような処置をしなくてはいけませんでした。
そのため、自分のお腹から脂肪を採取して隙間に埋めました。

採取した場所は、お臍の下数センチの場所。横一文字に5センチ程度切りました。
深く切っている訳ではないので、直ぐに傷口は塞がりました。
ただ、それでも結構痛かった。

話したり、食べたり、飲んだり、身体を僅かに動かしたり・・・
何をしてもお腹に力が入ります。
そして、その度に「ズキッ」と痛みを感じます。
安静にしている時は「ジーン」とした痛みを感じる程度でした。

 

なぜ手術後2日目の午後になって痛みが出たのか?

手術から1週間以上過ぎてから、医師に聞いてみました。
『なんで術後より2日目以降の方が辛かったのか?』
その質問に対する医師の回答は以下の通りでした。

  • 「術後は痛み止めの薬を強めにして痛覚をコントロールしてる」
  • 「そのため意識もまだらになっていると思う」
  • 「2日目からは徐々に痛み止めの量を減らしている」
  • 「そのため意識もハッキリとして来たと思う」
  • 「意識がハッキリ五感が正常に痛みを感じる」

言われて見れば確かにその通りでした。

手術日は殆ど意識がありません。うつらうつらして過ごしていました。
2日目もICUから一般病室へ移動する時にもあまり記憶がありません。

「昼食の病院食があまりに普通で驚いた!」頃から意識が覚醒している感じです。

そして、これ以降、1週間くらいの間は痛みとの戦いでした。
ちなみに、点滴は手術3日目の午前中まで付いていました。

 

次回の記事は、ちょっと汚い話になってしまいますが、手術後の下半身の生理現象がどうなっていたのかまとめてみることにします。

次回『未破裂脳動脈瘤と闘う ~入院3日目。手術後のトイレ事情はどうなっていたのか?~』

 

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